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.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目では色を扱っています。閲覧環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。
縹
はなだ
16進表記#267CA7
RGB(39, 146, 195)
CMYK(70, 20, 0, 30)
HSV(199°, 80%, 76%)
マンセル値3PB 4/7.5
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はなだ色(JIS慣用色名)
マンセル値3PB 4/7.5
縹(はなだ)もしくは縹色(花田色、はなだいろ)とは、明度が高い薄青色のこと。後漢時代の辞典によると「縹」は「漂」(薄青色)と同義であるとある。花色、月草色、千草色、露草色などの別名があり、これら全てがツユクサを表している(ただし千草色(千種色)という別の色も存在する)。とくに露草色(月草色、千草色)および花色については後述する。 本来、露草の花弁から搾り取った汁を染料として染めていた色を指すが、この青は非常に褪せ易く水に遭うと消えてしまうので、普通ははるかに堅牢な藍で染めた色を指し、古くは青色系統一般の総括的な呼称として用いられたようだ。ただしツユクサ(ボウシバナ)の栽培種であるオオボウシバナは未だに友禅などの下絵作業に利用されている。 古事記伝に仁徳天皇からの使者が皇后に拒絶され、使命を果たそうと地下で嘆願し続けたために、水溜りに漬かった衣服から青色が流れ出した。という逸話があるが、下級官人であった使者はこのような脆弱な染色を用いていたのであろう。時代が下ってからも宮中の儀式では、儀式に伺候する舎人に古式に則って、山藍や露草を摺り付けた衣を着せた事もあったらしい。 一方で、冠位十二階制などの古代の服制で使われた縹は当然堅牢な藍染であった。こちらは逆に移ろいにくく、該当する官位を持つ官吏の通常の制服として使われた。 平安時代にもなると染色素材としては衣装を染める用途にはほとんど用いられなくなったようだが、花色といえば移ろい易いことの代名詞であった。枕草子に「移ろひやすなるこそ、うたてあれ」と嘆かれている儚い色は露草の青である。 それより後は露草での染色はわずかに下絵作業に見られるにとどまり、江戸時代に衣装の裏地に良く見られた花色木綿というのも、色あせにくい藍染の実用的な布の事を指す。 位階において六位層は位袍の色が縹であったため、貴族や公家の家政機関に勤仕する侍(ほぼ六位層に固定)は青侍と呼ばれた。 深縺B(ふかきはなだ) 中縺B(なかのはなだ) 次縺B(つぎのはなだ) 浅縺B(あさきはなだ) 白縺B(しろきはなだ) 平安時代中期に編纂された、宮中の格式を記した法典『延喜式』の中に縹色についての記述がある。そこでは縹色を4段階に、すなわち濃いものから薄いものへ深縹(紺、ふかきはなだ、こきはなだ)・中縹(なかのはなだ、なかはなだ)・次縹(つぎのはなだ、つぐはなだ)・浅縹(あさきはなだ、あさはなだ)に分けたものが示されている。深縹は黒味を帯びるほど濃く染め上げた藍染である。ふつう縹色といわれるものは、これらのうち中縹に該当する。 さらに、同じく『延喜式』に、浅縹よりも淡く染めたものとして白縹(しろきはなだ、しろはなだ)が挙げられている。 薄縺B(うすはなだ) 浅縹・白縹とは別に、薄縹(うすはなだ)という色名も見られる。やや灰色みを帯びた淡い青色である。 露草色 露草色(JIS慣用色名) 花色
縹色
深縹・中縹・次縹・浅縹・白縹
16進表記#274765
16進表記#3F729F
16進表記#618BAD
16進表記#67A7CC
16進表記#A3D8F6
薄縹
16進表記#9BC9D5
露草色・花色
つゆくさいろ
16進表記#21A0DB
RGB(33, 160, 219)
CMYK(73, 21, 0, 0)
HSV(199°, 85%, 86%)
マンセル値3PB 5/11
表示されている色は一例です
マンセル値3PB 5/11
はないろ
16進表記#426AB3
RGB(66, 106, 179)
Size:20 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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