自衛隊大規模接種センター(じえいたいだいきぼせっしゅセンター)とは、日本国内での新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大に際し、2021年(令和3年)4月から同年11月30日まで東京都と大阪府に設置されていた臨時の新型コロナウイルスワクチン接種会場である[1]。一時閉鎖後、2022年(令和4年)1月31日(大阪会場は同年2月7日)から2023年(令和5年)3月26日まで、自衛隊大規模接種会場として設置された[2][3][4][5][6][7]。 名称はそれぞれ自衛隊東京大規模接種センターと自衛隊大阪大規模接種センター[8]。東京センターは大手町合同庁舎、大阪センターは大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)に設置された[9]。予約受付は予約専用ウェブサイトもしくはLINE、電話からとなっている[10]。2021年4月27日に菅義偉内閣総理大臣と岸信夫防衛大臣から出された指示に基づき、自衛隊が設置し、運営している[11]。モデルナ製「COVID-19ワクチンモデルナ筋注」が接種に用いられる[12][13]。当初、東京会場については、東京都をはじめ、埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県居住者のうち、大阪会場については大阪府、京都府、兵庫県の2府1県居住者のうち、「65歳以上」で自治体より送付された接種券を持つ人を接種予約の対象としていたが[14][15]、徐々に拡大され、6月10日には対象地域を全国に[16]、6月16日には対象年齢を「18歳以上」に[17]、9月30日には「16歳以上」として予約受付を拡大する[18][19]。また、電話予約も当初は受け付けていなかったが[14]、6月26日から可能となった[10]。 設置・運営期間は当初、「8月23日まで」だったが[20]、7月21日、「9月25日頃まで」に延長され[21]、9月2日、「11月30日まで」に延長された[22]。1回目の接種は10月23日に終了し、10月24日以降は既に自衛隊大規模接種センターでモデルナ製ワクチンの1回目の接種を受けている人々を対象に2回目の接種のみを行う予定である[23][24][25][26][27]。
概要