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自転車競技(じてんしゃきょうぎ、英: Cycle sport, Bicycle racing)は、主として人力のみによって推進される自転車を用いて行う競技(スポーツ)である。
自転車競技場という用語があるが、この施設は本稿で示す自転車競技全般を行う施設という意味ではなく、後述の「トラックレース」を専門に行う施設を示す。 主に競走による着順や所要時間、得失点などで順位、勝敗を決する。 種目は長距離から極短距離、走力が問われるものから高い技能が要求されるもの、球技など多様であるが、全て競技開始から終了まで人と自転車が一組として進行消化するのが共通する原則であり、これは例えば競走種目のフィニッシュ直前で自転車が乗車走行不能となった場合、これを放棄して選手だけが単独でフィニッシュ線を通過しても無効である事を意味する。また、競技内容の一部に自転車が要素として含まれているだけのスポーツ[注釈 1]は自転車競技として扱われていない。 オリンピック実施競技であり、世界選手権及び年間シリーズ戦が各種目個別に毎年行われている。プロフェッショナル化も早くから進んでおり、これらは国際自転車競技連合(UCI)により統括、整備されている。 現在まで記録に残っている最古の自転車競技はパリ郊外のサンクルーで1868年5月31日に行われた1200mのレースとされている。勝者はジェームズ・ムーア
概要
歴史が望まれています。
1876年に現存する最古の自転車ロードレースとされているミラノ?トリノの第一回大会が開催された。
1885年に安全型自転車、1888年には空気入り自転車用タイヤが続々と開発され、現在の自転車の原型がほぼ完成。これにより自転車自体の利便性が向上し競技人口の劇的な増加を果たすこととなる。
1893年、アメリカ合衆国のシカゴで、第1回の世界選手権自転車競技大会が開催された[注釈 2]。1896年には近代オリンピックの第1回大会がアテネで開催。自転車競技のロードレース、トラックレースは共に正式種目として採用された。夏季オリンピックにおいては現在まで必ず自転車競技は正式種目として採用されている。オリンピックの自転車競技も参照のこと。 UCIが管理する世界選手権種目の大きな括りとして8種目があるが、細分化により種目の中においてもUCIが管理していない競技がある。またUCI以外の団体が管理している種目もある。 道路上で走力を競う競技であり、特別に閉鎖又は交通規制した公道(マラソンや駅伝競走と同様に行う)や、一般交通から隔離された永久周回道路などで行われる。 基本的にレース距離は決められておらず、300km近いプロレースから数キロのホビーレースまで幅広い。 競技方式は、参加選手全員が一斉にスタートし予め決められたフィニッシュ線での着順で決勝する方法や、参加選手が一定時間差で個別にスタートしフィニッシュ線までの所要時間で決勝する方法などがある。また、2日間以上の日程で前記2方法を取り入れた2レース以上の合計所要時間などで決勝する方法もある。 角丸長方形で直線部に緩く曲線部に険しく内方へ横断勾配が付いた専用走路(日本ではバンクとも呼ばれるが国際的にはトラックと呼ばれる)で走力を競う競技である。 競技種目は非常に多く、1000m以内の距離をマッチレースで着順決勝する方式から、数万メートルを多人数で同時に走り規定周回毎の発着線通過順で獲得する得点合計で決勝する方式まで多岐に渡る。また、異なる種目を複合し合計成績で決勝する方式もある。 使用できる自転車はトラックレーサーに限られる。 主に未舗装の道路でマウンテンバイクと呼ばれる特殊な自転車を用いて行う競技である。
競技の種類
ロードレース詳細は「ロードレース (自転車競技)」を参照
トラックレース詳細は「トラックレース」を参照
マウンテンバイク詳細は「マウンテンバイクレース」を参照