聖闘士星矢_黄金伝説
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『聖闘士星矢 黄金伝説』(セイントセイヤ おうごんでんせつ)は、バンダイが発売したファミリーコンピュータゲームソフト車田正美の漫画、およびアニメ『聖闘士星矢』を原作とするアクションアドベンチャーシミュレーションゲームである。原作の冒頭から十二宮での黄金聖闘士との戦いまでをゲームで再現している。

本稿では、続編となる『聖闘士星矢 黄金伝説完結編』(セイントセイヤ おうごんでんせつかんけつへん)、および『黄金伝説』と『黄金伝説完結編』をまとめた1本のゲームソフトとしてリメイクした『聖闘士星矢 黄金伝説編 Perfect Edition』(セイントセイヤ おうごんでんせつへん パーフェクト エディション)についても併せて述べる。
聖闘士星矢 黄金伝説

聖闘士星矢 黄金伝説ジャンルSLG+AVG
対応機種ファミリーコンピュータ
開発元アクシズアートアミューズ
発売元バンダイ[1]
人数1-2人
メディア2Mbitロムカセット
発売日1987年8月10日[1]
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『聖闘士星矢』としては、初のゲーム化作品となる。原作の冒頭から十二宮での黄金聖闘士との戦いをゲームで再現しているものの、発売当時はまだアニメ放送が黄金聖闘士との戦いの途中であり、また首謀者である教皇の正体も明かされていなかったことから、登場しない黄金聖闘士がいたり最終ボスも原作漫画の掲載誌である『週刊少年ジャンプ』誌上での読者公募によるゲームオリジナルのキャラクターとなっている。教皇との決着は次作『聖闘士星矢 黄金伝説完結編』まで持ち越し。VSモードではグラードコロッセオで星矢VS星矢という特別試合が始まる。

ザコ敵にも苦労する戦闘バランスである上に、システムの分かりづらさから高難易度ゲームとして知られる[1]

2003年にはワンダースワン用ソフト『聖闘士星矢 黄金伝説編 Perfect Edition』として、『黄金伝説完結編』とともに1本のソフトとしてゲームバランスとグラフィックを変えて発売した[2]

2013年11月7日発売のニンテンドー3DS用ソフト『バンダイナムコゲームスPRESENTS Jレジェンド列伝』と、2018年7月7日発売の『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン』に、本作と『完結編』が共にそのまま収録された。
ゲームシステム

主人公の星矢を操作してパンチ・キック・衝撃波で雑兵を倒しつつ、ボスの待つ場所へと出向く。冒険する場所は町の中を始め、洞窟や山岳地帯へも広がっていく。難易度の高いステージには、当ソフトの付録である「秘テクニック集」が役立つことがある。ボスに遭遇すると1対1のシミュレーション式コマンド選択方式バトルになる。星矢はダメージ(HP)とコスモMP)を持っており、1ターンずつコスモを「攻撃」「精神」「防御」「移動」の4つのパワーに振り分けて戦う。ボス敵を倒していくことでストーリーが進んでいく。なお、ボス戦を含め、すべての戦闘で逃げることが可能。

ボス戦でダメージが0になると、魔鈴や美穂に救われて再挑戦となるが、ダメージ、コスモ、EXPの値などが少し前の状態に戻される。移動中の場合、前のボス戦の直後の状態に戻される。ゲームオーバーはないが、コスモがなくなればボス敵を倒すことができず進めなくなる。最悪の場合、コスモを集めることができなくなり、リセットを余儀なくされる例もある[1]

ゲームの続きはパスワード入力だが、倒したはずのボスが復活したり、手に入ったはずの射手座の黄金聖衣パーツがまだ手に入っていない状態に戻ったりする。

直感ではゲームのシステムが理解しづらく、説明書にも詳しく書いていない[1]
登場人物

主人公 -
ペガサス星矢

青銅聖闘士 - 4人とも最初は敵として登場し、打倒後仲間になる

ドラゴン紫龍

キグナス氷河

アンドロメダ瞬

フェニックス一輝


暗黒聖闘士

ブラックフェニックス(ゲーム中では「ブラッククロス」と表記)

ブラックペガサス

ブラックドラゴン

ブラックスワン

ブラックアンドロメダ


白銀聖闘士

鷲星座の魔鈴

蛇遣い星座のシャイナ

カシオス

ドクラテス

御者星座のカペラ

地獄の番犬星座のダンテ

蜥蜴星座のミスティ

ケンタウルス星座のバベル

烏星座のジャミアン

白鯨星座のモーゼス

猟犬星座のアステリオン

ペルセウス星座のアルゴル


黄金聖闘士

牡牛座のアルデバラン

双子座のジェミニ

蟹座のデスマスク

獅子座のアイオリア

乙女座のシャカ

蠍座のミロ

シャドー


味方

城戸沙織

辰巳徳丸

美穂

春麗

牡羊座のムウ

老師


聖闘士星矢 黄金伝説完結編

聖闘士星矢 黄金伝説完結編ジャンルSLG+AVG
対応機種ファミリーコンピュータ
開発元シンセイ(新正工業)
発売元バンダイ
人数1人
メディア2Mbitロムカセット
発売日1988年5月30日
テンプレートを表示

聖闘士星矢 黄金伝説』(以下「前作」とする)の続編。

矢座のトレミーが放った黄金の矢により瀕死の重傷を負わされたアテナ・城戸沙織を救うために、黄金聖闘士が守る十二宮を突破するのが目的。ステージクリア型になっており、十二宮および教皇の間の全13ステージ構成。前作では中途半端だった十二宮での死闘を再現しており、各宮までのアクションステージと、各宮での黄金聖闘士との戦闘(またはイベント)の2つの要素がある。


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