脳内ポイズンベリー
ジャンル恋愛コメディ
漫画
作者水城せとな
出版社集英社
掲載誌Cocohana
レーベルクイーンズコミックス
発表号2010年2月号 - 2015年5月号
巻数全5巻
映画
監督佐藤祐市
制作フジテレビジョン、集英社、東宝
封切日 2015年5月9日
上映時間120分
舞台
初演:2020年3月21日 - 3月25日公演
再演:2022年8月26日 - 9月6日公演
テンプレート - ノート
『脳内ポイズンベリー』(のうないポイズンベリー、Poison Berry in My Brain )は、水城せとなによる日本の漫画作品。
『コーラス』→『Cocohana』(集英社)にて2010年2月号より[1]2015年5月号まで[2]不定期に連載された。単行本は全5巻[3]。何らかの選択を迫られた際の心境描写を、脳内に住まう老若男女の会議という形で表現していることが特徴の作品。2015年5月9日に真木よう子主演で実写映画公開[4]。 30歳目前にして、飲み会で23歳の男に一目惚れしてしまったいちこ。後日、駅で偶然彼を見つけたいちこの脳内では、声をかけるべきか否か、意見が対立していた。 脳内ポイズンベリー 2015年5月9日に全国東宝系で公開、主演は真木よう子。監督は佐藤祐市が務めた[4]。出演者は主演の真木が言っていたどおりに西島や神木や古川などがカッコイイ出演者とちなみ『脳内イケメンポイズンベリー』と名付けられた。
あらすじ
登場人物
櫻井 いちこ(さくらい いちこ)
30歳。以前は会社勤めをしていたが、結婚する予定もあった社内恋愛の相手に浮気された上にその相手とできちゃった結婚された。童顔のため、年齢より若く見えるが、今ではフリーターかつ恋人がいないという身であることを年齢と併せて考え悩むことが多い。趣味は手芸で、手作りの小龍包の携帯ストラップを付けている。会社を辞めた後は、友人の礼子から依頼される原稿書きなどをこなしつつ、ケータイ小説を書いている。脳内の紛糾を乗り越えて、本音で早乙女に告白してしまう。
いちこの脳内キャラクター
吉田 - 議長を務めるメガネ男子。多数派に従いがちな風見鶏。
池田 - ネガティブな思考を表す。まとめ髪のそれなりに年のいった女性で、あらゆる行動に否定的消極的で嫌味な言動。
ハトコ - 瞬間の感情を表す。嬉しい、悲しい、ときめきなどを直截に表現する子供じみた性格で、ゴスロリ風にアレンジした服装の少女。
石橋 - ポジティブな思考を表す。陽気な性格で、多くの場合はハトコと同調するが、悲しみや空虚をハトコが感じている時でも強引にポジティブで乗り切ろうとすることも。
岸 -記憶を表し、記録係の初老の男性。票決が偶数で割れた時は参加する。
黒い女 - 普段は会議に参加していない。恋愛事に関して会議がまとまらない時に突如現れ、本能的な行為へ導く存在。白髪で表現され白い服を着ることの多いいちこを、黒く染め上げたようなデザイン。
早乙女 亮一(さおとめ りょういち)
23歳。美大出身。フリーターをしながら立体造形を手がけている。いちこと肉体関係も持ち、告白されたのをきっかけに付き合い始めるが、脳内で考えを勝手に完結させてしまいがちないちこの言動に振り回されたり、勘違いすることもある。早乙女自身も感情的な部分が強く、突如怒鳴る、ふてくされてデートの途中で帰るなどの振る舞いが見られ、いちこもまた彼に翻弄される。
越智(おち)
早乙女の同級生の兄で、中学生の頃から親しい。川上の友人。出版社に勤めており、いちこのケータイ小説の書籍化を提案する。いちこと同じように、結婚を予定していた恋人に捨てられてしまった経験を持ち、現在は付き合っている相手はいないが結婚願望は人並みに強い。いちこに好意を持つが、いちこは彼の理性的で穏やかな人格を評価しながらもときめきを抱けない。
川上 礼子(かわかみ れいこ)
いちこの友人。いちこが早乙女と出会った合コンに、いちこを誘った。
書誌情報
水城せとな 『脳内ポイズンベリー』 集英社〈クイーンズコミックス〉 全5巻[3]
2011年5月19日発売、ISBN 978-4-08-865626-7
2012年7月25日発売、ISBN 978-4-08-865658-8
2013年8月23日発売、ISBN 978-4-08-865666-3
2014年9月25日発売、ISBN 978-4-08-865670-0
2015年4月24日発売、ISBN 978-4-08-865672-4
映画
監督佐藤祐市
脚本相沢友子
原作水城せとな
製作鈴木吉弘
坂上真倫
古郡真也
出演者真木よう子
西島秀俊
神木隆之介
吉田羊
桜田ひより
古川雄輝
成河
浅野和之
音楽井筒昭雄
主題歌クリープハイプ「愛の点滅」
撮影清久素延
編集田口拓也
制作会社FILM
製作会社フジテレビジョン
集英社
東宝
配給東宝
公開2015年5月9日
上映時間120分
製作国 日本
言語日本語
興行収入7.7億円[5]
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キャスト(映画)
櫻井いちこ - 真木よう子
吉田 - 西島秀俊
石橋 - 神木隆之介
池田 - 吉田羊
ハトコ - 桜田ひより
早乙女亮一 - 古川雄輝
越智 - 成河
早乙女の元カノ - 岡本玲
川上礼子 - 野波麻帆[6]
いちこの担当編集者 - カンニング竹山
山崎みほこ - ともさかりえ
いちこの元婚約者 - 竹財輝之助
岸 - 浅野和之
スタッフ(映画)
監督:佐藤祐市
製作:石原隆、渡辺直樹、市川南
プロデューサー:鈴木吉弘、坂上真倫、古郡真也
アソシエイトプロデューサー:大坪加奈
脚本:相沢友子
音楽:井筒昭雄
主題歌:クリープハイプ「愛の点滅」(UNIVERSAL SIGMA)
撮影:清久素延
照明:清水智
録音:金杉貴史
美術:相馬直樹
装飾:田口貴久
衣装:宮本まさ江
スタイリスト:三田真一
ヘアメイク:望月志穂美、AYA
編集:田口拓也
VFX:中村明博、山本雅之