脳男
[Wikipedia|▼Menu]

脳男
著者
首藤瓜於
発行日2000年9月11日
発行元講談社
ジャンルバイオレンスミステリー[1]
日本
言語日本語
形態四六判上製本
ページ数323
次作指し手の顔 脳男2
コードISBN 978-4-06-210389-3

ウィキポータル 文学

[ ウィキデータ項目を編集 ]

テンプレートを表示

『脳男』(のうおとこ)は、首藤瓜於による日本推理小説。連続殺人事件を起こす謎の青年を巡るサスペンス作品。第46回江戸川乱歩賞受賞作。全選考委員の満場一致で受賞が決定した[2] 作品であるが、2008年に発表された第2作目の続編『指し手の顔 脳男2』(さしてのかお のうおとこ2)では「乱歩賞史上に残る問題作」との言葉も窺える[3]。本稿では続編、続々編の第3作『ブックキーパー 脳男』についても扱う。

『脳男』は2014年現在、売上31万部を超える[4]
あらすじ
本編.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2016年4月)(使い方

中部地方名古屋の次に大きい愛宕(おたぎ)市で、連続爆破事件が発生する。

警察容疑者として辿り着いたのは、一人のサラリーマン・緑川。アジトに踏み込むと、そこには既に緑川と格闘している男がいた。鈴木一郎という男だった。彼はその供述内容から共犯と見なされ、精神鑑定を受けることになる。鑑定を依頼された医師・鷲谷真梨子は彼の真実の姿を探ろうとする。
「指し手の顔」編

この作品記事はあらすじの作成が望まれています。ご協力ください。(使い方)

「ブックキーパー」編

この作品記事はあらすじの作成が望まれています。ご協力ください。(使い方)

登場人物
鈴木 一郎(すずき いちろう)<偽名> / 入陶 大威(いりす たけきみ)<本名>
緑川のアジトにいた男。逮捕された後、緋紋家のビルに爆弾が仕掛けられていることを供述したため、共犯と見なされた。自分の過去については一切供述しようとせず、
警察取り調べでは偽名を名乗っている。戸籍上では29歳だが、実年齢は確認されていない。常に丁寧で礼節を弁えている。様々なテストが行われたが、知覚上の異常は一切なく、全て平均的。血液型Rh-O型。一度見たものは、人物・書籍などを問わず全てを記憶でき、決して忘れない。ポルトガル語ギリシャ語ラテン語等、多数の言語も理解できる。映画では最初は真梨子の質問にただ答えるだけだったが過去を聞いた際は心のどこかに隠されていた感情がゆらぎ、真梨子が自分のために泣いたことから彼女には心を開き、更生すると言いながら再び犯罪を犯した志村を真梨子の為に自分の意志で殺害した。最後は真梨子に感謝の言葉を述べ、少しだけ微笑み再び無表情になるシーンでこの映画は終わりになる。
鷲谷 真梨子(わしや まりこ)
苫米地に鈴木一郎の精神鑑定を委嘱される。事件当時はアメリカにいたため、事件のことは全く知らなかった。鈴木一郎の全く偏りのない平均的過ぎるテスト結果を不審に思う。日本の大学を卒業した後、その独特な医局制度について行けず、渡米。ハーバード大学へ入学し直した。現在32歳。映画版では過去に年の離れた弟を殺害されており、そのことが原因で引きこもりになり一日中TVを見てお菓子ばかり食べているので太ってしまった母がいる。
茶屋(ちゃや)
警察官。身長190cm、体重120kgの巨漢。緑川のアジトで鈴木一郎に助けられ、彼が精神異常者だとは思えない。
緑川 紀尚(みどりかわ のりひさ)
警察に連続爆弾犯と特定された男。33歳の真面目な会社員。
七星建設(しちせいけんせつ)
関西を中心に展開していた建設会社。第一の被害者(爆破は無人の屋上で起こった)。
金城 理詞子(きんじょう りすこ)
タレント。歯に衣着せぬ物言いで人気が高かった。第二の被害者。毎晩のように有名人たちを招いてはいかがわしいパーティーを催していた。招待客らが持参した土産の一つが爆発したが、それによる被害者はいなかった。
灰谷 六郎(はいたに ろくろう)
国会議員。第三の被害者。食中毒で入院していたが、一向に回復せず再検査したところ奇病が見つかり、転院しようと救急車に乗せられた直後に救急車が爆発し死亡。
黒田 雄高(くろだ ゆたか)
県警本部鑑識課員。火災現場の鑑定と爆発物の分析で右に出るものはいないベテラン。
苫米地(とまべち)
精神科の部長。精神医学界ではかなり名を知られた存在で、司法鑑定では第一人者。多忙を理由に、鈴木一郎の鑑定を真梨子に任せた。
緋紋家 耕三(ひもんや こうぞう)
愛宕市では知らぬ者がいないほどの有名人。盲目の身で一代で財産を築き上げた。気前の良い篤志家という反面、守銭奴という噂も絶えなかった。第五(第四の事件は個人狙いではなかった)の被害者となるところだったが、鈴木一郎の供述でそれを免れた。
空身(うつみ)
CT室責任者。レントゲン技師の資格で勤めている。スタンフォード大学の研究室から好条件を提示され、移ってきた。欧米の医学雑誌に定期的に研究論文を発表している医学博士でもある。「神経細胞中の伝達物質の伝達速度とカルシウムの相関関係」が研究テーマで、欧米の大きな医学賞を2度受賞している。院内のあらゆるゴシップにも通じている。真梨子が院内で最も親しくしている人物。
玲子(れいこ)
喘息で小児病棟に入院している少女。空身を除けば、真梨子が最も親しくしている。
藍澤(あいざわ)
かつて、橡木(とちのき)クリニックという、自閉症の研究等を行う施設の所長をしていた。そこで、入陶大威という自閉症が疑われる症状の子を2歳から15歳まで診ていた。現在は製薬会社の研究員を務めている。
入陶 倫行(いりす のりゆき)
愛宕市に住んでいた富豪。入陶財閥の当主。ひき逃げによる交通事故で娘夫婦を亡くしてから、橡木クリニックに預けられていた孫の大威を引き取り暮らしていたが、11年前に火災で死亡。
伊能(いのう)
アマチュア登山家。かつて大威のトレーナーをしていた。
氷室 友賢(ひむろ ともかた)
入陶倫行の死後、大威を引き取った人物。

この節の加筆が望まれています。

書誌情報


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:62 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef