粟国島
南西方向から撮影した航空写真
所在地 日本 沖縄県島尻郡粟国村
所在海域東シナ海
所属諸島沖縄諸島
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯26度34分56秒 東経127度13分36秒 / 北緯26.58222度 東経127.22667度 / 26.58222; 127.22667 (粟国島)
粟国島(あぐにじま)は、沖縄諸島に属する島である。沖縄本島の北西にあり、フェリー航路がある那覇港と約60キロメートル離れている[1]。
周囲に島はなく、沖縄県島尻郡粟国村の一島一村である。 産業は主に農業と漁業で、近年では製塩業も有名である。かつては粟の産地として知られており、粟島とも呼ばれ、名前の由来となっている。また飢饉用に植えられたソテツが多く残っており、別名「ソテツの島」ともいわれる[4]。 島の西側の標高が高く、東側へ緩やかな傾斜となっている。西端が真鼻岬(筆ん崎)で、白色凝灰岩の断崖絶壁となる。 筆ん崎(ふでんざき)沖は流れが強いものの、4月 - 7月にかけて産卵期を控えたギンガメアジが数千匹の大群をつくるほか、ロウニンアジ、ナポレオンフィッシュなども回遊してくるため、上級者向けのダイビングポイントとして有名である[1]。 あまり観光地として知られていないこともあり、島内はのどかで昔ながらの沖縄の町並みが残っている。 (上記2製品は製造者名・製品名共に酷似しているが、全くの別製品。) 与那国島、久高島、伊是名島などと並び「ハブのいない島」とされてきたが、2017年9月2日、島北部にある産業廃棄物処理施設で全長1mのハブが1匹捕獲された[6]。2023年度は8月現在で196匹が捕獲されるなど増加傾向にあるため、同年12月には粟国村議会でハブにかまれた際の医療費の補助や、住宅の石垣整備に使う補修材の支給を行うためのハブ対策条例が制定された[10]。
概要
歴史
1902年:サトウキビ栽培が行われる。[5]
1908年:島嶼町村制施行により、粟国村として村制施行。
1945年:太平洋戦争末期の沖縄戦に伴いアメリカ軍が上陸し、死者90名を出したほか、建物のほとんどが戦災により消失した。
2002年:粟国空港の供用を開始。
2017年:毒蛇のハブが初めて発見される[6](後述)。
交通
航路粟国港に停泊するフェリー粟国
粟国港 - 那覇港泊ふ頭(粟国村営)
フェリー粟国:所要時間は2時間10分、便数は1日1往復[7]。
航空路第一航空の飛行機(粟国空港にて、2018年)詳細は「粟国空港」を参照
第一航空が那覇空港間で運航。一時期停止していた運航は2021年7月より再開。月・水・土の週3往復(多客期増便)。所要時間は約25分、運賃は大人片道8000円[8]。
エクセル航空がヘリタクシーをチャーター便として運航[9]。
島内交通
路線バス:村営コミュニティバス「アニー号」が島内各地と粟国港・粟国空港を結んで運行される。
タクシー:通常のタクシーはない。村営のデマンド型乗合タクシー「りかりか号」がある。
レンタカー、レンタサイクルがある。
主な観光名所
洞寺(てら):那覇の仏教僧侶であった雲水和尚が流刑になったとされる鍾乳洞で、和尚の頭蓋骨が祀られている。
塩工場
ウーグ浜
真鼻岬(筆ん崎)・マハナ展望台
モンパノキ群落 - 村指定天然記念物
映画『ナビィの恋』ロケ地
ヤヒジャ海岸
特産品「粟国の塩」を製塩している工場
粟国の塩
粟国の島マース
ソテツみそ
アカーマーミー
あぐにようかん
黒糖
もちきび
玉ねぎ
山羊(ヤギ):島内で放牧されている山羊はヤギ肉を得るための食用で、粟国の山羊は県内でも美味しい山羊として古くから知られている。
ハブ
脚注[脚注の使い方]^ a b [水中点描 season2]沖縄県粟国島 アジな七変化
^ “ ⇒平成28年全国都道府県市区町村別面積調 島面積” (PDF). 国土地理院 (2016年10月1日). 2017年5月8日閲覧。[リンク切れ]
^ ⇒島のデータ[リンク切れ]沖縄県庁企画部地域・離島課
^ ⇒沖縄のしまじま[リンク切れ]沖縄県庁
^ ⇒粟国島[リンク切れ](沖縄本島周辺離島の自然) - 沖縄県