群馬大学
荒牧キャンパス正門ロータリー
大学設置1949年
創立1873年
学校種別国立
設置者国立大学法人群馬大学
本部所在地群馬県前橋市荒牧町4-2
キャンパス荒牧(群馬県前橋市)
昭和(群馬県前橋市)
桐生(群馬県桐生市)
太田(群馬県太田市)
学部共同教育学部
情報学部
医学部
理工学部
研究科教育学研究科
社会情報学研究科
医学系研究科
保健学研究科
理工学府
ウェブサイト ⇒www.gunma-u.ac.jp
群馬大学(ぐんまだいがく、英語: Gunma University)は、群馬県前橋市荒牧町4-2に本部を置く日本の国立大学。1873年創立、1949年大学設置。大学の略称は群大(ぐんだい)。 国立総合大学として小規模な学部構成で、秋田大学や山梨大学、福井大学と似る。実学尊重の学風で高度専門職業人養成という明確な教育目標がある。キャンパスは前橋市の荒牧地区(共同教育学部、情報学部)と昭和地区(医学部)、桐生市の桐生地区(理工学部)など。東京都心から100kmほど離れており[注釈 1]、周囲に自然が多く、静かな環境で勉強や研究に没頭できる大学である。実習や実験においては国立大学ならではのST比(教員1人当たりの学生数)で少人数教育を受けることができる。研究においては医学(感染症、内分泌学、放射線医学)や化学(炭素素材、ケイ素)で論文発表が多い[1][2]。なお、高い研究業績をあげている教員は研究費取得状況で見積もることがおおよそ可能である[1][3][4]。2021年、新学長就任において学長ビジョン”知の拠点として地域の人材育成や地域社会を支える基盤となると同時に、グローバルな視点で活躍できる大学を目指す”を表明し、ICTリテラシーを全学に展開するなどを掲げた[5]。群馬大学改革プランによると、将来的に食健康分野の新学部設置および大学院のプログラム制への再編が計画されている[6]。 近年の大学評価は以下の通りである。
概観
大学全体
2007年 『朝日新聞』調査によると、学生1人当たりの校舎面積61.9m2で全国9位タイであった[7]。
2007年 文部科学省調査によると、大学立地が地域に及ぼす経済波及効果は597億円と試算された。
2015年 国立大学は3タイプに分類され、地域の人材育成や振興に協力する大学と位置づけられた。地元密着の大学として学生の地元就職率を2021年までに60%超にすることを目指している(2014年時点で56%)。
2017年 国立大学運営交付金の配分額は117億円(国立86大学中27番目)である。
2017年 『東洋経済』調査によると、総資産額は891億円(国公立150大学中36番目)[8]。経常収益は462億円(国公立150大学中24番目)経常利益9.7億円[9]。公務員就職者数244人(全大学中58位)で卒業者比率19.2%[10]。
2018年4月時点で、6482名(学部生5135名、大学院生1347名)の学生が在籍している(755大学中144番目)。
2019年 科学研究費補助金配分額(新規+継続)8.9億円(746大学中38番目)である。
2020年 国立大学法人運営費交付金を傾斜配分する評価制度において「機能強化の方向性に応じた重点支援」で配分率100%[11]、「成果を中心とする実績状況に基づく配分」の各指標における配分率は下記のとおりだった[12]。
卒業・修了者の就職・進学等の状況 95% (上位70%以上に位置)
博士号授与の状況 95% (上位70%以上に位置)
カリキュラム編成上の工夫の状況 90% (上位80%以上に位置)
若手研究者の雇用状況 115% (上位10%以上に位置)
常勤教員当たり研究業績数 100% (上位50%以上に位置)
常勤教員当たり科研費受入実績 105% (上位30%以上に位置)
常勤教員当たり受託・共同研究受入額 100% (上位50%以上に位置)
人事給与マネジメント改革推進状況 115% (上位10%以上に位置)
ダイバーシティ環境醸成の状況 85% (上位80%を下回る)
会計マネジメント改革推進状況 105% (上位30%以上に位置)
常勤教員当たり経営資金獲得実績 95% (上位70%以上に位置)
施設マネジメント改革推進状況 100% (上位50%以上に位置)
2021年 クアクアレリ・シモンズ社QS世界大学ランキングにおいて国内43位(アジア281-290位, 世界701-750位)である[13]。
2021年 タイムズ・ハイアー・エデュケーション世界大学ランキングにおいて国内75位(アジア301-350位, 世界1001+位)[14]。調査開始から国際性の弱さが指摘されている。
2021年 タイムズ・ハイアー・エデュケーションによると、SDGs対応状況に基づいた大学インパクトランキングにおいて国内33位タイ(世界601-800位)である[15]。
2021年 USニューズ&ワールド・レポート世界大学ランキングにおいて国内51位(アジア417位, 世界1381位)である[16]。
2021年 CWUR世界大学ランキングにおいて国内47位(世界1049位)である[17]。