自律型無人潜水機
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この項目では、自律型の無人潜水機について説明しています。遠隔操作による無人潜水機については「ROV」をご覧ください。
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この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2012年10月)
Bluefin ロボティクス社の自律型無人潜水機外部からの制御を伴わず自立航法するように設計されたBlackghost AUV

自律型無人潜水機(じりつがたむじんせんすいき、英語: autonomous underwater vehicle, AUV)は、遠隔操作を必要とせず、機器本体が自律的に状況を判断して、全自動で潜航できる無人潜水機(UUV)[1]。自律型無人潜水艇とも称される[2]
概要

状況に応じて、決められた潜航ルートからの逸脱や緊急浮上などの判断を行うことができる能力を持っており[1]、これは蓄電池燃料電池や閉鎖型内燃機関を動力として深度6000mで活動する物もある。推進装置と動力源の発達により活動距離と時間が伸びた。AUVは天候の影響を受けず、24時間の調査も可能であるほか自律制御が可能なため、省人化・省力化・複数機運用によるコスト削減が見込まれる。また遠隔操作用のケーブルが不要のため大水広範囲の調査も可能である。
歴史

初期のAUVがマサチューセッツ工科大学1970年代に開発された。それらの一つがMITのHart Nautical Galleryに展示されている。同時期にAUVはソビエト連邦でも開発された(その事は後に明らかになった)。それらは水上からオペレータもしくはパイロットが制御する遠隔操作無人探査機(ROV)とは異なる。
用途
商業

石油資源開発において、積極的なAUVの開発・運用が行われている。石油プラットフォーム海底パイプライン等の建設前の適地選定では、従来大型船等を利用していた調査にAUVを活用することで、大幅なコスト削減が可能である。またパイプラインを点検するAUVも開発されている。

同様に海底ケーブルや洋上風力発電の適地選定・点検・修理にも使用される[3]
科学調査・研究

既存の石油ガス資源に加え、メタンハイドレートマンガン固塊レアアース等の海底鉱物資源の探索や採鉱時の環境モニタリンングにAUVが使用されている。また海洋環境・鯨や魚類の生態調査をより人員に依存せず、効率的に実施するためも活用されている。AUVには多種多様なセンサーを元素や化合物の濃度、光の減衰や反射や微生物の存在を測定する為に搭載可能である。

日本では海洋研究開発機構が、「ゆめいるか」「じんべい」「おとひめ」「うらしま」を海底地形調査や海底鉱物資源調査に使用している。
趣味

多くのロボット愛好家達がAUVを趣味として製作する。複数の競技会が存在し、これらの自家製のAUVが目標を達成する為に互いに競う。市販されている同種の潜水機のようにこれらのAUVはカメラやセンサーを備える。限られた資源や経験不足の結果、趣味で作られたAUVの大半は運用深度、耐久性において洗練された市販の機種に及ばない。最終的にこれらのAUVは通常は海洋では運用されず大半はプールや池で運用される。単純なAUVはマイクロコントローラー、PVC耐圧容器、自動ドアロックアクチュエータ、注射器継電器を使用して製作可能である[4]
軍事詳細は「自律型無人潜水機#軍用AUV」を参照

典型的な軍用のAUVの用途は機雷の敷設状況や沿岸域の防衛領域での未確認物体の把握である。AUVは同様に対潜水艦戦や有人潜水艦の哨戒にも使用される。
機体の設計

100以上の異なるAUVが過去50年あまりの間に設計されたが[5]、しかし、有意な数の販売の実績のあるのは数社に限られる。AUVを国際的な市場で販売するこれらの会社はKongsberg Maritime, Hydroid (現在はKongsbergによって所有される), Bluefin Robotics, International Submarine Engineering Ltd.とHafmyndを含む約10社である。

機体の大きさは人が携行出来る軽量のAUVから全長10m以上の大型の機種まである。かつて軍用と商業用で一般的だった小型機は現在人気を失いつつある。これはAUVの運用効率を高める為には長航続距離と長期間の運行が必要でその為にはより大型の機体が必要であるとの認識が受け入れられてきたからである。しかし、小型軽量のAUVは廉価なので現在も予算の限られる大学等では一般的である。

Bluefin や Kongsbergを含むいくつかの製造会社は政府の支援の恩恵を受ける。市場は3分野に分類される。:科学分野(大学や研究機関を含む)、商業分野(石油とガス)と軍用分野(機雷対策、戦闘海域の準備)である。


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