縁側
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、建築物の構造について説明しています。食材については「えんがわ」をご覧ください。
縁側(石部宿場の里にて) 民家の縁側(左手前)

縁側(えんがわ)は、の建物の縁(へり)部分に張り出して設けられた板敷き状の通路である。庭等外部から直接屋内に上がる用途ももつ。縁側は日本建築(日本家屋)に独特のものだが、西洋建築(欧風建築)にみられるウッドデッキベランダテラス、ポーチ、バルコニーなどと意匠的には似ている[1][2]

和風家屋障子が、薄明かりの中でその向こうの人や風景を見えるような見えないような曖昧さの中に感じることができるのと同じように、内でもなければ外でもないという縁側に、空間を仕切る意識が希薄な日本家屋空間独特の曖昧さの構造を見るという文化論も語られる。
構造 外観 内観

濡縁(ぬれえん)は、外側下に造られる、雨戸がないか、またはそれらの外側につくられる簡易なもので、普通は土台に板かけをし、外側には、縁を立て、縁がまちをわたして縁板が張られ固定されるが、持ち運びの容易にできる据え置く形式のものもある。濡縁の木材は、水による腐食や風化に比較的強いものである必要があり、合板ベニヤ板などの新建材は不向きである。防虫剤や、防腐剤を塗る場合もあるが、人が暮らす場所に塗布できるものかを考慮する必要がある。[3]

くれ縁は、母屋の外側に下屋を造りその下に雨戸を立てて外部と内部の中間に位置する部屋としたようなもので、多くは、基礎の上には造られず、を束石(礎石)の上にたて、その上に縁桁と呼ばれる丸太や方形木口の平行材を掛け、小屋組をする。その下は、床組をし、長手方向に縁甲板等を張る。戸は、必ず雨戸と雨戸を収納する戸袋を設けるか、金属製か木製のサッシュとする、またそれらを併用して防水設備をする。
ギャラリー

榑縁

切目縁

沓脱石

脚注

[脚注の使い方]
^語源由来辞典
^ 上江洲規子. “外界と室内をつなぐ縁側 その歴史と魅力を知ろう”. 2021年4月3日閲覧。
^語源由来辞典

関連項目



えんがわ

ラナイ - ハワイの建築でよくみられるもので、縁側にもベランダにも似たもの










日本の建築、インテリア
古代
中近世

様式

神道

校倉造

入母屋造

大鳥造

隠岐造

尾張造

香椎造

春日造

祇園造

権現造

神明造

住吉造

大社造

中山造

流造

八幡造

日吉造

比翼入母屋造

仏教

和様

大仏様

禅宗様

黄檗様(英語版)

折衷様

一般

校倉造

主殿造

書院造

黒書院


寝殿造

中世の寝殿造


数寄屋造

草庵

武家造

日本の民家

足軽長屋

合掌造

田麦俣多層民家

本棟造

曲り家

大和棟


八棟造り


建築物
・タイプ

神道

参道

神社

摂末社

玉垣

鳥居

三柱鳥居

三ツ鳥居

両部鳥居


拝殿

幣殿



本殿

仏教

戒壇

懸造

経蔵

庫裏

五輪塔

鼓楼

三門

七堂伽羅(英語版)

宿坊

鐘楼

僧堂

僧房

八角堂

仏堂

阿弥陀堂

釈迦堂

本堂

薬師堂


仏塔

日本の仏塔(英語版)

国東塔

五重塔

薩摩塔

三重塔

相輪?

多宝塔

宝篋印塔

宝塔


六角堂

皇室

御所

仙洞御所

大宮御所

東宮御所


迎賓館

御用邸

皇居

里内裏


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:54 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef