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千年紀:紀元前3千年紀
世紀:前30世紀 - 紀元前29世紀 - 前28世紀
ジェムデト・ナスル期に刻まれた行政文書の粘土板(メトロポリタン美術館蔵)。メソポタミアのラピスラズリのペンダント。ラピスラズリは有史時代以前からアフガニスタン東北部で産出され交易路を通じてオリエント各地に運ばれていた。
紀元前29世紀(きげんぜんにじゅうきゅうせいき)は、西暦による紀元前2900年から紀元前2801年までの100年間を指す世紀。
出来事
紀元前2900-2800年頃
メソポタミアのシュメールでジェムデト・ナスル期(英語版)が終わり初期王朝時代へ移行。
シュメール都市国家同士の抗争が続き、ウルクやキシュに続きウルやラガシュが勃興する。
紀元前2900-2750年頃
「シュメール王名表」に記録された「大洪水」が起きたと想定されている。
大洪水以前にシュメールの王権はエリドゥ、バド・ティビラ、ララク、シッパル、シュルッパクを移動したとされる。
大洪水以後に最初に王権が確立したとされるのはキシュ(キシュ第1王朝)で「生誕の草」を求めたエタナ王らがこの王朝に帰属する。
紀元前2900-2600年頃 - 1932年に発掘され現在シカゴ大学で所蔵されている像が作られ、エシュヌンナに奉納された。
紀元前2900-2400年頃
シュメール人のピクトグラムから表音文字ができた。
北ヨーロッパで球状アンフォラ文化から戦斧文化(縄目文土器文化(コーデッドウェア文化))が展開する。
紀元前2900-2300年頃 - ミノア文明は前宮殿時代(土器編年EM II期)。
紀元前2900年頃 - 遼河文明の紅山文化が衰退する。
紀元前2897年 - ベトナムの伝説上の王の雄王が文郎国を建国したとされる。
紀元前2890年頃
エジプトでファラオのカアが死去し、第1王朝が終了。
ヘテプセケメイが統治を開始し、第2王朝が始まる。
王墓に大規模な人数の殉葬を行う習慣は第1王朝のカア王を最後とし、第2王朝には継承されていない。