自称
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「わたし」はこの項目へ転送されています。柴田淳のアルバムについては「わたし (柴田淳のアルバム)」を、福田花音アンジュルム)の楽曲については「出すぎた杭は打たれない/ドンデンガエシ/わたし」をご覧ください。

一人称(いちにんしょう)とは、人称の一つで、話し手自身を指す。自称とも呼ぶ。一般にの区別がある。
目次

1 代名詞

1.1 包括形と除外形


2 動詞

3 日本語

4 中国語

4.1 現代中国語

4.2 職業

4.3 ネット俗語

4.4 古代中国語

4.4.1 君王貴族

4.4.2 官員

4.4.3 その他


4.5 謙譲

4.6 尊大


5 尊厳の複数

6 一人称小説

7 関連項目

代名詞

を持たない言語でも、一般に人称代名詞は数の区別をすることが知られている。特に一人称代名詞は、少なくとも単数と複数の区別がある。日本語も数を持たないが、「私」と「私たち」は厳密に区別する。
包括形と除外形

言語によっては、一人称代名詞の複数や双数で、聞き手を含むか否かを区別することがある。聞き手を含むものを包括形(: inclusive)、含まないものを除外形(: exclusive)と呼ぶ。ベトナム語では、chung taが包括形、chung toiが除外形である。トク・ピシンでは、yumiが包括形、mipelaが除外形である。

完全に二分されず、一方が曖昧な場合もある。例えば普通話では、「我? (我們)」は包括・除外どちらも指すが、「?? (?們)」は包括のみである。
動詞

インド・ヨーロッパ語族アフロ・アジア語族などの諸言語は、動詞は人称により変化する。
日本語

日本語は文法的にはっきりと名詞と区別される代名詞を持たない上、包括形と除外形の区別も無い点では、特異である。一人称代名詞の一覧については「日本語の一人称代名詞」を参照
中国語

中国語のうち、普通話では一人称単数代名詞が「我」、複数が「我們(我?)」であるが、他の言語(方言)や文語では種々の代名詞がある。
現代中国語

我(一人称単数):もっとも一般的な一人称。
普通話広東語呉語?南語客家語(?、涯とも書かれる)など、広く使われる

我們(排他的複数) - 普通話、広東語(我?とも書かれる)

?(包括的複数): 普通話、?南語

?們(包括的複数):「?們」は通常聞き手や読み手を含み、「我們」は含むことも含まないこともできる。なお、中国東北部方言では、?們は我們に等しい。

本人(フォーマル):多く文章語に用いられる。

人家:多くは女性が使う。甘えていたりふざけているようなニュアンスがあり親密な関係を暗示する。古くは中性であった。三人称としても使う。日本語の「まったく、人の気持ちも考えないで」という時の「人」に近い。

阮(排他的複数)- ?南語、本来の漢字は「我」[要出典])

?(包括的複数)-;東北の方言で単数とも

儂 - 呉語?南語福州語(他の地区では一人称でないこともある)

我、我米(我麼:晋語

阿拉(複数) - 上海語

吾 - 呉語などの方言に見られる


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