この項目では、現在の台湾における総統官邸 について説明しています。
南京市にある史跡については「南京中国近代史遺址博物館」をご覧ください。
座標: .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯25度2分24秒 東経121度30分43秒 / 北緯25.04000度 東経121.51194度 / 25.04000; 121.51194
中華民国総統府
情報
旧名称台湾総督府
用途官邸
階数6階
高さ60メートル(タワー)
着工1912年6月1日
竣工1919年3月31日
所在地台北市中正区重慶南路1段122号
(博愛特区)
特記事項工費280万円
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中華民国総統府
各種表記
繁体字:中華民國總統府
簡体字:中?民国??府
?音:Zh?nghuaminguo Z?ngtongf?
通用?音:Jh?nghuaminguo Z?ngtongf?
注音符号:??? ???? ?|?? ???? ???? ???? ???
台湾語白話字:Tiong hoa bin kok Chong thong hu
日本語読み:ちゅうかみんこくそうとうふ
英文:Presidential Office Building
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中華民国総統府
中華民国 文化資産
中華民国総統府
登録名称總統府
その他の呼称旧台湾総督府
種類衙署(官公庁)
等級国定古蹟
文化資産登録
公告時期1998年7月30日[1]
位置 中華民国
台北市中正区
中華民国総統府(別方向より)上空から見ると「日」の字型に見える。中華民国総統府の内部
中華民国総統府(ちゅうかみんこくそうとうふ、英語: Presidential Office Building)は、中華民国の元首および首脳である中華民国総統が執務をおこなう官邸。博愛特区(台北市中正区重慶南路一段122号)にある。また転じて、「総統府」は概念的に総統の側近や政府も意味する。
これとは別に、総統が居住する公邸は中華民国総統官邸(ちゅうかみんこくそうとうかんてい)、通称「永和寓所」といい、少し離れた同区龍福里の重慶南路二段にある。 日本統治時代に台湾総督府として利用されていた建物である。長野宇平治の原案に基づき、台湾総督府技師の森山松之助が設計、1912年(明治45年)に起工し、1919年(大正8年)3月31日に完成した。 第二次世界大戦末期の1945年5月31日、アメリカ軍による空襲によって内部が全焼し、屋内にいた職員の多くが死傷、建物も大きく破損した。大戦終結後に台湾へ進駐した中華民国政府が接収し、修復を行ったため1948年に元に戻った。このとき?介石総統生誕60周年を記念し「介寿館」(介寿とは?介石の長寿を祝うという意味)と名を改めた。 翌1949年、国民党が国共内戦の際、中国より追われる形で台湾に中華民国の首都機能を移転。以降、南京の総統府に代わって中華民国の総統府として利用されるようになった。1963年、室内の大理石を補充したのに続いて、1978年と2001年にも庁舎を大規模に修理した。 中華民国政府が遷台した初期には総統府と行政院が一緒に入居していたが、行政院は1957年に旧台北市役所へ移転されている。 1998年に文化資産保存法により国定古蹟として登録。2019年には完成100周年を記念した郵便切手が発行された[2]。 総統府は、平日(午前中)と月1回(午前・午後)の一般公開がある。身分証明のためのパスポートが必要、予約不要。 総統府として、建物は常に警察官と憲兵隊員による警備下にあり、見学者は監視カメラでチェックされる。かつては、政治的理由から中華人民共和国の国籍保持者は見学不可能であったが、現在では見学できる。 2019年には総統蔡英文による外国人へのPRの一環で各国(外国籍)のインフルエンサーが敷地内に宿泊できるイベントが開催された[3]。 本来、総統は行政に関与せず、五院の正副院長や構成員の任命や、五院間の調整役であった。そのため、総統府そのものは、総統官房機構としての役割を持っている。総統府組織法(1948年5月1日公布、1996年1月24日改正)により、総統府の組織や役職が定められている。 しかし、?介石は事実上軍事力を背景に君臨し、彼が総統の職を占めた。そのため、総統府にも軍人のポストが多いばかりか、戒厳令を口実に総統が直接行政決定を下すため、もう一つの官房機構として国家安全会議と国家安全局が設けられた。民主化後も、総統府と国家安全会議の組織はおおむね維持されている。
建物
内部見学
平日の公開は午前9時から正午まで。日本語・中国語・英語のツアーガイドが付き、パネルを使った総督府の歴史解説が行われる。見学は1階展示室と中庭のみ。
月1回の公開は原則午前8時から午後4時まで、日程は総統府の公式サイト上に掲載
総統府の組織と役職
府内組織
秘書長:正副総統を除き、総統府の組織のトップ。閣僚クラスの人物が着任している。
副秘書長:2名。秘書長を補佐する。
第一局:総統による法律公布や人事、国家機関・軍などとの調整を行う。
第二局:勲章や国璽の管理、公報の発行などを行う。
第三局:式典などの行事や建物・車・収支などの管理業務を担う。
機要室:正副総統の機要事項を担う。機要とは、国内外への祝電、送付文書に関する業務や、その行動スケジュールの記録や調整をさす。
侍衛室:警備を担当。構成員は軍人が占める。
公共事務室:広報や陳情の処理を行う。
人事処
会計処
資政:上級顧問。有給職と無給職がある。2006年6月以降、空席。
国政顧問:有給職と無給職がある。2006年6月以降、空席。
戦略顧問:将軍クラスの軍人の待機ポスト。
所属機関
中央研究院:総統府直属の学術機関。
国史館
台湾文献館
ギャラリー
凱達格蘭大道
旧台湾総督府庁舎 (1895-1949年)
中庭
ロゴ
出典^ (繁体字中国語)總統府
^ ⇒“総統府落成100年の記念切手、4月初めに発売/台湾”. 中央通訊社. (2019年3月29日). ⇒http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201903290004.aspx 2019年4月18日閲覧。
^ “ ⇒総統府に泊まれるイベ、選考基準は影響力 参加者動画で海外に台湾をPR”. フォーカス台湾 (2019年8月12日). 2019年9月28日閲覧。