精原細胞
睾丸の胚上皮。1 基底膜, 2 精原細胞, 3 一次精母細胞, 4 二次精母細胞
精原細胞は、精子を生産するオスの生殖細胞である精細胞の前駆体である[1]。精祖細胞とも呼ばれる[2][3]。 この細胞は、思春期になると栄養をとって肥大し、精母細胞
概要
精母細胞は第1回めの分裂で2個の精娘細胞となり、さらに第2回めの分裂で4個の同じ大きさの精子細胞になる。精子細胞はしだいに成熟・変形して受精能力をもった精子となる。
また、これらは3つのタイプに分けられる。
A(d)型 - 暗い核を持ち、常に精子を供給できるように細胞が複製する。
A(p)型 - 淡い核を持ち、有糸分裂してB型細胞となる。
B型 - 分裂して一次精母細胞となる。
それぞれの一次精母細胞はDNAを複製し、続いて有糸分裂して2つの半数体の二次精母細胞となる。2つの二次精母細胞は、さらに有糸分裂して2つの精子細胞(半数体)となる。
出典[脚注の使い方]^ “ ⇒Spermatogonium - definition”. Biology-Online.org. 2011年12月21日閲覧。
^ 著者: 窪田宜夫、岩波茂「放射線生物学」医療科学社 2008年 p39
^ 近藤真治 「生物学英単語500」三修社 2018年 p50
関連項目
生殖
卵母細胞