能條 純一
本名能條 純一[1]
生誕 (1951-01-22) 1951年1月22日(72歳)
日本・東京都墨田区
国籍 日本
職業漫画家
受賞第42回(平成8年度)小学館漫画賞(『月下の棋士』)
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能條 純一(のうじょう じゅんいち、本名同じ[1]、1951年(昭和26年)1月22日[1] - )は、日本の漫画家。東京都墨田区出身[2][1]。男性[1]。血液型はB型。 クールでシャープな描線、タッチが特徴的な絵柄の作家である。見せ所は、主に男の美学。 1971年(昭和46年)、『COM』の読者投稿コーナー「ぐら・こん」に『錯乱』で佳作入賞。漫画家としてのデビュー後、1980年代中期までは『漫画エロトピア』『エロトピアデラックス』(ワニマガジン社)を中心に、成人向けの劇画作品を発表していた。 1985年から『別冊近代麻雀』(竹書房)で連載した『哭きの竜』で注目され、1987年には『コミックモーニング』(講談社)で『翔丸』を連載。『近代麻雀オリジナル』連載の『プロ』で注目され、『コミックモーニング』で『アクター』を連載したかわぐちかいじと同じ経路でメジャー作家となった。 1996年(平成8年)、『月下の棋士』で第42回(平成8年度)小学館漫画賞受賞[1]。 『月下の棋士』は2000年(平成12年)、森田剛主演によりテレビ朝日にてテレビドラマ化された。 『哭きの竜』や『翔丸』に代表される、クールな主人公が登場する乾いた雰囲気の作品から、『プリンス』『ずっこけ侍ミケランジロウ』などの軽妙な人情モノの両極な作風が特徴で、『月下の棋士』や『昭和天皇物語』はその中間の作風と言える。古屋兎丸が作画を担当した短編漫画『何を切る!?』では、『哭きの竜』のパロディーギャグ漫画の原作を担当した。 ネームは描かず、最初から原稿に描くので、ペン入れをした後でボツになることもあったという[3]。
概要
作品リスト
アニマル処女(1976年、サン出版) - 単行本全1巻、農條純一名義
甘い生活(1981年、壱番館書房) - 単行本全1巻
愛撫して(1982年、壱番館書房) - 単行本全1巻
セクシーギャル(1982年 - 1983年、『漫画アルタ』、双葉社) - 単行本全4巻
あさくさヨッコ(1982年 - 1983年、『別冊漫画アクション』、双葉社) - 単行本全1巻
わたしは雀(1982年 - 1983年、『別冊近代麻雀』、竹書房) - 単行本全2巻(未完)
ベビードール(1983年 - 1984年、『漫画アルタ』、双葉社) - 単行本全1巻
桃子の絵日記(1984年、壱番館書房) - 単行本全1巻
哭きの竜(1985年 - 1991年、『別冊近代麻雀』、竹書房) - 単行本全9巻
天の男(1986年 - 1987年、『エロトピア』、ワニマガジン社) - 単行本全1巻
ずっこけ侍ミケランジロウ(1987年、『プレイコミック』、秋田書店) - 単行本全1巻
翔丸(1987年-1989年、『モーニング』、講談社) - 単行本全3巻
悲しいぜっ(1989年、『モーニング』、講談社) - 単行本全1巻
東京荒野(原作:久保田千太郎、1989年、『ビッグコミック』、小学館) - 単行本全1巻
ゴッドハンド(1990年 - 1991年、『ビッグコミックスペリオール』、小学館) - 単行本全3巻
Dr.汞(協力:中原とほる、1991年 - 1993年、『ミスターマガジン』・『週刊ヤングマガジン』、講談社) - 単行本全5巻
プリンス(1992年 - 1993年、『ビッグコミックスペリオール』) - 単行本全3巻
月下の棋士(1993年 - 2001年、『ビッグコミックスピリッツ』、小学館) - 単行本全32巻
無力の王(1996年、『ビッグコミックオリジナル増刊』、小学館) - 単行本全1巻
J.Boy(2002年 - 2003年、『ビッグコミックスピリッツ』) - 単行本全6巻
奇跡の少年(2004年、『週刊少年マガジン』、講談社) - 単行本全3巻
愛の殺人者 渇きのセイ(2005年、『モーニング』) - 単行本全2巻