この項目では、エジプトの聖人について説明しています。パドヴァの聖人については「パドヴァのアントニオ」をご覧ください。
大アントニオ
克肖者、勤行者、修道士
崇敬する教派カトリック教会、正教会、聖公会、非カルケドン派、ルーテル教会
記念日1月17日(カトリック)
守護対象動物、麦角菌中毒
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聖大アントニオス(ギリシア語: Αντ?νιο?, ラテン語: Antonius、251年頃 - 356年)、あるいは大アントニオは、キリスト教(正教会・非カルケドン派・カトリック教会・聖公会・ルーテル教会)の聖人。修道士生活の創始者とされる。ラテン語から聖アントニウスとも表記される。正教会では勤行者克肖者聖大アントニイと記憶される。 アレクサンドリアのアタナシオスによると、250年頃、エジプトのコーマ
生涯
諸々の誘惑を象徴するかのような怪物に囲まれ、苦闘する聖アントニオスの姿は美術の題材として好まれ、代表的なものは『聖アントニウスの誘惑
(英語版)』として知られる。ヒエロニムス・ボスの『聖アントニウスの誘惑の三連祭壇画』、マティアス・グリューネヴァルト、マルティン・ショーンガウアーに基づくミケランジェロ・ブオナローティの作品『聖アントニウスの苦悩』や、『聖アントニウス』として知られるアルブレヒト・デューラーの作品、『聖アントニウスと隠修士聖パウルス』を描いたディエゴ・ベラスケスの作品など。交響曲『画家マチス』(ヒンデミット)?第3楽章「聖アントニウスの誘惑」 ギュスターヴ・フローベール『聖アントワーヌの誘惑[1]』 麦角菌・中毒・丹毒・脱疽を中世ヨーロッパで「聖アントニウスの火」と呼んだ。大アントニオスに祈ることで治癒されると信じられていたからである。 動物の守護聖人とされ、聖名祝日1月17日[2]には「アントニオ祭」としてペットや家畜の祝福(動物の祝福)が行われる[3][4]。
文学
エピソード聖アントニウスが動物、貧者、病人を祝福
参考文献
ヤコブス・デ・ウォラギネ『黄金伝説 第一巻』(Jacobus de Voragine: Legenda aurea)21章「聖アントニオス」(1979年人文書院刊・前田敬作, 今村孝訳 244-253頁)