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脳ヘルニア
脳外傷手術後のテント切痕ヘルニア(MRI像)
概要
診療科神経学, 脳神経外科学
分類および外部参照情報
ICD-10G93.5
ICD-9-CM ⇒348.4
MedlinePlus001421
eMedicineradio/98
[ウィキデータで編集]
脳ヘルニア(のうヘルニア、英: brain herniation、独: Einklemmung ⇒[1])は、脳浮腫や血腫により頭蓋内圧が異常亢進した場合に、脳組織が一定の境界を越えて隣接腔へ嵌入した状態である。
発生部位と嵌入する部位によって、いくつかの種類がある。(以下、h.=herniation)
発生部位が、小脳テント (英語版)よりも上/下で発生する【1】「テント上 supratentorial h.」/【2】「 テント下 infratentorial h.」に2分する。
【1】「テント上」には、テント切痕ヘルニア transtentorial h.、大脳鎌下ヘルニア subfalcian h. (帯状回ヘルニア cingulate h.)、経頭蓋骨ヘルニア transcalvarial h.、蝶形骨縁ヘルニア sphenoid ridge h.がある。
【2】「テント下」には、上行性テント切痕ヘルニア upward transtentorial h.や小脳扁桃ヘルニア tonsillar (downward) h.がある。 重篤するかどうか分かりやすい分類意味としては、ヘルニアによる部位が脳幹機能を低下させ自発呼吸への影響を予見できるかどうかである。 テント切痕ヘルニア transtentorial herniation には、鉤ヘルニア と中心性ヘルニアがある。 鉤ヘルニア; 脳腫瘍、脳出血などでテント上腔の圧が亢進し、側頭葉内側部(鉤回・海馬回)がテント切痕を越えて下方に嵌入した状態である。この際、脳幹(特に中脳、他に動眼神経、後大脳動脈など)が圧迫障害される。この機転が進行すると脳幹に二次的に虚血・浮腫・出血が生じる。症状として、意識障害の進行、患側もしくは対側の瞳孔散大、動眼神経麻痺、片麻痺、病的反射が現れる。
発生部位による分類
テント切痕ヘルニア