肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん、英: Hypertrophic scar)とは、外傷後に、創面
を修復しようと出来た線維組織が過剰に産生され、いわゆるミミズバレ状の瘢痕(傷跡)が、長期にわたって残存する状態をさす。目次なお、赤みはそれまでは真っ赤で、その後3年かけて消褪してゆく。また、硬さは受傷初期はやわらかく、4か月目より硬化する。
特徴
周りの皮膚を押しのけるようにひろがる。
数年から数十年の経過で、自然治癒する場合もある。
治療「ケロイド#治療」も参照
ケロイドと同じく、圧迫療法、ステロイド剤の外用、ヘパリン類似物質軟膏の外用、トラニラストの内服などの療法がある。
関連項目
細胞生物学
熱傷
拘縮
瘢痕拘縮
熱傷後瘢痕部掻痒感
参考
⇒電子線治療
⇒瘢痕・ケロイド治療研究会
⇒日本医科大学形成外科のページ・治療例の写真がある
更新日時:2021年12月7日(火)03:18
取得日時:2022/02/18 02:03