罠の戦争
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罠の戦争
ジャンル
連続ドラマ
脚本後藤法子
演出三宅喜重
宝来忠昭
監修大泉充彦
露崎史朗(植物)
川嶋寛(医療)
出演者草g剛
井川遥
杉野遥亮
小野花梨
小澤征悦
宮澤エマ
坂口涼太郎
玉城裕規
白鳥晴都
飯田基祐
田口浩正
本田博太郎
高橋克典
片平なぎさ
岸部一徳
ナレーター柳沢三千代
音楽菅野祐悟
エンディング香取慎吾×SEVENTEEN「BETTING」
国・地域 日本
言語日本語
製作
プロデューサー河西秀幸
三宅喜重
制作プロデューサー西村武純(音楽)
制作関西テレビ放送

放送
放送チャンネルフジテレビ系列
映像形式文字多重放送
番組連動データ放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2023年1月16日 - 3月27日
放送時間月曜 22:00 - 22:54
放送枠月曜22時枠
放送分54分
回数11
公式サイト
特記事項:
初回は15分拡大(22:00 - 23:09)。
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『罠の戦争』(わなのせんそう)は、2023年1月16日から3月27日まで、カンテレ制作・フジテレビ系列の「月曜夜10時枠の連続ドラマ」枠にて放送されたテレビドラマ[1]。主演は草g剛[1]

草g主演の「銭の戦争」「嘘の戦争」に続く「戦争シリーズ」第3弾[1]

草gがジャニーズ事務所を退所してから初となる民放の連続ドラマ主演作[2]

息子を瀕死の重体に追いやった事件の犯人と、それを隠蔽しようとする国会議員への復讐に燃える議員秘書の姿を描く[1]

主要な登場人物の役名に動物の漢字が使われている[3]
あらすじ

衆議院議員である犬飼孝介の第一秘書を務める鷲津亨は、20年前、路頭に迷っていた自分に手を差し伸べてくれた犬飼に恩義を感じ、以来、犬飼に尽くした。犬飼は、与党・民政党の議員として内閣府特命担当大臣にまで上り詰めた。しかし、失言により世論の強い反発を招き、幹事長の鶴巻憲一や厚生労働大臣の鴨井ゆう子、そして内閣総理大臣の竜崎始からも、どこか冷ややかな目で見られる。亨の友人である二世議員の鷹野聡史は、犬飼の息子で大臣秘書官である俊介が地元の建設会社から不正な金を受け取っていることを知った。

そんななか、大臣就任後初の政治資金パーティーが行われ、会場には鶴巻や竜崎も姿を現した。亨が、政策秘書の虻川勝次、私設秘書の蛍原梨恵らと招待客の対応に追われていると、妻の可南子から、中学生の息子・泰生が歩道橋から何者かに突き落とされ、意識不明の重体だと知らせが入り、物語が動き出す[4]
キャスト
鷲津家
鷲津亨(わしづ とおる)〈45〉
演 -
草g剛本作の主人公。犬飼大臣の第一秘書。20年前、私生活でどん底に陥っていた時に手を差し伸べてくれた犬飼に恩義を感じ、彼のために身を粉にして誠心誠意尽くしてきた。しかし、泰生の歩道橋での負傷を事故で済ませるよう犬飼から迫られたことで彼を見限り、泰生を負傷させ、それを隠蔽しようした人物たちへの復讐を誓う。驚異的な記憶力で、犬飼の支援者の詳細なプロフィールや最新の動向を全て把握している。しかし、蛯沢浩輝が陳情に来たことについては、当時犬飼が急病で倒れたこともあってか記憶しておらず、陳情を犬飼に通さず処理するという失態を犯してしまい、眞人に恨まれる要因となった。犬飼の失脚後は、彼の地盤を継いで衆議院議員となり、権力の階段を駆け上がる。その過程で権力に捉われ人が変わってしまったかのようになるが、可南子や泰生から離縁を切り出されたことで正気に戻り、自身の衆院選挙での賄賂を告白し議員を辞職。同時に鶴巻や彼の不正を知りながら党内の権力掌握のため見逃す竜崎総理を潰すため、彼らのスキャンダルをSNSでライブ配信し暴露する。可南子が衆議院議員に当選すると、制度上配偶者のままでは就任することが叶わなかった、彼女の政策秘書に就任する。
鷲津可南子(わしづ かなこ)
演 - 井川遥[1]亨の妻。亨が犬飼の「泰生の負傷を事故として処理しろ」という言葉に頭を下げたことに失望し、一度は離婚を切り出すが、逆に亨から「復讐のためには家族に危害が及ばないように離婚した方がいい」と言われたことで亨の本心を知り、彼を全力で支える決意をする。かつて女性を支援するNPO法人で働いたころ、友人の夕実が自殺してしまい、そのころ犬飼の視察に同行する亨と出会い、彼と結婚したことで友人を助けることができなかった罪悪感から逃れていた。亨が権力の階段を駆け上がり、囚われていく姿を見て困惑し離婚を切り出し、亨も鶴巻や竜崎と刺し違える覚悟を決めた上で了承する。離婚後は旧姓の雛田に戻り、亨のいなくなった千葉15区の補欠選挙に出馬し、当選して衆議院議員となる。
鷲津泰生(わしづ たいき)
演 - 白鳥晴都[5]亨と可南子の息子。何者かに歩道橋から突き落とされ、瀕死の重傷を負う。脳出血を起こしており、一命をとりとめたとしても植物状態になるか、意識を取り戻したとしても体に障害が残ると医師から診断されており、危機的状況に陥る。しかし、幸いなことに意識を取り戻し、自身を歩道橋から突き落としたのが鴨井文哉であることをはっきりと覚えていた。権力や永田町の論理に囚われた父の姿を見て幻滅し、「かっこ悪い」と吐き捨てる。しかしその後、虐めからある生徒を庇う様子を陰ながら目撃した事が、亨が正気に戻るきっかけとなった。
犬飼大臣とその関係者
蛯沢眞人(えびさわ まさと)
演 -
杉野遥亮[1]議員秘書見習い。植物学を専攻していた大学院生で、植物のことを語りだすと止まらなくなる青年。政治資金パーティーでの様子[注 1]から犬飼に恨みを抱いていると亨に看破されており、亨が犬飼への復讐計画を明かすと、救済されず亡くなった兄の復讐のため犬飼に近づいたと打ち明け、亨の復讐計画に協力し、亨が衆院選に当選後、彼の私設秘書となる。しかし、亨が兄の陳情を放置したことを知り、権力に取りつかれ鶴巻たちと変わらない政治家に変質したため、水増し請求で裏金を作っていることをリークする怪文書を永田町にばらまく。怪文章をばらまいていたことが亨に知れると秘書を解雇されると、千葉県警に衆院選挙の際に市議に賄賂を渡していたと告発する。亨が権力に捉われたふりをして鶴巻や竜崎のスキャンダルを暴露したことを知ると彼を陥れようとしたことを反省し、亨に代わり千葉15区で衆議院議員に当選した可南子の秘書の面接を受けに現れる。
蛍原梨恵(ほとはら りえ)
演 - 小野花梨[1]私設秘書。10月25日生まれ。高圧的な先輩秘書・虻川のパワハラ、セクハラに悩んでいた。亨の復讐計画を明かされ、蛯沢と共に彼に協力する。亨が衆院選に当選後、彼の第二秘書に就任する。亨が議員辞職すると、補欠選挙で当選した可南子の秘書に就任する。
貝沼永太(かいぬま えいた)
演 - 坂口涼太郎[5]第二秘書。事務所内では虻川派であったが、虻川が解雇されると亨に歩み寄りをかける。亨が千葉15区からの出馬が決まると政策秘書の要請を受け、亨が衆院選に当選後、政策秘書に就任する。亨の選挙出馬の際の票の取りまとめや裏金作りなど、汚れ役を一手に引き受けている。しかし、亨が鶴巻潰しに奔走して議員活動をおろそかにしていることに対して不信感を持つようになる。亨が議員辞職すると、鷹野の秘書に就任する。鷹野の秘書になってからは、髪型をマッシュルームカットから中分けに変えた。
犬飼俊介(いぬかい しゅんすけ)
演 - 玉城裕規[5]犬飼大臣の息子。大臣秘書官。父の後継者となり、地盤を受け継ぐつもりで秘書を務めるが、仕事をしない。地元の建設会社から賄賂を受け取ったスキャンダルを記者の熊谷に嗅ぎつけられている。マナーが悪く、注意されると逆切れして暴力をふるい、その度に示談金を払うことを繰り返していたことから、蛍原たちが被害女性を見つけ出し、説得して被害届を提出させたため警察に連行される。父が倒れてからは亨と可南子をデマで非難する動画をネットに流し、亨の政界進出を阻もうとしたが、かえって鶴巻に見放される。
虻川勝次(あぶかわ かつじ)
演 - 田口浩正[5]政策秘書。犬飼大臣の言いなり。典型的なパワハラ気質で、同僚の蛍原にパワハラやセクハラを働く、人として問題のある人物。亨の策略で蛍原へのパワハラを鴨井大臣が知ることとなり熊谷に記事にされ、更に泰生の転落事故の隠ぺいに動いていたように仕立てられ、スキャンダルを嫌う犬飼から心身に問題を生じ休職中と発表され追い込まれる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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