線状降雪帯
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出典検索?: "日本海寒帯気団収束帯" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2018年11月)
日本海の西半分にはっきりとした筋状雲が現れた衛星画像。長白山脈(赤)の風下では左右で筋状雲の方向が異なる。両者が収束する黄色の破線と点線の間は帯状対流雲となり、その南縁(黄色破線沿い)には濃密なJPCZの雲の帯がある。

日本海寒帯気団収束帯(にほんかいかんたいきだんしゅうそくたい、Japan sea Polar air mass Convergence Zone:JPCZ)とは、冬季日本海で形成される、長さ1,000km程度にわたる気団収束帯のことである。また、名称そのものが難しいため、一部のメディアにおいて線状降雪帯(せんじょうこうせつたい)と通称で言い換える[1]こともある。
概要

冬の日本海では、暖流である対馬海流などの影響で比較的暖かい海水の上を、寒気団の冷たい風が通り抜けることで、背の低い雲(乱層雲)ができる。本来であれば、雲の高さは2,000mから3,000m程度である。また、気象衛星雲画像でも分かるように、雪雲は筋状に何十本も平行に並ぶ(筋状収束雲)。しかし時に、この筋が平行ではなく、一定のラインで衝突することがある。これが日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)である。

原因としては、朝鮮半島北部にそびえる白頭山やその周囲の長白山脈の影響が指摘されている[2]。最高で2,700mを超える高い山により、寒気の気流(蛇行した偏西風)が強制的に二分され、再び合流するときに収束する。雲の高さと山の高さがほぼ同じであるため、上空の雲で見えなくなるようなことがなく、人工衛星からの雲画像でもはっきりと写る。実際、JPCZは白頭山付近から南東に伸びるように位置することが多い。

JPCZのライン上では、しばしば小さな台風のようなカルマン渦擾乱)が発生する。これに伴って小さな低気圧が発生し、その中心では積乱雲が発達してといった激しい天候になることがある。また、JPCZは主に日本海側の雪に影響を及ぼすが、日本列島を越えて太平洋側にまで伸びることもある。
影響を受けやすい地域

福井県嶺南?嶺北地方や岐阜県西部山沿い、滋賀県北部、兵庫県北部、京都府北部、鳥取県全域、島根県東部、山口県北部、長野県北部山沿い、福島県会津地方、山形県全域がこれに該当するが、偏西風の蛇行次第によっては稀に秋田県内陸中央?南部や群馬県北部、長野県北部愛知県北部、広島県北部、福岡県北部もJPCZの影響を受けることがある。

JPCZの上陸地点は気圧配置に対応して東西に移動するため決まった位置というものは無く、東北南部から山陰までの広い範囲に影響を及ぼしうる[3]。特に福井県嶺南(若狭湾周辺)への上陸頻度が最も高く、次いで兵庫県北部から京都府北部(丹後半島周辺)、福井県嶺北地方も頻度が高い。

寒気が非常に強く、偏西風が南方へ大きく蛇行した場合は岐阜県西部平野部、愛知県西部・三重県北部・京都府南部等の太平洋側にも風上の山地を超えてJPCZが流入することがあり、名古屋市岐阜市四日市市京都市等で大雪が降る際の典型的な気象条件として挙げられる。

また、関ケ原町米原市に大雪を降らせて東海道新幹線の運行に影響を及ぼす原因もJPCZの流入であるといわれている。
大雪をもたらした事例

日本海寒帯気団収束帯は過去に北陸西部、山陰に加え、東海地方や近畿地方の都市部に何度も大雪をもたらしており、これらの地域での主要な大雪の原因となっている(特に断りが無い場合、地名の後の数字は積雪を示す(単位:cm)。太字は観測史上最大、太字&斜字は最大積雪の世界記録)。
1930年代以前

1916年12月28日:名古屋17 岐阜30 津14 京都22 大阪6 神戸9 広島13 松山1

1918年1月(大正7年豪雪):伏木148(7日) 金沢133 境61(8日) 彦根93 福井170 新潟66(9日

1922年1月21日:名古屋25 岐阜47 彦根80 八丈島3

1923年1月3日:名古屋24 彦根71 浜松1 八丈島2

1926年12月25日 - 26日:京都20 神戸1 彦根47 広島11 浜田25 境60

1927年2月(昭和2年豪雪):高田375(9日) 金沢167 福井209 境65(12日) 伏木159 敦賀127(13日) 伊吹山1182(14日

1934年1月26日 - 27日:福井162 境88 豊岡157

1936年

1月31日 - 2月1日:岐阜58 八丈島2 大阪10 豊岡162

2月3日 - 5日:豊岡186 京都32 彦根83 敦賀124 輪島54


1940年代

1940年1月:輪島71(25日) 境56 米子45(26日) 金沢180 福井191(27日) 敦賀127 西郷88(28日) 高田261 富山208 彦根59 豊岡88(30日) 伏木182(31日)

1945年

1月 - 2月:輪島110 相川52 新潟103(1月18日 - 19日) 浜田38(2月4日) 豊岡159 伏木140(2月5日) 彦根65(2月6日) 高田377 富山165 金沢130(2月26日

12月19日:名古屋49 岐阜53 浜松3 御前崎0 彦根57 豊岡65 鳥取60。釧路で12月18日に最低海面気圧 957.7hPa(観測史上2位)を記録している


1947年2月:名古屋23 岐阜27(3日) 富山110(17日) 松江58(18日) 西郷52(19日) 金沢143 豊岡117(20日) 敦賀138 境70 米子53(21日) 輪島60 福井149 鳥取129(22日

1950年代

1954年1月26日:京都41 奈良5 松江35 米子58

1957年3月14日 - 15日:京都18 神戸1 浜田14 萩7

1960年代

1962年1月:京都15 広島10 呉2(23日) 西郷107(27日)

1963年1月 - 2月(昭和38年1月豪雪

金沢:1月22日 - 23日の2日間で降雪量96、1月27日に積雪181

伏木:1月24日 - 25日の2日間で降雪量132、1月27日に積雪225

福井:1月24日 - 26日の3日間で降雪量144、1月31日に積雪213

境:74(1月27日) 94(2月2日

松江:62(1月26日) 83(2月3日)

米子:72(1月16日) 80(2月4日)

西郷:77(1月31日) 93(2月1日)


1965年12月17日:名古屋20 岐阜19 彦根35 舞鶴30 浜松0

1970年代


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