聖剣学院の魔剣使い
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聖剣学院の魔剣使い
ジャンル
学園[1]アクション[1]ファンタジー[1]
小説
著者志瑞祐
イラスト遠坂あさぎ
出版社KADOKAWA
レーベルMF文庫J
刊行期間2019年5月25日 -
巻数既刊15巻(2024年4月現在)
漫画
原作・原案など志瑞祐(原作)
遠坂あさぎ(キャラクター原案)
作画蛍幻飛鳥
出版社KADOKAWA
掲載誌月刊少年エース
ComicWalker
レーベル角川コミックス・エース
発表号2020年1月号 -
発表期間2019年11月26日[2] -
巻数既刊8巻(2023年12月現在)
アニメ
原作志瑞祐
監督森田宏幸
シリーズ構成岡田邦彦
脚本岡田邦彦
キャラクターデザイン野口孝行、早坂皐月
音楽野見祐二
アニメーション制作パッショーネ
製作聖剣学院の魔剣使い製作委員会
放送局テレビ東京ほか
放送期間2023年10月3日 - 12月19日
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画アニメ
ポータル文学漫画アニメ

『聖剣学院の魔剣使い』(せいけんがくいんのまけんつかい)は、志瑞祐による日本ライトノベル。イラストは遠坂あさぎが担当している。略称は「せまつか」[3]MF文庫JKADOKAWA)より2019年5月から刊行されている。2022年2月時点でシリーズ累計発行部数は50万部を記録している[4]

2020年1月には声優東山奈央がレオニスとリーセリアの声とナレーションを担当するPVが公開された[5]

メディアミックスとして、蛍幻飛鳥によるコミカライズが『月刊少年エース』(KADOKAWA)にて2020年1月号から連載中[2]。1巻発売時にはボイスコミックが公開された[6]。またテレビアニメが2023年10月から12月まで放映された[7]
あらすじ

聖神歴447年。神や精霊がまだ存在し、人と魔が争いを繰り広げていた時代。不死者の王レオニスは、己の敗北を悟りつつも未来に可能性を託し、その身を地下深くの霊廟へと封印した。1000年後、魔王軍再興のために封印から目覚めたレオニスだったが、どういう訳かその姿はかつての聖剣士の少年だった頃まで遡行し、世界は荒廃して未知の怪物「ヴォイド」が跋扈しているなど、その様相を大きく変えていた。レオニスは想定外の状況に戸惑いつつも、新たな眷属である少女リーセリアの保護下に置かれる形で、彼女たち聖剣士たちの拠点のひとつである「第〇七戦術都市(セブンス・アサルト・ガーデン)」で生活することになる。
登場人物

声の項は特記がない限り、テレビアニメ版の声優を示す。
主要人物
レオニス・マグナス
声 -
井上麻里奈[8] / 田村睦心(ボイスコミック)[6]本作の主人公。愛称は「レオ」。かつては聖神暦に君臨していた「不死者の魔王」(アンデッド・キング)だったが、魔王として蘇った際の経緯からか、転生の儀式により1000年後に復活した際は少年聖剣士だった頃の姿に幼少化してしまった。現在はセリアに保護され、表向きは記憶喪失の棄民の少年という身分で聖剣学院に通い、第十八小隊に所属。リーセリアたちとともに過ごしながらも、 1000年前にロゼリアとした再会の約束を果たし、魔王軍を再興することを目標に活動している。出生時は1000年以上前に生まれた「レオニス・シェアルト」という名の人間。「六英雄・最強の剣士」として類まれな能力で何度も人類を救ってきた。10歳の若さで聖剣士となり「勇者」とも評されたが、守っていた人間の貴族達に裏切られ殺されてしまう。その時「叛逆の女神」であるロゼリアが現れ、ロゼリアの考えに賛同して魔王「レオニス・デス・マグナス」として蘇らせてもらう。その後魔族を率い、傲慢な貴族や寝返った勇者、庇護する神々等の敵対陣営と戦いを始める。後に劣勢となり、叛逆の女神との約束を果たすために転生の秘術を行ない、再起の誓いを胸に遺跡の奥深くの霊廟に自らを封印した。1000年後に目覚めた直後、偶然その場にいたレオニスを記憶喪失の棄民の少年と誤解したリーセリアと出会い、遺跡を抜け出す道中にヴォイドの攻撃から庇い絶命したリーセリアの最期を哀れみ、自身の眷属にした。頼り甲斐のある仲間思いな性格かつ魔王に敬意を払う者への庇護欲は高い一方で、聖剣士時代の経験により、眷属や仲間を傷つけ敵対する者にはヴォイド以外が相手でも一切容赦しない。現在の姿では全盛期の3分の1くらいの力しか発揮できないが、それでも周囲の人間より遥かに高い戦闘能力を誇る。ただし肉体が蘇ったことでアンデッド時には不要だった食事や睡眠が必要になっており、その都度「度し難い」と愚痴をこぼしている。母性本能をくすぐるかわいらしい外見なため、聖剣学院に通う女生徒から人気がある。素性から年齢の割に大人びた発言が目立つ一方で、肉体に精神が引っ張られているのか異性の身体には免疫がなく、外見年齢相応の恥じらいを見せることもある。勇者時代から泳ぎが苦手。また、アンデッドを使役するだけに骨に美術的価値を抱いているなど、周囲に理解されない独特なセンスの持ち主。時折骸骨の仮面を被って「ゾール・ヴァディス」と名乗り、暗躍することがある。
主な眷属

リーセリア
「吸血鬼の女王」(ヴァンパイア・クイーン)。主要人物の項を参照。
シャーリ
「暗殺メイド」。主要人物の項を参照。
死の騎士団
英雄たちの亡骸により生まれた「死都」(ネクロゾア)の近衛兵。武装したスケルトンの集団である。
ログナス三勇士
氷獄の剣士アミラス(声 - 井上和彦)・地獄の闘士ドルオーグ(声 - 楠見尚己)・冥界の法術士ネフィスガル(声 - 森功至)の3名の総称。魔王時代のレオニスと共に歴戦を戦い抜いた勇士。戦闘技術は確かだが、互いに仲が悪く、さらにレオニス以上にセンスがない。
武器

封罪の魔杖(ふうざいのまじょう)
レオニスの強大過ぎる力を封印する鞘にして魔杖。あらゆる魔術で味方を支援・援護したり、敵を攻撃・捕縛したりと、真価を発揮できずともオールラウンドで活躍する。学院には聖剣と偽り届け出ている。
魔剣〈ダーインスレイヴ〉
封罪の魔杖の中に封印されている、レオニスが勇者時代から愛用する剣。元々は聖剣だったが、ロゼリアの祝福を受けて魔剣となった。封印を解くことでかつての剣技も使えるようになるが、少年の姿では肉体への反動が大きく、使用後は筋肉痛でダウンしてしまう。また、「自身の王国を守るときのみ使用できる」という制約が課されており、現在においては第〇七戦術都市を自分の王国と規定することで条件を満たしている。
魔殲剣〈ゾルグスター・メゼキス〉
レオニスが「勇者」時代に授かり、「不死者の魔王」となってからも幾多の戦いで使用した剣。ヴェイラとの戦いで砕けたが、1000年後においてはシャルナークを内側から串刺しにし、ヴォイドとして変わり果てた姿でレオニスの前に現れた。レオニスによって破壊された後、回収した欠片を再構築して劣化した状態で修復されたものの、一度きりの使用で再び砕け散った。
使用する装備

幻魔の外套
着用すると他人に化けることができる。
使用する技

力場の障壁〈ルア・メイレス〉
目の前にバリアーのような障壁を展開させる呪文。
神雷烈華斬〈ラグナ・ロスト〉
ダーイン・スレイヴ使用時の必殺技。剣を振るって衝撃波を発射する。
変身
第二階梯魔術。スケルトンを素体に自分の影武者を作ることができるが、性格は完璧にはコピーされず、素体にしたスケルトンの個性に影響される。
闇破烈槍〈ランツェ・ヴロー〉
第二階梯魔術。魔力を込めた複数の槍を放つ。
爆裂呪弾〈ファルガ〉
第三階梯魔術。レオニスの合図で爆発する。
禍月〈エギル・ギーラ〉
第六階梯魔術。「死の騎士団」を強化させる。
死の蒼月〈スレイ・ギーラ〉
第七階梯魔術。亡者の魂を集結し、大きな魔神を召喚させる。大技「蒼魔神烈斬(キュアノスマギア・ラグナ・ロスト)」を繰り出す。
極大消滅火球〈アル・グ・ベルゼルガ〉
炎系統・第八階梯呪文。 巨大な火球を発射する。
極大重波〈ヴィラ・ズオ〉
重力系統・第八階梯呪文。 超重力の球体を上から落とし、相手を圧殺する。
地烈衝破撃〈グラズ・ガルド〉
第八階梯魔術。戦術級の大技。
無明螺旋球〈ヴォルサイド〉
第八階梯魔術。闇の球体に閉じ込め、破壊する。
神滅黒雷砲〈ライアス・ギーア〉
第九階梯魔術。巨大な雷を繰り出す大技。
リーセリア・レイ・クリスタリア
声 - 石川由依[8] / 東山奈央(ボイスコミック)[6]本作のメインヒロイン。15歳。愛称は「セリア」。美しい白銀の髪を持つ。第十八小隊の隊長。元々レギーナと共に第〇三戦術都市(サード・アサルト・ガーデン)の出身だったが、ヴォイドの大狂騒によって破壊された後、第〇七戦術都市に移住した。レギーナと共に霊廟を調査するため訪れ、その身を封じていたレオニスを発見・保護するが、その直後に彼をヴォイドから庇って命を落とし、それを哀れんだレオニスの魔術によって彼の眷属である高位のアンデッド「吸血鬼の女王」(ヴァンパイア・クイーン)として蘇る。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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