「ベガ」のその他の用法については「ベガ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
ベガ[1]
Vega
ベガ[7](ヴェガ[8][1]、英: Vega[注 3])は、こと座α星、こと座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つ。七夕のおりひめ星(織女星(しょくじょせい))としてよく知られている[9]。わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブとともに、夏の大三角を形成している。 0.19日の周期で僅かに変光するたて座δ型変光星である。変光範囲が0.01等 - 0.04等と小さいため、眼視観測では変光はわからない。 2003年には、惑星系が形成されつつあることが分かった。この惑星系は太陽系に近似のものである可能性がある。 2006年には、自転周期が12.5時間という高速で自転しており、その速さは遠心力でベガが自壊する速度の94%に達していることが判明した。このため、極付近と赤道付近では大きな温度差が生じている。 地球の歳差運動により、およそ12,000年後には、地球から見て北半球の天頂に位置し、北極星となる。 固有名のベガ[1] (Vega[2][3]) は、アラビア語で「急降下するワシ(ハゲワシ)[2][8]」を意味する ????? ??????(al-nasr al-w?qi?; アン=ナスル・アル=ワーキ)に由来する[1][2][8]。これは本来、こと座のε星
目次
1 概要
2 名称
3 脚注
3.1 注釈
3.2 出典
4 関連項目
5 外部リンク
概要
名称
ドイツでは Wega と綴るのが一般的である。かつてはラテン語訳してウルトゥル・カデンス (Vultur cadens) ともいった。
ベガはアラビア語源の固有名だが、ラテン語起源の固有名をリュラ (Lyra) といい、19世紀まで使われた。見てのとおりこと座のラテン語名と全く同じなので、混乱を防ぐために敬遠された。