能登_(列車)
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

かつて七尾線で運行されていた急行列車の「能登路」とは異なります。

能登
JR東日本の485系で運転される臨時夜行急行「能登」
(2010年5月8日)
概要
日本
種類急行列車
現況運行停止(廃止の可能性)
地域東京都埼玉県群馬県新潟県富山県石川県
前身急行「北陸」
運行開始1975年3月10日
運行終了2010年3月13日(定期運転)
2012年2月24日(臨時運転)
運営者日本国有鉄道(国鉄)→
西日本旅客鉄道(JR西日本)
東日本旅客鉄道(JR東日本)
路線
起点上野駅
終点金沢駅
営業距離511.3km
平均所要時間下り約7時間、上り約8時間
運行間隔1往復
列車番号611M→601M・602M→612M
使用路線JR西日本:北陸本線
JR東日本:信越本線上越線高崎線東北本線
車内サービス
クラス普通車グリーン車
座席グリーン車指定席:4号車
普通車指定席:1 - 3号車
普通車自由席:5 - 9号車
技術
車両485系電車(JR東日本新潟車両センター
軌間1,067 mm狭軌
電化直流1,500V糸魚川駅 - 上野駅間)
交流20,000V 60Hz(金沢駅 - 糸魚川駅間)
最高速度120 km/h
備考
最終運行時点のデータ
テンプレートを表示

能登(のと)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)および西日本旅客鉄道(JR西日本)により、上野駅 - 金沢駅間で運行されていた夜行急行列車である。2010年3月13日のダイヤ改正以降は臨時列車となっていたが、2012年3月以降は全く設定されておらず、現在は一切の運用が行われていない。

本項では、東京北陸地方を結んでいた優等列車の沿革についても一部記述する。
概要

「能登」は、当初東京駅 - 金沢駅間を東海道本線北陸本線米原駅)経由で結ぶ寝台車連結の定期夜行急行列車の愛称であったが、この列車は東海道新幹線の開業とその後の運行体系見直しにより解消された。

1975年3月10日ダイヤ改正において、上野駅 - 金沢駅間を高崎線上越線信越本線・北陸本線経由で運行していた季節夜行急行「北陸1号」が定期寝台特急北陸」に格上げされたのに伴い、定期夜行急行「北陸2号」の愛称が「能登」とされ、上野駅始発・終着の北陸方面定期夜行急行の一列車として運行されるようになった。当時、上野駅を発着する北陸方面夜行優等列車として「北陸」「能登」のほか「越前」(福井駅発着)が運行されていた。

1982年11月15日ダイヤ改正において、上越新幹線の開通に伴い運行経路を上越線経由から信越本線(長野駅)経由に変更したが、1997年10月1日ダイヤ改正では北陸新幹線高崎駅 - 長野駅間の先行開業により信越本線横川駅 - 軽井沢駅間が廃止されたのに伴い再び上越線経由に変更された[1]。「越前」廃止後の一時期には、福井まで定期運行されたことがあった。

1993年3月18日のダイヤ改正以降、定期列車として廃止されるまでは西日本旅客鉄道(JR西日本)金沢総合車両所所属の489系電車が使用されており、2003年9月に特急「雷鳥」から485系ボンネット型車両の運用が終了した後は、151系電車から続く「こだま型車両」を使用する最後の定期列車であった。

定期列車時代の初期は周遊券(「北陸ワイド周遊券」など)で自由席が乗車可能であったことや、同区間の寝台特急「北陸」で内容不十分な面が目立ったことにより、若者を中心とした金沢能登半島方面の旅行者に高い人気で、1978年10月2日ダイヤ改正で「北陸」が14系客車に変更して内容充実化による客の流動を経て「能登」も1982年11月15日ダイヤ改正で14系客車変更による内容充実化で安いまま快適度が向上し、利用客からの好評を博した[2]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:67 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef