腹足類
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出典検索?: "腹足綱" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2021年12月)

腹足綱
スソムラサキダカラ Cypraea chinensis
分類

:動物界 Animalia
:軟体動物門 Mollusca
:腹足綱 Gastropoda

学名
Gastropoda Cuvier1795
英名
gastropods[1]

腹足綱(ふくそくこう、Gastropoda)は、軟体動物門に属する分類群。軟体動物の中ではもっとも種類数が多い。本来は巻貝を持つが、貝殻を失った種も多い。
外部形態

体は前後に細長く、おおよそは左右対称であるが、背面の殻が渦巻きになっているので、大きく不対称となっている。殻の外に出る部分は、頭部と足であり、内臓はほとんど殻の中に収まる。普通は収縮して全身を殻に納めることが出来る。

殻から出る部分は前後に細長く、下面はその大部分が筋肉質の足となっており、腹足の名はこれによる。ただし、その点では単板綱多板綱も同じであり、これはむしろ軟体動物の祖先的形態とも取れる。体の先端に口が開き、その上に触角があり、比較的はっきりと頭部が区別できる。背面の真ん中あたりに殻を乗せる。殻はいわゆる巻き貝であり、口に向かって広くなっているを螺旋に巻いた形である。外套膜は殻の内側にあり、殻の口から背中側に向けて口を開く。ほとんど殻の口までしかないものが多いが、殻の口から背面へ伸びるもの、殻を覆って伸びる例もある。外套溝は殻の口の内側に当たり、は普通ここに収まる。鰓の位置は分類状重要な形質と考えられている。

殻の形は非常に変異があり、これはそれぞれの種の生活のあり方と直結している特徴である。また幼体と成体では形が異なる例もある。中には殻が小さくなったもの、消失したものもあり、複数の分類群で並列的に見られる。たとえばナメクジウミウシがそうである。
内部形態

消化管は、体の先端に開く口から始まる。口腔の下面にはキチン質でできた歯舌という歯をもち、摂食に用いる。普通は食物を削りとって食べるものだが、より特殊化したものもある。
生殖と発生

初期の幼生はトロコフォアで、そこからベリジャー幼生となる。ベリジャー幼生はすでにやや巻いた殻を持っており、これが発達するにつれ、普通は次第に底生生活に移行する。ベリジャー幼生の殻は幼殻といわれ、殻の先端に残る。

より発達した状態で孵化する例もあり、淡水産や陸生のものなどでは直接発生も見られる。特に陸生のカタツムリでは大きな卵で、石灰質の殻を持つものもある。
生態

巻き貝類の多様性は軟体動物の中でとりわけ幅広い。海がその生息域の中心であるが、淡水産のものも少なくなく、また陸生のものも数多い。軟体動物では真に陸生のものはこれだけである。

食性に関しても植食性のものが多いが、肉食性のものも少なくない。寄生生の種もある。

重い殻を持ち、腹面全体で這って移動するのが基本であるから、遊泳など活発に運動する形にはなりがたいため、ほとんどの種は底生であり、基盤上を這って移動するものである。しかし殻を縮小したり失ったものには遊泳生や浮遊生のものもあり、たとえば裸殻翼足亜目クリオネが有名)やゾウクラゲの例がある。またアサガオガイはしっかりした殻を持ちながら、粘液で泡を作って浮き袋とすることで海面での生活を行っている。また、移動の方法として、腹足によって這うことを行わなくなったものもある。ソデガイ類は腹足が退化し、殻の蓋が鈎状に変化し、これを振って底面を引っかけるようにして、飛び跳ねるように移動する。ベッコウマイマイは、普段は腹足で這うが、敵に襲われた場合などは全身をくねらせるようにして飛び跳ねる。逆に移動することをやめ、固着生活を行うオオヘビガイのような例もある。
分類

従来はえらの位置や有無などにより以下のように前鰓亜綱・後鰓亜綱・有肺亜綱の3亜綱(もしくはGymnomorphaをいれた4亜綱)に分けることが普通で、多くの図鑑や書物でもそのようになっている(下記「旧分類」参照)。しかし20世紀末から大きく見直された結果、この旧分類を使う研究者はいなくなった。現在は新たな分類体系が構築されつつある(下記参照)。

もう一つの問題は、貝類コレクションとの関連もあり、分類や記載が主として貝殻のみで行われてきた側面がある。貝殻は化石でもよく保存されるし、それなりに重要な形質を多く認められるのではあるが、やはり生物体そのものではないため、真の意味で系統や分類を論じるには問題があったかもしれない。分子系統などの導入は、腹足類の分類の見直しに非常に大きな影響を与えている。
新分類

以下の分類は、白山編 (2000)[1][2]・Bouchet et al. (2017)[3]・Ponder et al. (2020)[4]・MolluscaBase (2023)[5]・福田 (2023) を参考とした[6]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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