羽海野チカ
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羽海野 チカ
生誕
日本東京都足立区[1]
国籍 日本
職業漫画家
活動期間1995年 -
ジャンル少女・青年漫画
代表作『ハチミツとクローバー
3月のライオン
受賞第27回講談社漫画賞少女部門(2003年)
このマンガがすごい!オンナ編第1位(2006年、2007年)
第1回ブクログ大賞マンガ部門大賞(2010年)
第35回講談社漫画賞一般部門(2011年)
第18回手塚治虫文化賞マンガ大賞(2014年)
公式サイト ⇒羽海野チカ_umino*chika
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羽海野 チカ(うみの チカ、8月30日[1])は、日本漫画家同人作家東京都足立区出身[1]東京都立工芸高等学校[2]デザイン科[3]卒業。女性
略歴

小学生の頃からキャラクターデザイナーや漫画家になる夢を抱いており[4]、工芸高校在学時、「ぶ?け」に一度だけ投稿作品が掲載。[5]卒業後に株式会社サンリオへ就職[6]、勤務外に同人誌活動をはじめる[5]。3年後に同社を退職、フリー[6]で、イラストやグッズのカットを手掛ける。

漫画家への夢をあきらめず、同人誌活動は継続し[5]コミックマーケット参加時代には同人誌を発行。サークルを1人で回し、見かねた読者が度々手伝うこともあった。

ペンネームは自身の読み切り作品、「海の近くの遊園地」からとったものである[4]

宝島社『CUTiE Comic』へのカット絵の仕事を依頼された際、ネームを見せたことから『ハチミツとクローバー』でデビュー、初連載となった[6]。しかし『CUTiE Comic』休刊が決定したことで、連載は終了。それでもこの作品を描き続けたいと、自ら出版社へ持ち込み、『YOUNG YOU』で再連載が決定[7]。(後に『コーラス』へ移籍。)

『ハチミツとクローバー』は2005年アニメ化、2006年に実写映画化、2008年にはTVドラマ化されてヒットし、自身の代表作となる。同作で2003年に第27回講談社漫画賞少女部門を受賞。

2007年3月のライオン』を連載開始。2010年、第1回ブクログ大賞マンガ部門、2011年にはマンガ大賞と第35回講談社漫画賞一般部門、2014年に第18回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。2021年に第24回メディア芸術祭賞 マンガ部門大賞を受賞[8]

2013年に手術・療養のため入院し、一時休載した[9]
人物



敬愛する漫画家は「
くらもちふさこ」「萩尾望都[10]。萩尾望都の作品から技法を学びとり独習した。『ハチミツとクローバー』はぐちゃんは、萩尾望都『ポーの一族』シリーズ短編第2作『ポーの村』に登場したメリーベルをイメージして、おでこを出した長い巻き毛の少女にしたという[5]

イノセンスを待ちながら』では『機動警察パトレイバー 2 the Movie』や『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』など押井守アニメへの思い入れを描き、後に押井守の弟子である神山健治のオリジナルアニメ『東のエデン』『Xi AVANT』キャラクター(原案)を手がけた。

デビュー第2作目の『3月のライオン』は編集者の、次回作は将棋ボクシング漫画をとの提案がきっかけ。羽海野本人は将棋は全く知らないため、対局シーンは監修者の協力を得て描かれている。『ハチミツとクローバー』後、一発屋との風評に手堅い作品をと、前作7巻目から準備を始めた。物語の舞台は実在の場所に設定することを決め、萩尾望都『海のアリア』に倣い、当初は鎌倉を検討したが取材のしやすさ、橋が多くあり、川で画面が広くなり絵になる場所という理由により、都内の月島に変更[5]

2010年12月8日に公式ブログで、「東京都青少年健全育成条例改正案」の表現への規制に、反対を表明している[11]


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