素浪人_月影兵庫
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、1965年から1968年までNETテレビ(現:テレビ朝日)系列で放送された連続時代劇ドラマについて説明しています。2007年にテレビ朝日系列で放送された連続時代劇ドラマについては「素浪人 月影兵庫 (2007年のテレビドラマ)」を、1989年から1990年にテレビ東京系列で放送された連続時代劇ドラマについては「月影兵庫あばれ旅」をご覧ください。

素浪人 月影兵庫
ジャンル時代劇
原作南條範夫
脚本森田新、松村正温、結束信二、小滝光郎、大野大
監督小野登佐々木康荒井岱志、林伸憲、長谷川安人
出演者近衛十四郎
品川隆二
オープニング北島三郎「浪人独り旅」
製作
プロデューサー上月信二、田辺嘉昭、高田正雄、宮川輝水、吉津正、服部尚雄、吉川義一
制作NETテレビ

放送
放送国・地域 日本

第1シリーズ
放送期間1965年10月19日 - 1966年4月12日
放送時間火曜20:00 - 20:56
放送枠テレビ朝日火曜8時枠の連続ドラマ
放送分56分
回数26

第2シリーズ
放送期間1967年1月7日 - 1968年12月28日
放送時間土曜20:00 - 20:56
放送枠テレビ朝日土曜時代劇
放送分56分
回数104
特記事項:
素浪人シリーズ第1作。モノクロ作品
テンプレートを表示

『素浪人 月影兵庫』(すろうにん つきかげひょうご)は、南條範夫の同名小説を原作としたテレビ時代劇ドラマ。1965年10月19日から1966年4月12日(全26話)、1967年1月7日から1968年12月28日(全104話)の2期に分けて放送された。
概要

ひょんな事から旅を共にすることとなった剣の達人の素浪人・月影兵庫と、曲がったことが大嫌いな一本独鈷の旅烏・焼津の半次が、気ままな旅を続ける中で、弱きを助け、強きをくじく道中記

非常に人気を博した本作だが、第2シリーズからは、よりコメディ色の強い作風となり、原作者の南條範夫からクレームがついたことにより放送終了を余儀なくされ、次回作『素浪人 花山大吉』に主役の設定などを若干の変更を行なう形で番組自体は引き継がれた。具体的には最終回に兵庫が松平伊豆守の甥である素性が判明し、家督を継ぐために江戸に戻ることになり、半次との別れが描かれ、『花山大吉』第1回では、半次が一人旅を続ける中、兵庫と瓜二つの素浪人と出会う、という展開である。最高視聴率35.7%を記録した(第39話。なお、後年の「テレビ朝日開局60周年記念 年代別にすべて発表!! 番組視聴率ランキング」の60年代部門で4位)。

シリーズのサブタイトルはすべて過去形の文章で統一されている。2007年、近衛の長男である松方弘樹が40年ぶりに『素浪人 月影兵庫』をリメイクしたことで再び注目された。

なお、2007年から2009年に東映チャンネルで再放送されたのに続き、2010年、2011年に時代劇専門チャンネルでも再放送された。ただし第1シリーズは全話放送されるが、第2シリーズは保存状態が悪かったために、放送用原版の紛失や損傷のあるエピソードが多くみられ、結果として全104話の約半分が欠番扱いとなっている。

ベストフィールドより2022年6月22日より第1シリーズ全26話を、同年7月13日より第2シリーズ全52話中27話のDVDをそれぞれリリースすることが決まった[1][2][3]
登場人物
月影兵庫(演
近衛十四郎

諸国を放浪する豪放磊落な素浪人。普段は鼻毛を抜いたり胸をかきむしるなど行儀が悪い行動をする三枚目だが、ひとたび剣を抜けば鬼よりも怖い。酒が大好きで昼間から居酒屋に出入りする。また、その酒好き振りは半次をして「酒と名がつけば、どんなに鼻の曲がるようなものでも食らう。」と言わしめた。常に胡桃を二個持っており、それを鳴らす癖がある。第2シリーズではを怖がるキャラクターになり、それまでのシリアスな剣豪の役柄で知られた近衛のイメージを変えるものだった。半次を「半の字」などと呼ぶ。
焼津の半次(演 品川隆二

曲がったことが大嫌いなお調子者の渡世人。そのため茶屋で散らかった座布団をきちんと並べるシーンがある。キセルや刀がまっすぐに作られているのもその性分の為。第2シリーズでは蜘蛛が苦手で、蜘蛛を見たり激昂したりすると発狂したように叫びだす、笑い方が極めて下品、といった今までの品川の二枚目俳優のイメージを大きく払拭したキャラクターになった。普段は兵庫を「ダンナ」と呼ぶが、口論になると「ダンナ野郎」と呼ぶ。第1シリーズと第2シリーズでは、兵庫同様キャラクターが大きく変わったが、次回作『花山大吉』にそのまま引き継がれた。特筆されるのは半次の「おめえ、酒の匂いにつられてこの居酒屋入っちまったら、今夜の宿代がなくなっちまたわ。いけねぇいけねぇ、男焼津の半次ここは我慢のしどころだぁ」といった2人称語りのセリフとカメラワークの演出で、これが人気のひとつとなっていた。第1シリーズでは第13話のみ未出演。
サブタイトル.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節の加筆が望まれています。

第1シリーズ

放送:NETテレビ(現:テレビ朝日)系列 毎週火曜日 20時00分 - 20時56分 制作:NETテレビ、東映京都テレビプロ

各話放送日サブタイトル    ゲスト        
第1話1965年
10月19日浅間は怒っていた雪姫:弓恵子
熊五郎:堀正夫
飯屋の亭主:上田寛
小金井隼人:浅香春彦
丑造:潮健児
岩松:佐藤晟也
伊藤:藤木錦之助
赤谷:丘路千
宮田:兼田好之
関口:津田健二
加倉井一角:山本一郎
大村数右ヱ門:矢奈末邦二郎
瀬川采女:藤川弘
鉄:毛利清三
飯屋の女房:美松艶子
第2話10月26日風は知っていた石堂小弥太:成瀬昌彦
隆元:高木均
鮫五郎:滝恵一
清兵衛:有馬宏治
おみの:鶴田桂子
目明し文治:末広恵二郎
弥兵衛:菅原俊夫
役人大島:高並功
仙吉:茶川一郎
第3話11月2日白い雲が呼んでいた赤座甚十郎:沼田曜一
?兵衛:香川良介
お花:高森和子
おせい:岡田千代
儀十:山口幸生
恩田の仁兵衛:飯沼慧
丑造:小峰一男
第4話11月9日黒い霧が流れていた三島ゆり子竜崎一郎林彰太郎楠本健二二見忠男、芦田鉄雄
第5話11月16日乙女心はふるえていた関みどり、小倉一郎三条美紀加賀邦男平沢彰浮世亭柳平・とん平
第6話11月23日宿場は泣いていた坂口祐三郎御影京子、宇梶由利子、阿部九州男、長島隆一、有川正治大前釣阿波地大輔ミス・ワカサ
第7話11月30日赤鞘だけが知っていた有沢正子、尾上鯉之助、永田光男千葉敏郎脇中昭夫宍戸大全


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:63 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef