純と愛
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}連続テレビ小説 > 純と愛

純と愛
ホテルサザンアイランドのロケ地[1]
沖縄県宮古島市伊良部島
ジャンルテレビドラマ
遊川和彦
演出梛川善郎 ほか
出演者夏菜
風間俊介
森下愛子
速水もこみち
高橋メアリージュン
渡部秀
吉田羊
城田優
黒木華
田中要次
映美くらら
朝倉あき
岡本玲
堀内正美
佐藤二朗
若村麻由美
余貴美子
武田鉄矢
舘ひろし
ナレーター夏菜
音楽荻野清子
オープニングHYいちばん近くに
製作
プロデューサー大久保篤
制作NHK大阪放送局

放送
音声形式ダブルステレオ、副音声で解説放送
放送国・地域 日本

本放送
放送期間2012年10月1日 - 2013年3月30日
(12月29日 - 1月3日は休止)
放送時間月曜日 - 土曜日
8:00 - 8:15(総合)
7:30 - 7:45(BSプレミアム)
放送枠連続テレビ小説
放送分15分
回数151
連続テレビ小説「純と愛」|NHKオンライン

再放送
放送期間2012年10月1日 - 2013年3月30日
(12月29日 - 1月3日は休止)
放送時間月曜日 - 土曜日
12:45 - 13:00(総合)
23:00 - 23:15(BSプレミアム)
土曜日 9:30 - 11:00(1週間6回分、BSプレミアム)
ただし、2012年12月29日は第13週(5回分)として土曜日 9:30 - 10:45に、2013年1月5日は第13・14週(7回分)として土曜日 9:30 - 11:15に放送。
放送枠連続テレビ小説#再放送
放送分15/90(12月29日は15/75、1月5日は15/105)分
回数151

純と愛スペシャル「富士子のかれいな一日」
放送期間2013年4月20日
放送時間20:00 - 20:50(BSプレミアム)
放送分50分
回数1
純と愛スペシャル「富士子のかれいな一日」|NHKオンライン

番組年表
前作梅ちゃん先生
次作あまちゃん
テンプレートを表示

『純と愛』(じゅんとあい)は、2012年(平成24年)度後期放送でNHK大阪放送局で制作の連続テレビ小説の第87作目。
概要

NHK大阪放送局が2012年1月19日の記者発表で概要を明らかにした。

遊川和彦脚本によるオリジナルストーリー。沖縄県宮古島市大阪府大阪市大正区が本作の舞台で、宮古島出身の女性が大阪で働き、後に夫となる男性と共に夢に向かう姿を描く。連続テレビ小説で沖縄県が舞台となるのは『ちゅらさん』(2001年度上半期)以来11年振りとなる。

2012年3月21日、ヒロインの狩野純役に夏菜を起用したとNHKが発表した(オーディションで2258名が応募した)[2]

物語は3部構成となっており、番組の前半にあたる第1部・オオサキプラザホテル編(第1週 - 第12週)は、純が初めて就職した高級ホテル「オオサキプラザホテル(後カイザーオオサキプラザオオサカ)」での修行と吸収合併後のホテル再生への一致団結、家族が残る宮古島のホテルでの再建へ向けた葛藤、後半のほとんどを占める第2部・里や編(第13週 - 第22週)は純の再就職先となる大正区の旅館「里や」で理想とする「まほうのくに」作りにまい進しつつ、宮古島から大阪に越してきた家族との対立、また沖縄県出身が多い大正区での人とのふれあい、後半の最後を締めくくる第3部・宮古島編(第23週 - 最終週)は客の不注意が原因で里やを失った純が、里やの客の1人が所有する別荘の譲渡を受けてホテル・新生サザンアイランドを開業を目指した後、夫・愛の突然の入院と台風の被害に遭った新生サザンアイランドを復興し、狩野家と2人の元里や従業員・神戸に帰った待田家と共に「まほうのくに」を築いていく。

また、阪神・淡路大震災の発生日であった、2013年1月17日放送「第16週・あいがつたわる(その4・通算第89話)」では、純・愛夫妻と純の実兄・正が合掌し、正と純が幼かった当時に被災した思い出を語るシーンが放送された。第3部でも具体的にこのドラマの日付設定が明らかになるシーンがあり、その日付と曜日の組み合わせから、第3部の開始は2012年5月7日と設定されている[注 1]

2012年5月22日、大阪ロケでクランクイン[3]。2013年2月22日、NHK大阪放送局のスタジオでクランクアップした[4]。それと同時にNHK BSプレミアムにて、第1部に出演していた吉田羊が演じる桐野富士子を主人公としたスピンオフドラマ『富士子のかれいな一日』が放送されることが発表され[4]、4月20日に放送された[5]

脚本の遊川和彦によると、登場人物名には役柄を意識したものもあったという。善行(1つも善行はしない人)、正(正しくない人間)、剛(強くない人間)といったものはキャラクターと逆の意味で付けられた。さらに、水野安和は「やることなすこと水の泡になる人」を示しているという[6]

今作は「ヒロインの幼少期」が描かれるのは回想シーンのみのため、21歳の純を夏菜が第1回から演じている。

今作では朝ドラらしかぬシリアスドラマが構成だったことが災いし、そのためか、平均視聴率が前作『梅ちゃん先生』から3.6ポイント下回ってしまうなど視聴率は全体的に低迷した(後述)。

放送から10年経った2022年10月になってもなお、NHKオンデマンド配信はされていなかったが[7]、2024年2月にはスピンオフを含め全話配信が完了している[8]
あらすじ
第1部『オオサキプラザホテル』編

かつて祖父が生前に経営していた時の、魔法の国のような宮古島のホテル「サザンアイランド」の再生を夢見るヒロイン・狩野純。しかし、ホテルの後継者である父・善行にその願望を猛反対されて衝突し、「ウチよりも大きなホテルの社長になってやる」と啖呵を切って家を飛び出す。夢の実現に向かい歩み出した純は、他人の本心が読めてしまう不思議な青年・待田愛と偶然出会う。

大阪の一流ホテル「オオサキプラザホテル」に就職した純は、ホテルのルールに囚われず独断でサービスを行い一部の客から好評を得るが、他の客および上司とトラブルを起こす。また、家出した弟・剛が純の部屋に転がり込み、実家に住む兄・正が女性と揉め純の都合に御構い無しに助けを求めてくるなど、家族が起こす問題に巻き込まれる。公私のトラブルに奮闘するなか、常に純を見守り助けてきた愛と交際を始め、互いに親から勘当されたことをきっかけに結婚する。ホテル創業60周年記念イベントを機に純ら従業員仲間の結束が深まった矢先、ホテルは他社に吸収合併され運営が大きく変わる。オオサキの本来の姿を取り戻すため純は上司や同僚と団結するが、サザンアイランドが売却の危機となり、存続に力を注ぐため仲間に応援されながら退職する。

宮古島に帰省した純と愛は、サザンアイランド買収の動きに抵抗し、あらゆる手を尽し存続の希望が見え始める。しかし宮古島とホテルを嫌う父により、ホテルは強制的に取り壊されて人手に渡り、純は失意で心を閉ざす。
第2部『里や』編

サザンアイランドを失い心を閉ざした純は父との軋轢も深刻化し、愛との気持ちもすれ違い無気力な生活を送るなか、大阪の下町の小さなホテル「里や」の女将・上原サトに助けられ、自分に大切な「『と』の人」(愛)を再認識し立ち直ったことが縁となり、里やに再就職する。

当初はやる気のない従業員の中、純だけが意気込んで空回りする状態であったが、客や従業員の問題に昼夜問わず真摯に向き合う純の姿に従業員の気持ちも次第に変化していく。一方、大阪にやってきた母・晴海の認知症発症や、父・善行が「失業」と「認知症になった妻」という現実から逃避した後に急死するなど、新たに家族問題が発生し、純は身も心も忙しい日々が続く。里やが廃業の危機に立ったことをきっかけに、従業員と純の家族が一丸となってテコ入れをして経営は好転し軌道に乗った矢先、客の寝タバコが原因で里やは焼失し再起不能となる。自分が関わるとホテルが無くなるという思いから純はあえてホテルを避けブランドショップの店員に転職するが、夢を諦め本来の純らしさを失ったことに愛は憤慨して実家に帰る。互いに意固地になり離婚問題に発展するが、弟に励まされたことと母の本心を知り、純と愛は仲直りする。そんな折、里やの宿泊客の1人から宮古島の別荘を提供され、純は家族と宮古島へ帰り別荘を改装してホテルを開業する決意をする。
第3部『宮古島』編

純と愛はホテル開業に胸を膨らませ、純の母と兄一家と共に宮古島へ戻る。しかし、ホテル開業場所として譲り受けた別荘は、管理は放置された上に不法侵入者に荒らされ、建物内部は廃墟同然であった。地元の業者に工事を依頼するが冷たい対応をされ、開業資金の融資の申し込みに銀行を回るがどこも断られたため、純と愛は牧場でアルバイトをしながら自分たちで別荘の修繕工事をする。開業のコンセプトも曖昧で悠長に構える純に対し、開業準備が一向に進まぬ焦りと自分の力不足を感じた愛は激しくいら立つようになる。そんな中、地元に顔が利く純の母が模合の交渉に回り、近隣住民から資金の協力を得ることが出来る。以来、ホテルのコンセプトも「純から愛(いとし)への愛」に決まり開業準備は着々と進む。

内装工事が一通り終わり、里や勤務時代の同僚二人も開業準備に駆けつけ、両親の離婚で行き場をなくした愛の妹・誠も開業の手伝いの名目でやって来る。愛の誕生日に行われたプレオープンは愛の両親を招待し、待田家は打ち解けて和解し結果は成功。ホテルの名前も祖父が創業したホテルを引き継ぎ、「サザンアイランド」に決定した直後、愛が脳腫瘍を発症して倒れる。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:126 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef