聖剣の刀鍛冶
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聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)
ジャンル
異世界ファンタジー[1]ラブコメ[1]アクション[2]
小説
著者三浦勇雄
イラスト屡那
出版社メディアファクトリー

その他の出版社
東立出版社
広州天聞角川動漫

レーベルMF文庫J
刊行期間2007年11月22日 - 2013年8月23日
巻数全16巻
漫画
原作・原案など三浦勇雄(原作)
屡那(キャラクター原案)
作画山田孝太郎
出版社メディアファクトリー→KADOKAWA
掲載誌月刊コミックアライブ
レーベルMFコミックス アライブシリーズ
発表期間2009年5月号 - 2017年3月号
巻数全10巻
ラジオ:ブラスミラジオ とよとよ!
放送期間2009年9月5日 - 12月26日
放送局超!A&G+
放送時間隔週土曜日 20:00 ? 20:59(1時間)
放送回数9回
放送形式収録
パーソナリティ豊口めぐみ(アリア役)
豊崎愛生(リサ役)
構成作家伊福部崇
提供メディアファクトリー
コロムビアミュージックエンタテインメント
アニメ
原作三浦勇雄
監督日高政光
シリーズ構成鈴木雅詞
脚本鈴木雅詞、小鹿りえ
キャラクターデザイン中井準
音楽寺嶋民哉
アニメーション制作マングローブ
製作メディアファクトリー
アース・スター エンターテイメント
文化放送AT-X
放送局独立UHF局他(放送局参照)
放送期間2009年10月3日 - 2009年12月19日
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画アニメ
ポータル文学漫画アニメラジオ

『聖剣の刀鍛冶』(せいけんのブラックスミス、The Sacred Blacksmith)は、三浦勇雄による日本ライトノベルイラスト屡那が担当。MF文庫Jメディアファクトリー)より2007年11月から2013年8月まで刊行された。また、それを原作としたメディアミックス展開が2009年より行われている。
概要

上等。シリーズ』に続く三浦勇雄の第2作で、イラスト担当者も同じ。

作者による略称は「聖剣」[3]。作者が知人と相談した際には「刀鍛冶」「聖刀」「聖ブラ」といった案が挙がった[3]。この他の略称として「ブラスミ」など。

2009年に漫画化され、『月刊コミックアライブ』2009年5月号から2017年3月号にかけて山田孝太郎によって連載された。また、同年10月からはテレビアニメの放映も行われ(後述)、それに関連したラジオ番組も同年9月より放送された(後述)。

本作では「」や「鍛冶」、「鍛冶職人刀工)」を扱っており、作者の三浦は執筆に当たって取材を行い、それに準じた設定がされている[4]

2009年12月時点でシリーズ累計部数は150万部を突破している[5]
あらすじ

元貴族令嬢で騎士団員のセシリー・キャンベルは、父から受け継いだ古い剣を鍛えてくれる鍛冶屋を探していた所、街中で暴れていた男を剣で撃退する青年と出会う。その青年の名は、ルーク・エインズワース。鍛冶屋を営んでいるというその青年と、彼の助手のリサ、そして、訳あって警護をすることすることとなった魔剣「アリア」との出会いによって、セシリーはだんだんと聖剣とヴァルバニルをめぐる争いに巻き込まれていく。そして、自身に課せられた運命に翻弄され、芽生え始めた恋心に戸惑いつつも、三人と絆を深め合い、セシリーは一人の騎士として、また、一人の女性として成長していく…。
登場人物
独立交易都市ハウスマン
主要なキャラクター
セシリー・キャンベル (Cecily Cambell)
- 藤村歩[6]本作の主人公。三番街自衛騎士団に所属する活発な性格の少女。16歳。代理契約戦争で活躍した元貴族キャンベル家の現当主。ルークの打つ刀に惚れ込み、自分用の刀を打ってくれるよう工房「リーザ」に足繁く通っているが、金銭面でルークにひたすら断られ続けている。活発で男勝りな性格は父親譲りだが、容姿(および豊かな胸)は母親譲り、頑固さは両親から受け継いでいるとのこと。正義感・お人好しの強い性分で、「すべてを救う」という誓いの下、何かと困難に首をよく突っ込む。そのため、本人やアリア、ルーシーによれば、無茶ばかりするため傷が絶えないという。ルークやリサと関わる中で、彼らの生い立ち、世の中の真相、さらには自身に課せられた役目を知ることになる。第3巻では、ジーグフリードによって性的暴行を加えられ、精神を追い詰められる。第5巻で「聖剣の鞘」のことをルーシーから聞かされるが、ルークを信じ自らの運命を受け入れる。物語の進行とともにルークに恋心を抱くようになるが、なかなか想いを伝えられずにいた。ただし、第7巻において、ルークの眼前でイライザ・イヴァに対して、ルークのことを「私の男」と言ったことはある。物語初期は、3ヶ月前に騎士になったばかりの騎士団の一新人で戦闘能力は皆無だったが、アリアとの連携・ルークによる指導により実力をつける。交易都市防衛戦で一躍時の人となり、今や交易都市一の有名人。第9巻からは、後輩ができたことに対する責任からか、無意識のうちに直感よりも理性や理屈を優先させるようになっており、その点をヒルダやリサに指摘されている。第11巻で、リサから「魔剣精製」の代償を聞かされ、ルークとの関係について思い悩むが、ルーシーの言葉に背中を押される。そして、交易都市全体に向けての放送中に「直感よりも理性や理屈を優先させる自分は私らしくない」と初めて自覚。そして、自分らしさを取り戻し、交易都市全員が聞いている中ルークに求婚、自他ともに認める婚約者同士となった。最終決戦では聖剣の使い手として中心に立ち、アリアを用いてヴァルバニルを再封印した。決戦後、決戦中に降り注いだ流星から新たな聖剣の材料となる隕鉄を求めて旅に出た。その旅でルークの母と出会って新大陸から来る海賊の警告を聞き、海賊の鎮圧戦に赴き、その長い戦いにおいても一騎当千の活躍を見せて再びその名を轟かせた。
ルーク・エインズワース (Luke Ainsworth)
声 - 岡本信彦[6]工房「リーザ」の刀鍛冶の職人。17歳。聖剣を打つ修行をしている。左目は義眼。人に対し無愛想な態度をとることが多く不器用で冷静沈着なクールな美男子。しかし少々天然な所が有り人に対してあまり興味を示さず3年前に幼馴染のリーザを目の前でヴァルバニルに殺されてから積極的に人と関わらなくなった。しかし、セシリーと出会ってからは変わり始め、リサとも向き合うようになった。普段は鍋釜や包丁などの生活用品、農具などの修理で生活をしており、刀を打つ仕事はしていない。父親から仕込まれた独特な剣術を使い、その腕は相当なもの。刀鍛冶(ブラックスミス)として「聖剣」を生成する使命を担っている。軍国の聖剣師との技術交換で新たな技術を見出した。その際、聖剣が完成した時には、その刀をセシリーに授けようと決めていたようである。リサとともに「魔剣精製」によって「魔刀」を生み出せる。ただし、それによって魂を消費しており、第4巻においてその影響が右眼に出始めていることをリサに打ち明けた。物語初期のころは、「お前の無力を俺に押し付けるな」などと言ってセシリーを冷たくあしらっていたが、物語の進行とともに、彼女に惹かれ優しく接するようになる。9巻では、アリアを取り戻すために旧群衆列国に赴くセシリーに対して、「俺の力はいるか」などと自ら協力を申し出たこともある。第4巻(本文の記述では第3巻)あたりから、セシリーに対して恋心を抱いていることを自覚するが、「魔剣精製」により寿命を縮めているため、その想いを心のうちに閉じ込めていた。しかし、その想いゆえに、シーグフリードや初代ハウスマンを嫌悪しており、特にシーグフリードに対しては、セシリーのことを「最も手を出してはいけない女」、「俺の女」などと言い怒りを顕わにしている。セシリーとの関係をあれこれ追及されたことがあるため、フィオやパティが苦手。第8巻からは、自分が失明した時のために、自身の刀を鍛錬するとともに、リサに刀鍛冶(ブラックスミス)の技術を伝えている。第10巻での火山の遭難でユーインに「魔剣精製」における代償を告白するが、ヴァルバニルの封印強化ために行った「魔剣精製」により、遂に極度の弱視に陥り、セシリーに知られてしまう(ルーク本人は、セシリーに気付かれていることを知らなかった)。そのことでセシリーを避けていたが、セシリーの「私はあなたがかなり好き」と言う言葉に対して「俺のほうが相当だ」と答え、求婚を受け入れ、自他ともに認める婚約者同士となった。12巻で、リサによって左目に「魔眼」を入れられ、視力が戻った。しかし、鍛冶作業をするたびに、視力と引き換えに魂を消費している。また、火山での遭難の際にヴァルバニルの肉を食したことでリサや魔剣たちしか感じられない体臭を発しており、身体能力も向上しているが、代わりにヴァルヴァニルの魔力が強くなると食べた肉が硬質化して体外に飛び出す呪いを受けてしまっている。


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