自動券売機
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英国の券売機JR東日本の券売機スペインの首都マドリードにある鉄道の券売機ポーランドの鉄道の券売機チェコの券売機米国メトロノース鉄道の券売機

自動券売機(じどうけんばいき、: ticket machine、あるいはticket vending machine (TVM))とは、券類を売る自動販売機。「券」類、つまり切符チケット類を自動で売る機械のこと。扱う対象は公共交通機関乗車券特別急行券乗船券航空券のほか、各種施設の入場券食券銭湯などの入浴券といったように幅広い。
概説

1904年に英国首都のセントラル・ロンドン鉄道(現・ロンドン地下鉄)で自動券売機が導入された。1954年カナダトロント市地下鉄が開業した際、開業当初から自動券売機(トークン式)が導入されていた。1977年には米国パシフィック・サウスウエスト航空が航空機の搭乗券の自動券売機を導入した。

世界的に見ると、鉄道では国・地域によっては改札も無い駅が多数あり、その場合、乗車する人は駅付近の券売機やプラットホーム上の券売機で乗車券を購入し、乗車後に車掌が乗車券を持っているかどうか確認に来る、持っていないと乗車券を購入する(しばしば、ペナルティ金を加算させられる)という方式を採用している路線も多い。世界的に見ると、長距離列車の場合は窓口発券が一般的とはいえ、駅構内に指定席券売機を置く鉄道事業者もある。

鉄道以外にも幅広い業種・施設に券売機は普及し、21世紀においては現金だけでなくクレジットカードICカード電子決済で支払える機種もある。他の自動販売機と同様に、紙幣硬貨のデザインや材質が変更される場合は、新しい紙幣・通貨に読み取れるようにする費用が事業者に重い負担になることもある。日本で2024年7月に予定されている新紙幣発行に対応した飲食店用券売機の費用は1台100万円以上が多いと報道されている[1]
ヨーロッパの自動券売機
フランス

フランス国鉄(SNCF)の駅では、操作により座席指定のあるTGV等の列車座席予約が出来乗車券等を発券するタッチパネル式指定席券売機が早くから導入されている。かつてのものはクレジットカードの他現金払いにも対応していたが、硬貨のみを使用可で紙幣を使用出来ず、現在設置のものはクレジットカード決済のみに対応する。画面表示の言語フランス語の他英語等の表示も可能である。指定席券売機の操作で座席を予約して購入することだけで無く、かつてはミニテルで、現在ではインターネットでクレジットカード決済による列車の座席予約ののち、乗車前に駅の指定席券売機で予約番号などを入力した後で当該切符を受け取ることもできる。

フランスのSNCFの券売機

フランスのDelle駅の券売機

パリの地下鉄の券売機

イタリア

トレニタリア(イタリア)が駅構内にタッチパネル式の長距離切符用券売機を設置し、DBやSNCFのそれらと同様、利用者が画面表示の言語(イタリア語から英語などへの切替)や発駅、着駅、乗車日、時間帯、乗車する列車、等級、座席予約が任意の列車でのその有無(ユーロスター・イタリアなど全車全席指定の列車を選択した場合はこの限りでは無い)等を選択する。座席予約が任意の列車でのその場合と座席予約を要する(全車全席指定の)列車選択の場合には座席の位置(窓側か通路側か等)を選択可能。クレジットカード決済のみに対応する機器だけで無く、現金・クレジットカードいずれの決済にも対応する機器もある。

トレニタリアの券売機

ドイツ

ドイツ鉄道(DB)の駅に設置されているタッチパネル式の長距離切符用券売機では、発駅から着駅への移動について、列車種別ICEIC等)の選択のほか、経路では通常多く利用される経路以外も選択出来、車両や座席の等級(一等か二等か)、座席予約を行なうか行なわないか(指定席か自由席か)も選択できる。(フランスのSNCFのTGV等の指定席券売機同様に)画面表示言語をドイツ語から英語・トルコ語等の他言語に切替えられ、また、現金決済に非対応でクレジットカード決済にのみ対応する。

また最近では、1台の券売機で切符の内容の決定と支払、発券に全て対応する方式では無く、利用者がタッチパネルで購入する切符の内容を決定して、その内容が印字されバーコードの付いた控え紙面を発行する機器と、利用者が控え紙面のバーコードを読取らせて支払を行なった後に正式な切符を発券する機器とが、それぞれ別に駅構内に設置されている方式もある。但し発券・支払専用機器では、クレジットカード決済のみならず現金決済にも対応する。前者の機器では先述の従来の券売機同様に、利用者が使用言語や発駅、着駅、列車種別、座席予約の有無等を選択する。控え紙面発行から1時間以内に、後者の機器で支払と発券を済ませなければ自動的に切符の内容と予約が取消される。

ドイツの空港のルフトハンザ航空の券売機

ミュンヘンの空港と都心を結ぶ鉄道の券売機

ドイツの鉄道の券売機

ブレーメンの「S-Bahn Bremen」の券売機

ドイツのバスの中に設置されている券売機

アジアの自動券売機
台湾

中華民国では、台湾高速鉄道台湾鉄路管理局で設置されている。台湾高速鉄道に設置されているものは、現金以外にクレジットカード、キャッシュカードの利用が可能であるが、キャッシュカードは台湾以外での発行のものは利用出来ない。台湾鉄路管理局に設置のものは、通勤電車の区間車以外の全列車が発券可能である。また、両社共インターネット予約した乗車券の受取機能もある。

台湾高鉄の自動券売機(台湾桃園駅

台北捷運の券売機

中国

中華人民共和国では、高速鉄道の一部で指定席券売機が導入されている。なお、2011年6月1日に高速鉄道の乗車券購入の際に、氏名や身分証番号を登録する「実名制」が導入されたため、広深鉄路など一部を除き、外国人は利用できなくなった(購入時に身分証明書を読み取らせる必要があり、現状では中国人の居民身分証や、台湾居民来往大陸通行証など中国政府発行のIC身分証しか認識されないため)。

中国の地下鉄の券売機

香港MTRの券売機

韓国

韓国鉄道公社に設置されている指定席券売機は、当初は鉄道会員専用であり、予約決済済みの乗車券受け取りか、クレジットカード決済(韓国発行のものに限る)による乗車券購入しかできなかったが、その後新型機を導入し、現金決済や会員以外も利用できるようになった。また、購入済みの乗車券の払い戻し機能もある。KTX京江線に導入された最新機種では、タブレットを活用して小型化し、操作画面はKORAIL予約アプリと同一の物を採用し多言語に対応、また従前利用が不可能だった海外発行のクレジットカードにも対応する。SRでも、韓国鉄道公社と同一の端末を導入している。
日本の自動券売機
日本での導入史東京駅に設置された自動券売機。10銭を入れると切符が出てくる仕掛け

1911年明治44年)1月6日の『大阪毎日新聞』によると、「自働入場券販売函」が大阪市の梅田駅に設置された記録がある。2銅貨を切穴に入れ、切穴下のボタンを右に動かすと下の出口からあらかじめ印刷済みの入場券が出てくる仕掛けで、入場券は最大1000枚ストックできるようになっていた[2]。同年9月1日からは印刷も行う「印刷販売機」が東京市新橋駅上野駅に設置された記録がある[2]。しかし、『日本国有鉄道百年史』にはこれらの券売機についての記述は見られず、使われていた期間についても不明である[2]

1926年大正15年)4月25日東京駅と上野駅において、入場券を取り扱うドイツ製のコインバー式(硬貨を入れ、バーを下に強く下げると1枚券が落ちる方式)のものが導入されたのが日本初だといわれているが、発祥は定かではない。その後、1929年昭和4年)12月21日には、コインバー式で初乗り区間とその次の運賃区間(5銭および10銭)の2種類の乗車券を取り扱うタイプも登場している。第二次世界大戦中には金属を集めるため一時撤去されるが、1951年(昭和26年)3月に再登場した。

戦後の1956年(昭和31年)頃には、それまでの手動式から電動式へと移行した[3]。当初のものは、一定金額を投入してレバーを操作すると、あらかじめ印刷済みの切符や食券、証票類が提供されるだけの比較的単純な装置であった。1台で1種類しか発売できなかったため(単能式)[注釈 1]、発売金額の異なる券売機が何台も並んでいた[4]。多種類の切符を販売可能な(多能式)券売機は、1964年(昭和39年)に硬券タイプのものが、1966年(昭和41年)には軟券に印刷する方式のものが導入された[3]。当初は汎用インクが使用されていたが、濃すぎると手が汚れ、薄すぎると券面が読めなくなる問題が発生した。これに対応するため、ジアゾ複写機の原理を用いたジアゾ式や無色透明の発色材と顕色剤を反応させて発色するキレート式が採用され、1970年代後半以降は熱によりインクリボン感熱紙を反応させ印字する感熱式が使われるようになった[3]

現在においてはタッチパネルなどで情報を入力することで、多種多様な切符や食券などが随時印刷出力される多機能なものが普及している。

その一方、鉄道では2000年代以降はICカード乗車券の急速な普及に伴い、利用の都度乗車券を購入する必要性が薄れていることから、機械の更新を行わず券売機の数を削減する駅も現れており、鉄道事業者によっては後述する指定席券売機やチャージ機を代替で設置するケースもある。さらに、2019年10月の消費税増税時に、JR東日本のの無人駅では、一部で自動券売機が撤去された。「無人駅#無人駅の設備」も参照

券面印刷に使用されるプリンタの印字方式は、ドットインパクト方式や感熱式などが用いられる。近年は保守の容易さから感熱式が主流であるが、印字の耐久性に難がある。
乗車券の券売機

鉄道の乗車券の自動券売機は、1970年代以降、大都市圏を中心に普及が本格化した。これらの券売機は、自動改札機の使用を想定して、乗車券表面への印字だけでなく裏に塗布された磁気記録面に対して券片の情報を記録する機能も持つ。ほとんどの鉄道駅や一部のバスターミナルに設置され、主に短距離の乗車券類を販売する。
ギャラリー

初期の手動式券売機。右側は1980年代に主流であった硬貨専用の垂直ボタン式自動券売機(鉄道博物館

ブラウン管ディスプレイを採用した日本初のタッチパネル式自動券売機[5]相模鉄道いずみ野線緑園都市駅)※撤去済み


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