聲の形
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この項目では、漫画作品について説明しています。この漫画を原作としたアニメーション映画については「映画 聲の形」をご覧ください。

聲の形


ジャンル社会派学園漫画
少年漫画
漫画:オリジナル版
作者大今良時
出版社講談社
掲載誌別冊少年マガジン
発表期間2011年2月号
漫画:リメイク版
作者大今良時
出版社講談社
掲載誌週刊少年マガジン
発表期間2013年12号
漫画:週刊連載版
作者大今良時
出版社講談社
掲載誌週刊少年マガジン
レーベル講談社コミックスマガジン
発表号2013年36号・37合併号 - 2014年51号
発表期間2013年8月7日 - 2014年11月19日
巻数全7巻
話数全62話
その他2014年度「コミックナタリー大賞」第1位[1]
このマンガがすごい! 2015」オトコ編第1位[2]
マンガ大賞2015」3位[3]
第19回手塚治虫文化賞新生賞[4]
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画

『聲の形』(こえのかたち、英題:A Silent Voice)は、大今良時による日本漫画。最初の作品が『別冊少年マガジン』(講談社)2011年2月号に、リメイクされた作品が『週刊少年マガジン』(同社)2013年12号に掲載された[5]。『週刊少年マガジン』(同社)にて2013年36・37合併号から2014年51号まで連載された[6][7]

2015年版『このマンガがすごい!』オトコ編で第1位[2]、「マンガ大賞2015」で第3位[3]を獲得した。第19回手塚治虫文化賞新生賞受賞作[4]

全日本ろうあ連盟監修のもと道徳教材化され2015年に30分の実写DVD化された。2016年には劇場版アニメーションが制作された。
概要

聴覚の障害によっていじめを受けるようになった少女・硝子と、彼女のいじめの中心人物となったのが原因で周囲に切り捨てられ孤独になっていく少年・将也の2人の触れ合いを中心に展開し、人間の持つ孤独や絶望、純愛や友情などが描かれる。物語は2人の小学校時代における出会いの回想から始まることになる。舞台となる地名は架空のものが用いられるが、作中に描かれる風景は主に岐阜県大垣市をモデルとしている[8][9]

本作は、作者が専門学校時代に投稿した漫画の結果待ちをしている間に描いていた作品でもある。その着想は、作品の投稿当時から現在に至るまで育っているテーマ「人と人が互いに気持ちを伝えることの難しさ」の答えを作者自身が見つけ出せなかったため、「読者に意見を聞いてみたい」という気持ちで描いたという。その後、読みきりが掲載されて議論が起こった際には「嬉しかった」と感想を述べている。また、手話通訳者でもある作者の母親からの協力もあり、劇中では手話の場面が多く描かれる。なお、題名を「聲」の字にしたのは、調べた際にそれぞれ「声と手と耳」が組み合わさってできているという説があることを知ったためであることと、「気持ちを伝える方法は声だけじゃない」という意味を込めて「聲」にしたという[10]

タイトルは何れも『聲の形』で副題等はないが、詳細部分が異なっておりこれらを区別するため最初の作品を「オリジナル版」、リメイクで読み切り掲載された作品を「リメイク版」、再リメイクで週刊連載されている作品を「週刊連載版」とする。
掲載と反響

作者である大今は2008年に当作品(オリジナル版)を『週刊少年マガジン』編集部に投稿し、第80回週刊少年マガジン新人漫画賞で入選を受賞する。当初は新人賞の副賞として『マガジンSPECIAL』2008年12月号にて掲載される予定であった[注 1]が、聴覚障害者に対するいじめをテーマにしていることなど内容の際どさから掲載は見送られ、以降どこにも掲載されることなく一時「幻の作品」となった[12]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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