経済小説(けいざいしょうせつ)は、企業、業界、人物(経営者、中間管理職、サラリーマン)、経済現象、経済事件などを扱う小説の総称である。
その性質上、現実の企業や人物を(間接的にでも)モデルにするため時代と強く結びつくが、リアルタイムで消費されるだけではない、ひとつの芸術作品としての小説が成立し得る。
代表的な作家
城山三郎 代表作『落日燃ゆ』
高杉良 代表作:『金融腐蝕列島』
清水一行 代表作:『動脈列島』
山崎豊子 代表作:『華麗なる一族』
池井戸潤 代表作:『下町ロケット』、半沢直樹シリーズ
真山仁 代表作:『ハゲタカ』
黒木亮 代表作:『巨大投資銀行』
楡周平 代表作:『プラチナタウン』
相場英雄 代表作:『トップリーグ』
梶山季之 代表作:『血と油と運河』
幸田真音 代表作:『スケープゴート』
経済小説の賞
懸賞経済小説(1979年、1981年)が日本経済新聞によって開催された。
城山三郎経済小説大賞 (2004年よりダイヤモンド経済小説大賞として3回実施されたのち、改称)
参考文献
佐高信『経済小説の読み方』光文社、2004年
堺憲一『この経済小説がおもしろい!』ダイヤモンド社、2010年
外部リンク
⇒経済小説を学ぶ人のために 堺憲一ホームページ