胸キュン刑事
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胸キュン刑事
漫画:胸キュン刑事
作者
遠山光
出版社講談社
掲載誌週刊少年マガジン
レーベル講談社コミックス (KC)
発表期間1987年 - 1988年
巻数全6巻
ドラマ:胸キュン刑事
原作遠山光
監督辻理 ほか
制作国際放映テレビ朝日
放送局テレビ朝日系列
放送期間1987年4月4日 - 6月27日
話数全13話
漫画:胸キュン刑事2 みるくCC
作者遠山光
出版社講談社
掲載サイトMiChao!
レーベルミチャオKC
発表期間2005年[1] - 2009年[2]
巻数全3巻(最終巻は電子書籍のみ)
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画ドラマ
ポータル漫画ドラマ

『胸キュン刑事』(むねキュンでか)は、遠山光による日本漫画作品、およびそれを原作としたテレビドラマ作品である。当初からメディアミックスを念頭に企画された作品であり、『週刊少年マガジン』(講談社)での漫画版の連載と、テレビドラマの放送がほぼ同時に開始された。

続編として、同じく講談社刊行の『MiChao!』に連載されていた『胸キュン刑事2 みるくCC』(むねキュンでかツー みるくシーシー)がある。
内容

警視庁音羽署に配属された新人刑事「皇くるみ」。彼女には犯人に接触すると乳頭勃起するという超能力があり、この能力を活かして様々な事件を解決に導く。流れとしては事件発生⇒潜入捜査⇒犯人逮捕へという形式が基本だが、推理作品としてよりも主人公のお色気捜査に主眼が置かれている。

作者の遠山光はお色気マンガを多く発表しており、本作品においても主人公をはじめとする女性の乳首等の描写が多くみられる。
登場人物
皇くるみ(すめらぎ くるみ)
本作品のヒロイン。19歳の新人
刑事。同じく刑事で殉職した父の志を継ぐために警察官となり、警視庁音羽署捜査一課に配属された。犯罪がらみの秘密を有する人物に近づくと、乳首が「キュン」と締まる超能力を持つ。その反応の幅は非常に広く、殺人や強盗といった凶悪事件からつまみ食いといった他愛の無い嘘にまで至る。大輔をはじめとする同僚にはこの超能力を公言しているもののほとんど相手にされておらず、勘の良い娘程度にしか扱ってもらっていない。胸キュンした相手をそれ以外の確たる証拠も無しに犯人と決め付けてしまうので同僚の協力を得られず、証拠固めのために独断で潜入捜査をしたりと強引な手法を取る。しかしほとんどの場合、目をつけた相手に捕らえられたり殺されかけたりとかえってピンチを招く。潜入捜査時にくるみがするコスプレは多種多様で、女子高生、チャイナ服、看護婦、メイド、ノーパン喫茶嬢、女子中学生にまで及び、ピンチに陥る度に強引に衣服を脱がされ乳房が露わになるお色気描写がお決まりの展開となっていた。合気道三段を称するが、そのわりには実際の格闘になるとほとんど力負けしている。また、射撃が恐ろしく下手。なぜかヘロインがどのような味なのかを知っている。大輔とは衝突を繰り返しながらもお互いをパートナーとして認め合い、最終話では結婚に至った。テレビドラマでは大輔との出会いは一緒だが、スリを逮捕できずに上司から失態を責められた事を恨まれ、完全に嫌われた。
江口大輔(えぐち だいすけ)
警視庁音羽署の刑事。くるみより1年先輩。大学生の頃に家庭教師のアルバイトをしていたと語っていることから推定24歳。バスでスリの警戒に当たっていたところに居合わせたくるみに、胸キュンを理由に痴漢と誤解されて捕まってしまう(なぜ胸キュンしたのかは不明である)。以後コンビを組むことになり、様々な事件を解決していく。銃の扱いに優れ、署内随一と言われるほどの腕前。くるみの称する胸キュンには半信半疑であるが、勘の良さは認めている模様。人並みにスケベであり、「お前の胸キュンも勘がにぶったか?」などと言ってくるみに背後から抱きついて胸を揉むなどのセクハラを働く一方、くるみの大切な部分を見ると鼻血を噴いて卒倒してしまう。白神道馬との決戦では瀕死の重傷を負ったもののくるみを守りきり、後にくるみと結婚した。テレビドラマでは真面目な性格に大幅変更され、スリの尾行捜査中に痴漢と勘違いしたくるみに騒がれた隙に犯人に逃げられて逮捕できず、その事を上司から叱責された恨みから、くるみと組まされた事に憤慨。彼女がバスでの一件での謝罪をせず、先輩と呼んで明るく接する態度にますます腹を立て、「痴漢と間違える奴に先輩と呼ばれる筋合いは無い」と完全に嫌っていた。
丸山課長
くるみと大輔の直属の上司。温厚な人物であるが、容疑者が議員や大学教授というだけで犯人でないと判断するなど、権威には弱い一面がある。しかし、くるみが殺されかけた時には大輔に次いで助けを求められるなど、部下にはそれなりに慕われている模様。
伊庭明
捜査一課科学捜査班主任研究員。科学的知識よりもサバイバル技術に優れ、くるみに白神と戦う術を伝授した。
白神道馬
連載最後の敵。日本人でありながら傭兵の道を選び、幾多の戦場を生き抜いてきた猛者。同じく傭兵だった兄の達馬がくるみの父によって殺されたと逆恨みし、娘であるくるみを殺害することで復讐を遂げようと目論む。そのためには手段を選ばず、数々のトラップと人間離れした肉体を駆使してくるみと大輔を苦しめた。
単行本

掲載誌版元の講談社から講談社コミックス (KC) レーベルで全6巻が発売。後に大都社から全3巻で復刻された。
講談社版
ISBN 978-4-06-311252-8

ISBN 978-4-06-311270-2

ISBN 978-4-06-311299-3

ISBN 978-4-06-311328-0

ISBN 978-4-06-311345-7

ISBN 978-4-06-311366-2 - 読みきり作品『ラジカルC調コネクション』と『おさわがせ死神レディー』も収録。

大都社版
ISBN 978-4-06-311366-2

ISBN 978-4-88653-070-7

ISBN 978-4-88653-071-4

テレビドラマ


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