この項目では、海上自衛隊のC4Iシステムについて説明しています。自衛隊のC4Iシステムの概要については「自衛隊のC4Iシステム」をご覧ください。
本項では、海上自衛隊が配備しているC4Iシステムについて述べる。
目次
1 概要
2 作戦級システム
2.1 衛星通信
3 戦術級システム
3.1 第一世代
3.1.1 NYYA-1
3.1.2 OYQ-1/2
3.1.3 OYQ-3
3.2 第二世代
3.2.1 OYQ-4
3.2.2 OYQ-5
3.2.3 OYQ-6/7
3.3 第三世代
3.3.1 OYQ-8
3.3.2 OYQ-9
3.4 第四世代
3.5 対潜情報処理装置
3.6 潜水艦指揮管制装置/情報処理装置
3.7 掃海艇情報処理装置
4 業務系システム
5 参考文献
6 関連項目
自衛隊のC4Iシステムは、指揮統制に使用される指揮システムと、補給・人事など後方支援に使用される業務系システムの2つの系統がある。 指揮システムのうち海上自衛隊の各階梯で運用されるものでは、戦略階梯で運用される海幕システム、作戦階梯で運用されるMOFシステム、戦術階梯で運用される各種戦術情報処理装置や戦術データ・リンクがある。 海上自衛隊は、戦術級C4Iシステムを先行して導入する一方で、艦隊の指揮・統制に重点を置いた作戦級システム(CCS: Command and Control System)の研究を進めていた。ここで構想されたCCSは、意思決定支援システムとしての要素が強く、情報の記憶・整理と、情勢認識の支援を担当して、自衛艦隊司令部での部隊指揮を効率化するためのものであり、その名のとおりに、C4IシステムというよりはC2システムで、コンピュータや通信・情報といった概念は含まれていなかった。
概要
作戦級システム海上作戦センターがある自衛艦隊司令部方面部隊センターの一つがある横須賀地方隊対潜水艦戦作戦センターの一つがある鹿屋航空基地「ありあけ」。NORA-1のアンテナはレドームに収容され、艦橋両脇に設置されている。「ひゅうが」。上部構造物前方にNORA-7、後部煙突前面にORQ-1C、側面にNORQ-1のレドームが設置されている。