粟生駅(あおえき)は、兵庫県小野市粟生町[注釈 1]にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・神戸電鉄・北条鉄道の駅である[1][2] JR西日本の加古川線、北条鉄道の北条線、神戸電鉄の粟生線が乗り入れている。このうち北条線は当駅が起点、粟生線は当駅が終点である。3社の共同使用駅であり、加古川駅が管理する無人駅である。神戸電鉄では最西端の駅である。 PiTaPa・ICOCA等の全国相互利用対応交通系ICカードはJR西日本加古川線・神戸電鉄粟生線で使用できる。 駅舎は東側にあり、2009年(平成21年)に改築された[1][16]。改築直後から飲食店「シルキーウェイあわの里」を併設していたが、2013年に閉店。2022年8月には跡地に「けやき焙煎所」がオープンした。
概要
歴史旧駅舎(1986年12月)
1913年(大正2年)8月10日[1]:播州鉄道 国包駅(現・厄神駅) - 西脇駅間の開通と同時に開業[7]。旅客・貨物の取り扱いを開始[7]。
1915年(大正4年)3月3日[8]:播州鉄道 当駅 - 北条町駅間が開通[9]。
1923年(大正12年)12月21日:播丹鉄道の駅となる[10]。
1943年(昭和18年)6月1日:播丹鉄道の国有化により鉄道省加古川線・北条線の駅となる[11]。
1952年(昭和27年)4月10日:神戸電気鉄道(現:神戸電鉄)粟生線が当駅まで全通[2]。
1971年(昭和46年)3月4日:神戸電気鉄道で無人の回送電車が電鉄小野駅から当駅まで暴走、発車待ちの電車と衝突[12]。
1974年(昭和49年)10月1日:貨物の取り扱いを廃止[7]。
1985年(昭和60年)
3月14日:荷物扱い廃止[7]。
4月1日:国鉄北条線が北条鉄道に転換[13][14]。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、国鉄の駅は西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[7]。
1990年(平成2年)6月1日:加古川鉄道部発足により、加古川線の駅はその管轄となる。
2009年(平成21年)
7月1日:加古川鉄道部廃止に伴い神戸支社直轄へ変更され、加古川線の駅は加古川駅の被管理駅となる[15]。
10月:新駅舎供用開始[1][16]。
2016年(平成28年)3月26日:JR西日本でICカード「ICOCA」の利用が可能となる[17]。ICカード専用簡易改札機で対応。
2022年(令和4年)
3月11日:きっぷうりばの営業を終了。
4月1日:無人化。
駅構造ホーム全景(2007年2月)
西脇市方を望む。跨線橋の奥左側に3番線(北条鉄道)、左側ホームの右に面して1番線(JR加古川線西脇市方面)、中央ホームの左に面して2番線(JR加古川線加古川方面)、右側単式ホームが4番線(神戸電鉄)