腹話術
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腹話術(ふくわじゅつ、: ventriloquism)は、口を動かさずにを少し開けた状態で音声を出し、人形が喋ったり音を出したりしているように見えたり聞こえたりさせる技能。一般的には人形の後ろに手を入れて、人形のを手で開閉しながら、自分が出す人形の声は、唇を少し開いたまま口は動かさないで喋る形式をとっている。

腹話術を演じる人を腹話術師という。
歴史腹話術師のエドガー・バーゲンと相棒の人形チャーリー・マッカーシー(1943年

もともと腹話術は、古代において呪術や占いの一部として神秘的な力をアピールするために用いられていた。また、聖書にも腹話術のこととみられる記述がみられる。紀元前5世紀頃のギリシャの聖職者エウリクレスはほとんど唇を動かさずに声を発することができたとされている。

中世になって魔女狩りが行われるようになると、腹話術師たちも迫害の対象となった。この時代の腹話術師としてはケントの聖処女として知られるエリザベス・バートンが挙げられる。彼女は19歳のときに占いの力があることを自覚し、腹の中からの声を使ってお告げを行っていた。カンタベリー大司教であるトマス・クランマーによると、彼女の声は酒樽から出てくるようだが唇は動かなかったという。1584年イギリスのレジナルド・スコット(英語版)は『Discovery of Witchcraft』(『妖術の開示』)を出版した。この本は魔女狩りによって無実の人が迫害されるのを阻止するための出版されたもので、奇術の方法などが紹介されているが、その中に腹話術がトリックであることも暴露されている。

時代が進むと徐々に腹話術は娯楽としても楽しまれるようになる。1624年フランスリシュリュー枢機卿が雇ったコレ、1655年イギリスの宮廷で腹話術を披露していたファニグスなどの腹話術師が挙げられる。1661年には、バチカンの司書であるレオ・アラティウスが『De Engastrimthyo Syntagma』『De Engastrimtho Dissertatio』という腹話術に関する論文を書いた。

18世紀頃においては、ロンドン鍛冶屋のサミュエル・ハニマンが腹話術の能力を使っていたが、金儲けや呪術のためではなく、いたずらの目的で演じていた。1714年9月には、クラブで石炭商のトマス・ブリッテンを腹話術を使って脅かし、数日後には死亡させてしまった。しかし、ハニマンがこの件で罪に問われることはなかった。この時期の腹話術師としては他にトム・キング、ジェイムズ・ビック、ジョン・クリンチがいる。これらの人々はショーとして腹話術を見せていた。

腹話術のショーで人形を使うアイディアを始めて考案したのはオーストリアのバロン・フォン・メンゲンと考えられている。1750年、彼はショーのときに人形を使い、人形の声を出しているときに人形の口を動かすことによって本当に人形がしゃべっているように見せた。また、彼は1770年には腹話術の方法を書簡に記した。

その後も多くの腹話術師が舞台で活躍している。また、奇術と腹話術のコラボレーションもみられるようになる。1800年、ジェイムズ兄弟(ヴァルとフィッツ)は、ヴァルが奇術でフィッツが腹話術と役割分担をして演じた。ルイ・アポリネール・クリスティーン・エマニュエル・コントやジョージ・サットンも奇術師でありかつ腹話術師である。ジョージ・サットンは機械仕掛けの人形を使い、人形がしゃべっているときに口を自動的に動かした。また、1833年に『腹話術論』を出版したが、これは腹話術師が腹話術について書いた最初の本となる。

シカゴ出身の腹話術師エドガー・バーゲンは、人形のチャーリー・マッカーシーとともに、1930年代から1940年代にかけてラジオ放送で大きな人気を得た。


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