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出典検索?: "総社"
この項目では、神社の種類について説明しています。
岡山県の市については「総社市」をご覧ください。
その他の用法については「総社 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
備中国総社宮(岡山県総社市)創祀当時に備中国にあった神社計304社を合祀する。
総社、惣社(そうじゃ、そうしゃ、すべやしろ)とは、日本で、特定地域内の神社の祭神を集めて祀った(= 合祀)神社のことである。総社宮、総神社、総社神社などとも呼ばれることがある。
多くは令制国の範囲で集めたものを指すが、荘園や郡・郷・村などの地域内のものを集めたものもある。祭神の合祀だけでなく、神社そのものの統合である場合もある。 日本の律令制において、国司着任後の最初の仕事は赴任した令制国内の定められた神社を順に巡って参拝することであったが、平安時代になって国府の近くに総社を設け、そこを詣でることで巡回を省くことが制度化された。 総社の多くは中世にいったん廃れたが、後に再興されたものも多い。ただし今に至るまで再興されずにいるものや、どの神社が総社だったのかわからなくなってしまった国もある。 国の総社のように全国一律に同時期に設けられたものではなく、設けられた理由や時期、主導した人物等は地域によって様々である。規模も大小様々なものが存在している。 「神社名」の(推)は推定、(廃絶)は廃絶したもの(後継社はない)、(不明)は所在不明(後継社の有無不明)[1]。 「式内」は式内社(名神=名神大社)、「近代」は近代社格制度の社格(官大=官幣大社、国中=国幣中社)、「別表」は別表神社。 ただし、表に挙げた神社以外に異説もある。
概説
国の総社
地域の総社
国の総社一覧
河内国志貴県主神社大阪府藤井寺市惣社大社村社
和泉国五社総社大阪府和泉市府中町泉井上神社境内社
摂津国(不明)[注 1]
東海道
伊賀国(不明)
伊勢国(推)伊奈冨神社
(推)三宅神社三重県鈴鹿市国府町小社村社
志摩国(推)国府神社三重県志摩市阿児町国府村社
尾張国尾張大国霊神社愛知県稲沢市国府宮町小社国小別表
三河国総社愛知県豊川市白鳥町上郷中県社
遠江国淡海国玉神社静岡県磐田市見付小社県社
駿河国神部神社静岡県静岡市葵区宮ヶ崎町小社国小別表[注 2]
伊豆国(不明)[注 3]
甲斐国(推)甲斐奈神社山梨県笛吹市春日居町国府小社村社[注 4]
(推)甲斐奈神社山梨県笛吹市一宮町橋立小社村社
のち府中八幡宮
相模国六所神社神奈川県中郡大磯町国府本郷郷社
武蔵国大國魂神社東京都府中市宮町官小別表
安房国(推)六所神社千葉県館山市亀ヶ原[注 5]
のち鶴谷八幡宮千葉県館山市八幡県社
上総国(推)戸隠神社千葉県市原市惣社村社[注 6]
のち飯香岡八幡宮千葉県市原市八幡県社
下総国六所神社千葉県市川市須和田
常陸国常陸國總社宮茨城県石岡市総社県社
東山道
近江国(不明)
美濃国(推)南宮御旅神社岐阜県不破郡垂井町府中
飛騨国飛騨総社岐阜県高山市神田町県社
信濃国(推)科野大宮社長野県上田市常田県社[注 7]
(推)伊和神社長野県松本市惣社村社
上野国総社神社群馬県前橋市元総社町県社
下野国大神神社栃木県栃木市惣社町小社県社
陸奥国陸奥総社宮宮城県多賀城市市川奏社村社
出羽国六所神社山形県鶴岡市上藤島郷社
北陸道
若狭国総神社福井県小浜市府中村社
越前国総社大神宮福井県越前市京町県社