米菓(べいか)とは、米から作った菓子。 煎餅をはじめ、おかき、あられなど、日本人に古くから親しみのあるものが多く、主にもち米、うるち米で作られる。原料とする米の種類が、もち米であるものを「あられ(おかき)」、うるち米であるものを「煎餅」といい、大きく2つに分けられる。日本国内では、米産地である新潟県を中心に全国で広く生産されており、主に焼いて作られているが、揚げて作られるものもあるなど多様性がある。 ※ 五十音順
概要
米菓の種類
煎餅 - 原料はうるち米。小麦粉やそば粉など米以外を原料とするものもあり、例えば瓦せんべい、南部煎餅、炭酸せんべいなどがある。
あられ - 原料はもち米。「おかき」の小さいもので、製造方法に大きな違いはない。空から降る霰(あられ)に似ていることから名づけられた。
おかき - 原料はもち米。かき餅の女房言葉[1]。
かき餅 - 「おかき」と同じもの。正月の鏡開きで鏡餅に刃物を入れることを忌み嫌い、手で欠いたことが語源。
柿の種 - あられの一種。おつまみの定番として人気がある。
ぬれせんべい
久助 - 規格外の煎餅やあられなどを集めた割れ菓子。
米菓を製造する会社
新潟県内
アジカル(新潟市江南区) - 地域限定商品の製造。亀田製菓の100%子会社[2]
阿部幸製菓(新潟県小千谷市) - かきたね。
岩塚製菓(新潟県長岡市) - えびカリ。 ジャスダック上場企業。中国旺旺との関係が深い。
越後製菓(新潟県長岡市) - ふんわり名人。「越後侍」のCMで知られる。
さくら製菓 (新潟県新発田市) ‐ 1950年創業、新潟で育まれた良質の水稲もち米の丸粒玄米だけを使用し、精米から味付け、包装まで一貫して自社工場で製造します。主要製品:カマンベールチーズおかき、黒豆もち、カレーかきもち しそせんべい、汐路あられ、品川巻、六花磯合せ
亀田製菓(新潟市江南区) - ハッピーターン。 東証一部上場企業。
栗山米菓(新潟市北区) - ばかうけ。ブランド名は「Befco」。
三幸製菓(新潟市北区) - 雪の宿、ミニサラダ。
末広製菓(新潟市西蒲区) - 山崎製パンの100%子会社。
竹内製菓(新潟県小千谷市) - 越のくちどけ餅。
浪花屋製菓(新潟県長岡市) - 「柿の種」の元祖。
ブルボン(新潟県柏崎市) - 羽衣あられ、チーズおかき、ピッカラ。 東証二部上場企業。
雪国あられ(新潟市中央区) - 雪国あられ。
その他の地域
北海道
北菓楼(北海道砂川市) - 北海道開拓おかき。
北海道米菓フーズ(北海道旭川市) - 北海道の素材にこだわったおかき。
東北
秋田いなふく米菓(秋田県秋田市) - 山崎製パンの子会社。江崎グリコの米菓「コメッコ」を製造している。
でん六(山形県山形市) - でん六豆。
蔵王米菓(山形県村山市) - 酒粕せんべい。
酒田米菓(山形県酒田市) - オランダせんべい。
松倉(宮城県大崎市)
関東
日新製菓(栃木県宇都宮市) - 亀田製菓の子会社[2]
木村(栃木県宇都宮市) - 木村のかきもち。
丸彦製菓(栃木県日光市)
ホンダ製菓(埼玉県川越市)
菓道(茨城県常総市) - 餅太郎。
風見米菓(茨城県猿島郡境町)
銚子電気鉄道(千葉県銚子市) - 銚電のぬれ煎餅。