臨時列車
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出典検索?: "臨時列車" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2012年11月)

臨時列車(りんじれっしゃ)とは、なんらかの需要に応じて特定の日または定められた期間に運転される列車である。反対の概念は定期列車
日本の臨時列車「臨時」の表示を掲出しているJR東日本183系電車札幌ドームで開催されるコンサートに合わせて増発された臨時特急「ライラック」の運行スケジュール(旭川駅、2017年11月)

時期による需要の変動に対応し、定期列車で捌ききれない旅客貨物を輸送するために臨時に運行される多客臨時列車(増発列車)と、宗教団体パッケージツアー修学旅行など、大口の団体によって貸し切られて臨時に運行される団体専用列車とに大きく分けることができ、きっぷのルール上はお召し列車も団体臨時列車の一種となる。ただし、単に「臨時列車」という場合には前者の多客臨時列車を指すことが多い。

なお近年流行の移動することより乗車そのものが目的となるような観光列車には多客臨時列車と団体臨時列車の双方があるので注意されたい。

旅客列車では、おもに年末年始ゴールデンウィークお盆、長期休暇期などの行楽期、あるいは大きなイベント花火大会ロック・フェスティバルプロ野球Jリーグの試合など)開催時といった旅客が集中する時期に運転される。また、金曜日などの休日の前日は終電間際の乗客が増えることから、休前日限定の臨時列車を終電間際に運行する鉄道事業者もある。さらに運転される特定の曜日がない隔日運転の場合も臨時列車の扱いとなる。ただし団体列車、特に修学旅行列車の場合は輸送力に余裕のある閑散期に運転されることが多い。

運行する鉄道事業者はJRが中心だが、JR以外の私鉄等は、沿線に大きな競技施設がある西武鉄道阪神電気鉄道(以上野球)、および京王電鉄京阪電気鉄道(以上競馬)などで運転されることが多い。

定期列車が臨時に運転区間を延長する場合、延長区間については臨時列車の扱いとなる。

国鉄分割民営化後は増発列車と呼ばれることも多く、東日本旅客鉄道(JR東日本)・九州旅客鉄道(JR九州)の公式発表では増発列車の用語を使用している。また、JTBパブリッシング交通新聞社発行の時刻表表紙の見出しでは1990年ごろを境に臨時列車から増発列車という表現に代わっているが、交通新聞社版は2006年ごろから、再び臨時列車が使われる傾向も見られる[1]
運行形態

臨時列車は基本的に線路が空いている時間を縫って運行される。このため一般には同一区間の定期列車よりも表定速度の遅い(所要時間の長い)列車が多い。また、定期列車とは車両や編成内容が異なる場合もある。

また定期列車に突発的に乗客が集中した際や、台風等含む災害や事故などが発生した際に緊急に増発される臨時列車もあり、救済臨時などと呼ばれる。これは時刻表に記載されず、路線バス続行便に近い存在といえる。この場合、普通車は全車両自由席として運転されることが多い[注釈 1]。近年では、2008年11月30日新幹線0系電車の定期運用最終列車となった「こだま659号」の救済臨時列車として、500系を使用した「こだま697号」が運転された例がある。
予定臨時列車

ダイヤを作成する時点で定期列車と同様に運行時刻を定めている列車のことを予定臨時列車といい、特にある季節において定期的に運転される列車を季節列車と呼ぶ。

需要の変動が予想可能な場合に設定される。あらかじめ優等列車待避単線区間でのすれ違いなどを考慮してあるため、所要時間が延びやすい問題を解消できるが、線路輸送容量に余裕のない区間では予定臨時列車の設定により定期列車の待避やすれ違い待ちが増えたり、定期列車の時刻を若干前後させたりしなければならない(その場合は時刻表などで告知される)などの欠点がある。予定列車の運転日以外には同じダイヤで団体列車などが運行される場合もある。特定の曜日や時期に運行されることが多いので、おおむね定期列車に準じている。

上野駅 - 札幌駅間の寝台特急「カシオペア」や大阪駅 - 札幌駅間の寝台特急「トワイライトエクスプレス」(いずれも現在は運転されていない)、一部のホリデー快速、多くの観光列車がこれに含まれる。
季節列車・季節ダイヤ

時季により利用者数が変動する区間では運転期間を限定した列車が設定される場合があり、その列車を季節列車と呼ぶ。運転期間中は定期列車と同様に運転され、優等列車の本数統計などでは定期列車に含められる。2015年度のダイヤでは、上越線水上駅 - 越後中里駅間などで見られる。なお、1968年10月改正で季節列車と改称される以前は不定期列車と呼ばれていた。日本国有鉄道(国鉄)時代は季節列車と臨時列車の区別ははっきりしていたが、JR化以降両者の区別は曖昧になってきており、2000年代以降では両者ともに「増発列車」と呼ばれることも多い。

また、過去には季節により運行ダイヤそのものを変更させる場合もあった。

国鉄・JRの房総各線では1961年(昭和36年)より海水浴客が集中する夏休みの期間(約40日間)に「夏ダイヤ」を設定、総武緩行線を含めた千葉鉄道管理局(→JR東日本千葉支社)管内のダイヤを組み替え、他管理局からの車両借り入れやダイヤ改正用早期落成車の一時転用により増発を行なった。1972年(昭和47年)の総武快速線開業以降は特急列車増発や快速「青い海」「白い砂」として快速列車の延長運転(内房線君津駅 - 千倉駅間、外房線大原駅 - 安房鴨川駅間)を実施していた。これらの列車にはヘッドマークを装着するなど力を入れていたが、高速バス網の整備や東京湾アクアライン開通などによる乗客動向の変化、海外旅行の一般化などのレジャー志向の変化により1998年(平成10年)をもって廃止された。

国鉄やJR以外にも、京王電鉄が2006年まで京王線系統の春と秋の土曜・休日ダイヤに「シーズンダイヤ」を、京浜急行電鉄が1995年まで7月 - 8月の一定期間の休日に「夏季休日ダイヤ」を、京阪電気鉄道が2003年秋の土曜・休日と2004年5月1日に「休日特別ダイヤ」を、樽見鉄道が2005年まで観桜シーズンに「桜ダイヤ」を設定するなど、同様のダイヤ設定を行う事業者が見られた。
運転期日

曜日や沿線でのイベントなどを考慮し、数か月後まで運行計画が立てられる。JRの臨時列車の運行計画は原則として1月・5月・8月・10月の年4回、全社一斉に発表される。


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