繁體字
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繁体字

繁体字による「漢字」
言語:中国語
ISO 15924 コード:Hant
注意: このページはUnicodeで書かれた国際音声記号 (IPA) を含む場合があります。


漢字

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繁体字(はんたいじ、繁體字、'"`UNIQ--templatestyles-00000017-QINU`"'?音: fant?zi)または正体字(せいたいじ、正體字、?音: zhengt?zi)は、中国語において、系統的な簡略化を経ていない筆画が多い漢字字体を指す。特に中華人民共和国の一連の「文字改革」政策による簡体字(簡化字)との対比によりこう呼ぶ。現在では主に台湾のほか、中華人民共和国の特別行政区である香港マカオで使用され、中華圏外の華人コミュニティーでも見られる。日本でいう「旧字体」に近いが同じではない。字体や用字法は地域ごとに異なる点が見られ、1980年代以降、それ以前に活字でよく見られた字体よりも筆写体に近づいたものが規範とされる。
目次

1 呼称

2 特徴と地域差

3 字体に関する規範

4 コンピュータと繁体字

4.1 文字セット

4.2 フォント


5 対照例示

6 朝鮮漢字

7 中国大陸と繁体字

8 脚注

9 関連項目

10 外部リンク

呼称

繁体字による中国語の表記体系を中国語で繁體中文、正體中文、日本では繁体字中国語、伝統的中国語(英語からの直訳)などと呼ぶ。文字・表記体系とも繁體、正體と略称されることがある。

英語では一般的に繁体字をTraditional Chinese Characters、表記体系をTraditional Chineseと呼ぶ。漢字圏にも伝統字という呼び方がある。

中国語で正體は、文字の標準字体を指す。台湾を中心に、簡体字に対する従来の字体を「繁体字」と呼ぶのは誤りで「正体字」という名称こそが正確であるとする主張がある。その代表的な論者として中華民国総統を務めた馬英九が知られる。馬は台北市長だった2004年に講演で、「繁体字」の呼称は漢字簡化が進められた際に中国大陸で使われ、「煩」に通じるマイナスの評価を暗に伴う不合理で誤ったものであると述べ、「正体字」と呼ぶべき理由として古くから伝わる正統の文字であることと、簡体字・俗字・異体字との対比を挙げた[1]。こういった主張を背景に、特に台湾で行われるものを指して「正體字」「正體中文」と呼ぶことがある。

中華民国教育部は、同部が定めた規範による文字を「正體字」のほか、『 ⇒標準字與簡化字對照手冊』で標準字と呼び、中国大陸における「繁體字」と区別している。
特徴と地域差


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