総力報道!THE_NEWS
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総力報道!THE NEWS
ジャンル
報道番組
出演者後藤謙次
小林麻耶
竹内明 ほか
出演者を参照)
オープニング山下達郎ミューズ
エンディング同上
製作
プロデューサー堤慶太、小池博 /
島田喜広(制作P)
谷上栄一(EP)
制作TBSテレビJNN

放送
映像形式リアルタイム字幕放送
音声形式二ヶ国語放送[注 1]
放送国・地域 日本

放送開始から2009年9月まで
放送期間2009年3月30日 - 9月25日
放送時間平日 17:50 - 19:50
放送枠TBSテレビ系列夕方ニュース枠
放送分120分
回数135

2009年10月から放送終了まで
放送期間2009年9月28日 - 2010年3月26日
放送時間平日 18:40 - 19:50
放送分70分
回数125
特記事項:
開始から2009年9月25日までは17:50 - 18:05・18:45 - 19:50の計80分間にJNN協定を適用し、当該時間はJNN系列全局でネット。
2009年9月28日から終了までは番組全編でJNN排他協定を適用。
放送回数:全260回
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『総力報道!THE NEWS』(そうりょくほうどう!ザ・ニュース)は、2009年3月30日から2010年3月26日まで、TBSテレビおよびJNN系列で生放送された平日夕方大型報道番組である。ハイビジョン制作。番組キャッチコピーは「知るニュースから、使えるニュースへ。」[1]
概要
120分番組時代

本番組は、TBSが行った2009年春の改編により、平日夕方の報道・情報番組『イブニング・ファイブ』(16:52 - 18:55。JNNニュース枠は『JNNイブニング・ニュース』)に替わる位置付けで誕生した番組である。放送時間は、他局の17時・18時台のニュース番組を意識していた同番組より約1時間繰り下げられ、他局のニュース番組の18時台の全国ニュースパートと『NHKニュース7』(NHK)を意識した17:50 - 19:50の120分間となった。EPG(電子番組表)の番組説明にも「NHKに真っ向勝負!」と書かれていた。

改編によって空枠となった17時台は16:53より関東および一部地域ネットの生活情報番組『サカスさん』を立ち上げ、それ以外は各地域ごとのローカル番組ないしドラマの再放送等の編成になった。同番組の冒頭には他局のニュース番組のスタート時間に対抗する形で「先出し!THE NEWS」のコーナーが編成され、事実上『イブニング・ファイブ』の冒頭部分が独立する形となった。同コーナーは17:03頃までの10分間の放送だった。

それまで19時台で放送されていた番組は、終了または枠移動を伴う大規模な番組改編を実施した(主だったものについては後述)。また、23時台に放送されている『NEWS23』も、30分に縮小され(月曜日から木曜日は23時台前半、金曜日は後半30分)、ストレートニューススポーツニュースのみとなった。

JNNの新ブランドの中心番組として位置づけられた番組でもあり、本番組の開始に伴い、TBSのニュース番組で、『NEWS23』、『JNNフラッシュニュース』など一部を除いて『THE NEWS』に改題され、テロップが表示の仕方を除いては、すべて本番組と共通のものになった。また、スポットニュースを除いては、本番組のテーマ曲の『ミューズ』のインストゥルメンタルバージョンが使用された。

番組は第1部(17:50 - 18:45)と第2部(18:45 - 19:50)の2部制であり、第1部はさらに全国パート1(17:50 - 18:05)・ローカルパート(18:05 - 18:45)に細分化され、第2部は全国パート2としていた。全国パート1(このパートのみ一部地域を除き二ヶ国語放送)では、その時間までに入電している主要なニュースをヘッドライン形式(ストレートニュース仕立て)で取り上げ、更に詳細な解説や特集は全国パート2で展開した。

かつて同時間帯で放送されてきた『JNNニュースコープ』が19時台に跨って放送されたことがあったが(1984年10月 - 1987年9月、19:20までの放送)、TBS系列の19時台で報道番組が編成・放送されること自体は21年半ぶり、丸々19時台に報道番組が編成・放送されるのはこれが初めてであった。また、民放で平日19時台に報道番組が編成・放送されるのは、テレビ朝日の『ニュースシャトル』以来20年ぶりとなった(同番組は1987年10月から1989年3月までは19:20開始だったが、1989年4月から9月までは18時台に移動)。

TBS系列で平日19時台の帯ゾーンが編成されたのは、『ムーブ』→『ザッツ!』以来15年ぶりとなった。ただし、『ムーブ』→『ザッツ!』は、当時の金曜19時枠がCBC制作の30分番組と、90分番組『金曜テレビの星!』で編成されていたため月曜日 - 木曜日の放送であり、平日19時台の帯ゾーン編成は史上初であった。

新聞番組表ではスペースの関係(フルサイズ1行10文字、ハーフ以下は1行9文字)もあり、「総力報道!」を削って「THE・NEWS」とクレジットされていた。
70分番組時代

改編の目玉として鳴り物入りでスタートしたものの、後述のように視聴率は芳しくなく、まずは2009年7月20日から外信部デスクの竹内明をメインキャスターに加えるテコ入れ策が行われた。次いで2009年9月28日より16:53 - 18:40の時間帯で堀尾正明が総合司会を務める情報・報道番組『イブニングワイド』(以下「イブワイ」)を設置、本番組は18:40 - 19:50に大幅に放送時間を短縮された。そのため、ローカルニュースは『イブワイ』、JNN協定に基づく全国ニュースは本番組に一本・独立化された。

これにともない、『JNNニュースコープ』以来約31年間にわたって全国パート1で実施されてきた副音声による二ヶ国語放送も『イブワイ・第2部』の冒頭10分間(17:50 - 18:00)に移動し、全編モノラル放送となった。但し、引き続きリアルタイム字幕放送は実施した。
終了とその後

2009年春の『TBS第二の開局』と呼ばれた大規模改編の中心番組だったが、当初の見込み以上に視聴者の支持を得ることができず、上記の放送枠の縮小・番組内容の変更も行うも視聴率が改善せず、さらに『TBS第二の開局』自体がTBS全体への視聴者離れを招いてしまい、本番組を開始から1年の2010年3月26日放送分で終了した。TBSの報道番組の1年での終了は、昼の番組と枠を分離して放送された『ニュースフロント』以来5年ぶりとなった。過去には『JNNニュース22プライムタイム』などが1年で終了している。番組終了を正式発表した翌週の平均視聴率は、TBSが目標としていたと言われる8%台を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)。

早々と終了する理由について、TBSの井上弘代表取締役会長は「不況下の今は長期展望(長くやって定着させる)よりも目先の結果が欲しいこと」、「視聴習慣転換の失敗」をあげていた。メインキャスターを務めた小林麻耶も番組の最終回や公式ブログで「(キャスターとして)力不足で申し訳ない」と視聴者・ファンに謝罪した[2]

番組終了後JNN協定が適用される夕方の全国ニュースは『イブワイ』をリニューアルした『Nスタ』の第2部の冒頭(17:45 - 18:15→17:50 - 18:15)で放送されている。また、19時台に放送されていた「THE NEWS特集」は『NEWS23』をリニューアルした『NEWS23X』内で「クロスアジェンダ」として、エンディングコーナーだった「明日のニュース」(→「明日のツボ」)は『Nスタ』内で「あしたのNEWS」として[注 2]、それぞれ引き継がれた。ただし、番組終了後の2010年3月28日よりBS-TBSで『サンデースコープ』(後に『サタデースコープ』と『サンデースコープ経済版』→『週刊BS-TBS報道部』→『週刊報道 LIFE』→『報道1930』)が開始されたこともあり、グループ内でのゴールデンタイムにおける大型報道番組の放送は継続している。

なお、当初『イブワイ』を19:50まで拡大させる案が一部報道で挙がっていたが[3]、19時台の後番組は1時間のバラエティ番組など、従前のスタイルに戻す形となった。また、小林は金曜日同時刻の『がっちりアカデミー!!』に起用され、2011年9月までの1年半の間放送された[4]
放送時間の変遷


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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