翻訳夜話2_サリンジャー戦記
[Wikipedia|▼Menu]

翻訳夜話2 サリンジャー戦記
著者
村上春樹柴田元幸
発行日2003年7月20日
発行元文藝春秋
ジャンル対談、文芸評論
日本
言語日本語
形態新書
ページ数247
コードISBN 978-4166603305

ウィキポータル 文学

[ ウィキデータ項目を編集 ]

テンプレートを表示

『翻訳夜話2 サリンジャー戦記』(ほんやくやわツー サリンジャーせんき)は、村上春樹柴田元幸の対談集、文芸評論。文春新書翻訳夜話」シリーズの2作目。2003年7月、文藝春秋から刊行。

本書で村上は「『フラニーとズーイ』の関西語訳をやってみたいというのは、前々からちらちらと考えてます。(中略)受け入れられるかどうかはわからないけど」と発言しているが[1]、11年後の2014年2月、サリンジャーの同作品を新潮文庫で訳・出版した。
内容
対話1 ホールデンはサリンジャーなのか?
『出版ダイジェスト』1907号(2003年3月11日)に掲載されたもののオリジナル版。またこの対談は
白水社の公式サイトでも読むことができる[2]
対話2 『キャッチャー』は謎に満ちている
文藝春秋社内で行われた対談。
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』訳者解説
執筆者は村上。同年4月に白水社より刊行された『キャッチャー・イン・ザ・ライ』に本来付されるべきだったもの。執筆後にアメリカ本国のエージェントから不許可の知らせを受け取ったという。出版契約書に「訳者は解説をつけてはならない」という条項があるのがその理由[3]。初出は『文學界』2003年6月号。
Call Me Holden
執筆者は柴田。ホールデン・コールフィールドが語るアメリカ文学史という体裁をとっている。
脚注^ 本書、44頁。
^白水社 : 村上春樹・柴田元幸『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を語る (1/5)
^ 本書、5-6頁。

関連項目

翻訳夜話

翻訳教室 (柴田元幸)

ライ麦畑でつかまえて

J・D・サリンジャー

代表質問 16のインタビュー

柴田さんと高橋さんの「小説の読み方、書き方、訳し方」










村上春樹の作品
長編小説

風の歌を聴け

1973年のピンボール

羊をめぐる冒険

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

ノルウェイの森

ダンス・ダンス・ダンス

国境の南、太陽の西

ねじまき鳥クロニクル

スプートニクの恋人

海辺のカフカ

アフターダーク

1Q84

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

騎士団長殺し

街とその不確かな壁

中編小説

街と、その不確かな壁

短編小説

中国行きのスロウ・ボート

カンガルー日和

象工場のハッピーエンド

螢・納屋を焼く・その他の短編

回転木馬のデッド・ヒート

パン屋再襲撃

TVピープル

レキシントンの幽霊

夜のくもざる

神の子どもたちはみな踊る

象の消滅 短篇選集 1980-1991

東京奇譚集

はじめての文学 村上春樹

めくらやなぎと眠る女

女のいない男たち

一人称単数

随筆

村上朝日堂

映画をめぐる冒険

村上朝日堂の逆襲

ランゲルハンス島の午後

THE SCRAP 懐かしの一九八〇年代

日出る国の工場

村上朝日堂はいほー!

やがて哀しき外国語

使いみちのない風景

うずまき猫のみつけかた

村上朝日堂はいかにして鍛えられたか

若い読者のための短編小説案内

ポートレイト・イン・ジャズ

ポートレイト・イン・ジャズ2

村上ラヂオ

意味がなければスイングはない

走ることについて語るときに僕の語ること


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:23 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef