肥後大津駅
駅舎南口(2022年2月撮影)
ひごおおづ
Higo-?zu
(阿蘇くまもと空港駅)
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肥後大津駅(ひごおおづえき)は、熊本県菊池郡大津町大字室にある、九州旅客鉄道(JR九州)豊肥本線の駅である[1]。阿蘇くまもと空港駅の愛称がある。 単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅で、2本の列車が夜間滞泊する。互いのホームは構内踏切で連絡している。木造駅舎を有する。 北口と南口があり[1]、北口はJR九州本体による直営、南口は大津町シルバー人材センターが駅業務を受託する業務委託駅である[13]。 2012年(平成24年)12月1日よりSUGOCAが利用可能となったが、当駅に自動改札機の設置は行われず、ICの読取機のみ設置している。大分方面へは中判田駅まで通常利用(途中駅の入出場)が出来ないが、運賃は最短経路で計算されるため、途中下車せず通過することは可能。みどりの窓口は北口に設置されている。北口・南口相互間は南側のビジターセンターの開館時間内(6:00 - 22:00)に駅係員へ申告し、通行券を授受することで通行可能となっている[1]。 熊本駅からの電化は当駅までで[1]、普通列車の多くが熊本方面と阿蘇方面へ向けて当駅で折り返すほか[1]、南阿蘇鉄道高森線からの直通列車は当駅までの乗り入れである[10]。 九州新幹線の全通前は特急「有明」が当駅まで1日1往復乗入れていた。 のりば路線方向行先備考
歴史
1914年(大正3年)6月21日:鉄道院(後に日本国有鉄道)宮地軽便線の終着駅として開業[2][3]。
1916年(大正5年)11月11日:当駅 - 立野間が延伸開業[2]、途中駅となる。
1922年(大正11年)9月2日:路線名の改称に伴い、宮地線の駅となる[2]。
1928年(昭和3年)12月2日:路線名の改称に伴い、豊肥本線の駅となる[2]。
1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[3]。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、九州旅客鉄道(JR九州)の駅となる[2][3]。
1997年(平成9年)3月14日:駅舎を改装し[4]、ホームをかさ上げ[5]。
1999年(平成11年)10月1日:当駅 - 熊本間が電化[2]。
2011年(平成23年)3月12日:特急「有明」の豊肥本線乗入廃止により、当駅を発着する特急がなくなる。また同日に当駅発着の快速列車が新設される。
2011年(平成23年)10月1日:駅南口が開設。
2012年(平成24年)12月1日:ICカード「SUGOCA」の利用が可能となる[6]。なお、当駅以東(阿蘇方面)は竹中駅まで非対応である。
2016年(平成28年)
4月14日:熊本地震の前震の影響による宮地 - 熊本間での運転見合わせに伴い、営業休止。
4月19日:当駅 - 熊本間で運転を再開。
2017年(平成29年)3月4日:愛称「阿蘇くまもと空港駅」が付けられる[7]。
2020年(令和2年)8月8日:当駅 - 阿蘇間が運転を再開[8][9]。
2023年(令和5年)
7月15日:南阿蘇鉄道高森線の全線運転再開に伴い、南阿蘇鉄道の列車が当駅への直通運行開始[10]。
10月1日:JR九州サービスサポートによる業務委託駅から[11]九州旅客鉄道本体による直営駅へと変更される[12]。
駅構造
のりば
1・2・3■豊肥本線上り水前寺・熊本方面当駅終始発の南阿蘇鉄道高森線(高森行き)
直通列車は2番のりばを使用
下り阿蘇・大分方面
北口