聖書の貨幣(せいしょのかへい)は、聖書の記事内に於いて用いられている貨幣のことである。
新約聖書時代はギリシアの貨幣制度がイスラエルでも用いられていた。
通貨硬貨聖書箇所文語訳口語訳新改訳新共同訳備考
ドラクマ銀貨ルカの福音書15章8節銀貨銀貨銀貨ドラクメ1832年以降、ユーロ導入までギリシアの通貨単位として使用された。
ディドラクマ2ドラクママタイの福音書17章24節納金納入金宮の納入金神殿税
スタテル4ドラクママタイの福音書17章27節銀貨銀貨スタテル銀貨アルギュリオンとも言う
ミナ100ドラクマルカの福音書19章13節ミナミナミナムナ
タラント60ミナマタイの福音書25章15節タラントタラントタラントタラントン
レプタ銅貨マルコの福音書12章42節レプタレプタレプタレプトン新約聖書の中で最小の貨幣
コドラント2レプタマタイの福音書5章26節厘コドラントコドラントクァドランス
デナリドラクマと同価マタイの福音書18章27節デナリデナリデナリデナリオンローマ帝国の銀貨で、イスラエルで使用されていた一日分の賃金相当の貨幣。
アサリオンデナリの10分の一マタイの福音書10章29節銭アサリオンアサリオンアサリオンローマ帝国の小銅貨
ダリクペルシャの金貨歴代誌第一29章7節ダリクダリクダリクダリク8.5gの金
シェケル4ドラクマ、4デナリヨシュア7章21節シケルシケルシェケルシェケル
参考文献
増田誉雄ほか編「新聖書注解 旧約2」、いのちのことば社、1977年
新改訳聖書刊行会訳「聖書 注解・索引 チェーン式引照付」、いのちのことば社、1981年
舟喜順一「聖書のはかり(わかりやすい度量衡)」、日本聖書刊行会、1987年
エッセンシャル聖書辞典、いのちのことば社、1998年
「新聖書辞典」いのちのことば社、1985年
関連項目
聖書の度量衡
更新日時:2017年7月2日(日)03:52
取得日時:2020/07/14 13:44