経緯台
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片持ちフォーク式経緯台(ポルタ架台)とケプラー式望遠鏡

経緯台式架台(Altazimuth mount )は望遠鏡の架台の一種である。天体望遠鏡だけでなく、同類のものが大型双眼鏡トランシットにも使われる。
概要

水平軸と、それに直交した垂直軸の2軸で構成された架台である[1]

構造が簡単[1]で加工しやすく[1]安価に製造でき、動作もわかりやすく、初心者向けの小口径望遠鏡に多用された[1]

近年建設される大型望遠鏡では、経緯台が採用されていることが多い。これは望遠鏡の重量負荷の面で有利なこと、そして計算機やGPSなどを応用した制御および補正技術の発達により、その制御が容易になったことが主な理由と考えられる。なお国立天文台ハワイ観測所すばる望遠鏡でも採用されている。

経緯台を応用したもので1980年代ごろからアマチュア天文家の間で普及したものに、ドブソニアン望遠鏡がある。詳細は「ドブソニアン望遠鏡」を参照
関連項目

赤道儀式架台

雲台

出典[脚注の使い方]^ a b c d 『天体望遠鏡のすべて'75年版』p.48-53「マウンティング構造の生し方」。

参考文献

天文と気象別冊『天体望遠鏡のすべて'75年版』地人書館










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シュミットカセグレン式

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