考証(こうしょう)とは、伝承や二次資料などにより広く一般に知られている事件や出来事について、その客観的な証拠となりうる古い文献や器物を入念に調査することにより、その事件は実際にはどのようにして起きたどんな事件だったのか、その出来事とは実は何だったのかを明らかにすること。類義語に実証(じっしょう)、論証(ろんしょう)。
参考文献
廣松渉[ほか]編『岩波哲学・思想事典』岩波書店、1998
桂島宣弘[ほか]編『日本思想史辞典』ぺりかん社、2001
今村仁司[ほか]編『岩波社会思想事典』岩波書店、2008
石毛忠[ほか]編『日本思想史辞典』山川出版社、2009
石田一良[ほか]編『日本思想史事典』東京堂出版、2013
社会思想史学会 編『社会思想史事典』丸善出版、2019
関連項目
考証学: 清代の中国で特に流行し、当時の儒学において中心的な存在だった学問。
考証学派