自衛隊南スーダン派遣(じえいたいみなみスーダンはけん)は、2012年1月から2017年5月までの国連南スーダン共和国ミッション (UNMISS) への、自衛隊法第84条の4第2項第4号及び国際平和協力法に基づく自衛隊の約5年間の海外派遣。国連PKO局と潘基文国連事務総長による南スーダンへの自衛隊派遣要求を受けて2011年8月8日に民主党の菅直人首相が派遣を表明、野田佳彦首相の時に派遣されて、自民党の安倍晋三首相の時に撤収した[1][2] [3]。目次 包括的和平合意
1 現地の治安と衛生状態
2 沿革
2.1 2011年
2.2 2012年
2.3 2013年
2.3.1 内戦の発生と大韓民国国軍部隊への銃弾提供
2.4 2014年
2.5 2015年
2.6 2016年
2.7 2017年
2.7.1 日報隠蔽問題
2.8 2018年
2.9 2019年
2.10 2020年
3 司令部等要員の任務及び規模
4 派遣部隊の任務と規模
5 派遣先国
6 装備品
7 役務機材
8 備考
9 関連項目
10 脚注
11 外部リンク
現地の治安と衛生状態
自衛隊の参加が検討された際に、防衛省は現地の治安を不安視していたが、国連平和維持活動 (PKO) 参加を外交カードとしたい外務省が押し切った経緯がある[4]。
独立したばかりの南スーダンでは、道路はほとんどが未整備で、部族間の抗争も頻発しており、マラリアなどの病気の危険も高い。テレビ朝日は、これまでの自衛隊のPKO活動の中でも最も過酷と紹介している[5]。
沿革
2011年
7月8日に国連安保理において、南スーダン独立後の「地域の平和と安全の定着」及び「南スーダン共和国の発展のための環境構築の支援等」を任務とする国連南スーダン共和国ミッション (UNMISS) を設けることを定めた決議第1996号が全会一致で採択された[6]。