美しさと哀しみと
訳題Beauty and Sadness
作者川端康成
国 日本
言語日本語
ジャンル長編小説
発表形態雑誌連載
初出情報
初出
『婦人公論』1961年1月号(第46巻第1号)から1963年10月号(第48巻第11号)(全33回)
挿画:加山又造
「除夜の鐘」-1961年1月号-3月号
「早春」-1961年4月号-7月号
「満月祭」-1961年8月号-10月号
「梅雨空」-1961年11月号-1962年1月号
「石組み――枯山水」-1962年2月号-3月号、5月号
「火中の蓮華」-1962年6月号-9月号
「千筋の髪」-1962年10月号-1963年2月号
「湖水」(のち「夏痩せ」)-1963年3月号-5月号
「湖水」-1963年6月号-10月号
刊本情報
刊行中央公論社 1965年2月20日
装幀・挿画:加山又造
収録『日本の文学第38巻 川端康成』 中央公論社 1964年3月16日
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『美しさと哀しみと』(うつくしさとかなしみと)は、川端康成の長編小説。ある中年小説家と、彼がかつて愛した少女で現在日本画家となった女、その内弟子で同性愛者の若い娘の織りなす美しさと哀しみに満ちた人生の抒情と官能のロマネスク物語[1][2]。愛する師のために、レズビアンの女弟子が男の家庭の破壊を企てる復讐劇を基調にした中間小説的な粉飾のストーリー展開で、川端の野心的な代表作とは見なされてはいないが、川端という作家の主題や技法、心の翳が特徴的に示されている作品だといわれている[1][2][3][4]。
1965年(昭和40年)2月28日に篠田正浩監督で映画化され、1985年(昭和60年)にはフランスのジョイ・フルーリー
監督により映画化された。.mw-parser-output .toclimit-2 .toclevel-1 ul,.mw-parser-output .toclimit-3 .toclevel-2 ul,.mw-parser-output .toclimit-4 .toclevel-3 ul,.mw-parser-output .toclimit-5 .toclevel-4 ul,.mw-parser-output .toclimit-6 .toclevel-5 ul,.mw-parser-output .toclimit-7 .toclevel-6 ul{display:none}目次1961年(昭和36年)、雑誌『婦人公論』1月号(第46巻第1号)から1963年(昭和38年)10月号(第48巻第11号)にかけて連載された[5][3]。1962年(昭和37年)4月号は病気(睡眠薬の禁断症状)で休載されたため、全33回となる[5]。各回には加山又造による挿画が掲載された。各章と回の関係詳細は以下のようになる[5]。「除夜の鐘」 - 1961年(昭和36年)1月号から3月号(第1回から第3回)「早春」 - 同年4月号から7月号(第4回から第7回)「満月祭」 - 同年8月号から10月号(第8回から第10回)「梅雨空」 - 同年11月号から1962年(昭和37年)1月号(第11回から第13回)「石組み――枯山水」 - 同年2月号から3月号、5月号(第14回から第16回)「火中の蓮華」 - 同年6月号から9月号(第17回から第20回)「千筋の髪」 - 同年10月号から1963年(昭和38年)2月号(第21回から第25回)「湖水」(のち「夏痩せ」と改題) - 同年3月号から5月号(第26回から第28回)「湖水」 - 同年6月号から10月号(第29回から第33回)