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出典検索?: "緑山スタジオ・シティ"
緑山スタジオ・シティ(みどりやまスタジオ・シティ、Midoriyama Studio City)は、TBSホールディングスが所有するテレビスタジオの名称である。同名の企業である株式会社緑山スタジオ・シティ(Midoriyama Studio City, Inc.)が運営している。略称はMSC。 本来の「緑山スタジオ」は、東京放送(現:TBSホールディングス)が開局20周年の1971年ごろに「郊外への社屋移転計画」[注釈 1]を打ち出し、そのための用地として取得した場所がこの地(当時の地名:横浜市緑区奈良町→緑区緑山。1994年に分区により青葉区となる)であった。しかし現実問題として完成当初から「(東京23区から)遠い」、「他作品との掛け持ちがしにくい」等の理由から出演者やスタッフからの評判はあまり良くなかったため、この地においてすべての番組制作を行うことは不可能と判断し、パッケージ番組の収録に特化した設備及び制作拠点として開設させた。 開設当初は東京放送が直接管理をしていたが、運営の合理化など諸事情から、管理・運営の専門子会社として「株式会社緑山スタジオ・シティ (MSC)」を発足させ、現在はTBSホールディングスが本スタジオの土地・建物を所有している。 「緑山スタジオ」では、殆どのTBS制作のテレビドラマや、『SASUKE』等の運動系バラエティ番組の収録が行われている。また、2022年12月までは東京メディアシティ(東京都世田谷区砧)にあるK1・K2スタジオをTBS砧スタジオとして管理・運営業務をMSCが受託していた。 基本的には貸しスタジオであり、M1スタジオや正面玄関・ロビーを中心として、TBS系に限らず、TBS以外の在京キー局・在阪準キー局・NHK・東海テレビ等が制作・放送するドラマなどテレビ番組の収録や、映画、CM撮影等にも使われている。 「緑山スタジオ」は、もともと広大な土地を確保していたため、以前赤坂本社敷地内にあったゴルフ練習場を当地に移転させた[注釈 2]他、屋外にセットを常設した形の「オープンセット」用スペースも確保し、かつてはドラマ用の架空の住宅地やローソンのCM撮影専用に作られた住宅地、さらにはバラエティ用の常設アトラクションセットなどとしても使用された(『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』が最も有名)。 スタジオ棟全体がセットとして利用できるように設計されており、ロビーは病院の待合室やホテルやバーに、廊下や内部はそのまま会社のシーンなどに利用可能で80年代のドラマでは頻繁に利用された。その後経年のため使用される機会は減ったが現在も70-80年代を舞台とした撮影の場合に使用されることがある。 1990年には時代劇ビートたけし版『浮浪雲』でオープンセットに江戸時代の街並みが再現されて撮影に使われた。また、2005年には単発ドラマ『涙そうそうプロジェクト・広島 昭和20年8月6日』でオープンセットに原爆投下前の広島市街地が再現されて撮影に使われ、2009年はドラマ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の第1話で両津勘吉たちが神輿を担ぐシーンの一部がオープンセットで撮影された。2020年には『オールスター感謝祭』の名物コーナーの一つである赤坂5丁目ミニマラソンに代わる企画『緑山2100番地ミニマラソン』が開催された。 スタジオ数は当初4。地上デジタル放送への対応も踏まえ、2000年代に5つ目のスタジオ(完全ハイビジョン対応)をスタジオ北側に増設し、2023年12月には配信メディア向け作品を念頭に置いた6つ目のスタジオが完成し、現在に至る。 ハイビジョン対応については新設のM5スタジオから順次整備を進めて、現在は全スタジオが対応している。 アメリカ合衆国で放送されている『SASUKE』(Ninja Warrior)ではMt.Midoriyamaと呼ばれている。 公式サイトによると、同敷地内に「TBS番組センター棟
概要
東京都道・神奈川県道139号真光寺長津田線(こどもの国通り)が敷地を2分する形で貫通している。