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紀元前8世紀(きげんぜんはちせいき、きげんぜんはっせいき)は、西暦による紀元前800年から紀元前701年までの100年間を指す世紀。
目次
1 できごと
1.1 紀元前800年代
1.2 紀元前780年代
1.3 紀元前770年代
1.4 紀元前760年代
1.5 紀元前750年代
1.6 紀元前740年代
1.7 紀元前730年代
1.8 紀元前720年代
1.9 紀元前710年代
1.10 紀元前700年代
2 人物
2.1 中国
2.2 王政ローマ
2.3 ギリシア
2.4 オリエント
2.5 南アジア
3 技術・社会
4 脚注
5 関連項目
できごと
紀元前800年代
紀元前800年頃
ギリシア各地でポリス(都市国家)の誕生。
人口の大幅な増加、英雄祭祀と聖域の成立、都市への集住(シノイキスモス)などが随伴して見られる。
ギリシアの陶器は「幾何学様式」から「東方化様式(英語版)」に移行する。
ギリシア人による地中海および黒海沿岸での植民市(アポイキア)建設が始まる。
エウボイア人によるシリア沿岸の植民市アル・ミナやナポリ湾イスキア島の植民市ピテクサイがこの時期のもの。
中央ヨーロッパは鉄器時代初期でハルシュタット文化(ハルシュタットC期)が広がる。
ハルシュタットは世界最古の塩坑があり、アルプス以北と地中海とを結ぶ「塩の道」の要衝となった。
ハルシュタット東方にはルサチア文化(ラウジッツ文化)があり、その代表は現ポーランドのビスクピン遺跡である。
イベリア半島のグアダルキビル川下流域のタルテッソス王国が繁栄する。
「錫の国」と呼ばれた現在のイギリスのコーンウォール地方から錫を独占し、フェニキア人との交易も行われた。
セビリア近郊で発掘された「カランボロの財宝」が代表とされる。
紀元前800-500年頃 - 古散文ウパニシャッド文献が成立する。
最古層の『ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド』『チャーンドーギヤ・ウパニシャッド』が代表とされる。
紀元前780年代
紀元前780年 - 周で水・渭水・洛水の三川の水が涸れて岐山が崩れる大地震が発生(三川岐山地震)。
紀元前770年代
紀元前776年
7月1日 - 記録に残る最古の古代オリンピック第一回大会がギリシアのオリンピアで開催される。
またギリシアにおいて最古の文字使用例が特定された年でもある。
紀元前771年 - 鎬京が犬戎に攻められ西周の幽王が殺される。
幽王の子の平王は鎬京を離れ洛邑に遷都し東周が成立。
これより春秋時代が始まる。平王を擁立した秦の襄公が諸侯に列する。
紀元前760年代
紀元前763年
6月15日 - アッシリア王アッシュール・ダン3世が日食を記録した。
それを天文学的に割り出すと正確な日付が特定できたため、アッシリア年代学の基点となっている。
紀元前750年代
紀元前756年 - 洛邑の平王が鎬京の携王を倒し、周の王統は統一される。
紀元前753年
4月21日 - 伝承によればロームルスがラテン人によるローマを建国(王政ローマ)。
この年がローマ建国紀元元年となり、ティベル川に面したローマの七つの丘が整備される。
カロプスがアテナイのアルコンに就任し、これ以後アルコンの任期は10年となる。
紀元前753年頃
アッシュール・ニラリ5世が遠征によりアルパド王マティールを服属させる。