至誠堂
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至誠堂(しせいどう)とは明治時代に創業された日本出版社である。
概要

1895年(明治28年)に加島虎吉が日本橋人形町に貸本業を創業、取次や販売業とその手を広げ、1899年(明治32年)ころから出版業を始めている。木版口絵を付けた本は少なかったが、鏑木清方公文菊仙の作品が見られる。

大正14年(1925年)5月7日、東京書籍業組合に幹事および評議員の辞任を表明、破産を宣告した。

なお、上記の社とは別に、戦後に出版活動を行ったと思われる、同名の出版社「株式会社・至誠堂」が2社ある。

東京都文京区目白台(至誠堂選書・至誠堂新書などを刊行。また書店・株式会社至誠堂書店も同住所にある)

東京都中央区日本橋本町(木製品・印刷出版・事務用品を扱う。)

出版物

村上浪六 「雪だるま」 1905年 口絵は鏑木清方

村上浪六 「元禄忠魂録」 1912年 口絵は公文菊仙

脚注



参考文献

山田奈々子 『木版口絵総覧』 文生書院、2005年

関連項目

誠文堂新光社 - 至誠堂の社員だった小川菊松が独立して創業した小取次の誠文堂が母体。


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